北海道ガーデン街道200キロの旅 「十勝千年の森」

北海道ガーデン街道200キロの旅 「十勝千年の森」

更新日:2013/06/21 17:52

鮎川 キオラのプロフィール写真 鮎川 キオラ 子どもの好奇心を育てる旅育ライター、ホテル朝食研究家
旭川から富良野、十勝までの南北約200キロの街道を「北海道ガーデン街道」と呼んでガーデン巡りをする旅のスタイルが注目されています。北国らしい野生的かつ可憐な花々が咲き誇るガーデンや風景を生かした雄大なガーデンなど、個性的なガーデン巡りが楽しめます。その中でも見て食べて体験して、お子さんやパパも楽しめる「十勝千年の森」を紹介します。

北の大地にふさわしいスケールの庭

北の大地にふさわしいスケールの庭

写真:鮎川 キオラ

地図を見る

「十勝千年の森」は、雄大な日高山脈を望む風景が楽しめるガーデンです。その敷地面積は、東京ドーム約85個分になるそうです。4つのコンセプトガーデンが楽しめます。

こちらは「アースガーデン/大地の庭」。大小さまざまな丘が大きく波打ちます。散策している人の姿が消えたり、また現れたり。この丘は日高山脈とシンクロするように設計し、人工的に創り上げたというから驚きです。

広大な敷地を持つここならではの楽しみ方として、雄大な景色の中をセグウェイに乗って散策してみてはいかがでしょうか。セグウェイは、身体の重心を前へ倒すと前へ進み、重心を起こすと速度調整ができる不思議な乗り物です。乗り方になれたら、ガイドさんの案内で森の中へ出発。

【セグウェイ体験】
8,400円(込)/所用時間2時間
※草原コースと森コースがあります。要予約

動物とのふれあい

動物とのふれあい

写真:鮎川 キオラ

地図を見る

大地の恵みをコンセプトにした「ファームガーデン/農の庭」では、野菜やハーブだけでなく、山羊や羊が飼育されています。エサやりやほ乳体験をさせてくれます。人懐こい羊に子供も大人も笑顔になれます。

「十勝千年の森」では、この山羊の生乳からチーズを作る取り組みをしていて、国内外のチーズコンテストで金賞を受賞するほどの実力。チーズ工房「ノチユ」では、山羊チーズの試食ができます。ちょっぴりクセのある匂いの濃厚なチーズが楽しめますよ。気に入ったらお土産を購入することもできます。

自然豊かな森

自然豊かな森

写真:鮎川 キオラ

地図を見る

ふと足元を見ると可愛らしいキノコが顔を出していました。こんなところに自然の生命力を感じます。

ガーデンカフェで一休み

ガーデンカフェで一休み

写真:鮎川 キオラ

地図を見る

広大な敷地を歩いて疲れたら、ガーデンカフェ「ラウラウ」がおすすめです。目の前のキッチンガーデンで採れる野菜やハーブ、果実を使った軽食やスイーツをいただくことができます。

十勝の自然に調和する野の花が植えられた「メドウガーデン/野の花の庭」を眺めながらのんびりくつろぐことができます。

これからの秋の季節は、風になびく黄金色のグラスや白い花を咲かせる秋明菊が楽しめるようです。光を浴びて風にそよぐ野の草花が美しい季節です。

ひっそり咲く可憐な花

ひっそり咲く可憐な花

写真:鮎川 キオラ

地図を見る

400haの敷地には、沢が流れ、茂みの中に可憐な草花がひっそり隠れています。色々な花を植えて創り上げるガーデンではなく、本来の自然の美しさを伝えるガーデンです。足元に隠れている可愛らしい花をぜひ見つけてください。

訪れた人を清々しい気持ちにさせてくれるのは、美しいガーデンだけでなくもうひとつヒミツがあるそうです。

それはこの森の下に眠る「麦飯石(バクハンセキ)」と呼ばれる花崗岩の一種が関係しているそうです。中国の古い薬学書では薬石とされ、空気や水を浄化してくれる作用があると伝えられているそうです。

これからの季節は、冬支度に忙しく飛び回るエゾリスの姿も見ることができるそうです。秋は日が少し傾きかけた陰影が美しいそうなので、午後からお出かけするのがいいかもしれません。

【十勝千年の森】
2012年営業期間
4月21日から11月4日10:00-17:00
※10月8日まで北海道ガーデンショウ開催中

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/07/13−2012/07/17 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -