角島だけじゃない!山口のフォトジェニックな絶景まとめ

角島だけじゃない!山口のフォトジェニックな絶景まとめ

更新日:2019/07/29 12:25

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
山口県の絶景というと角島が近年どんどん人気急上昇中ですが、その他にも鳥居と海のコントラストが素敵な元乃隅神社や驚きの透明度を誇る別府弁天池など、フォトジェニックでSNSに思わず投稿したくなるような景色が多くある県でもあります。ぜひ山口の絶景を写真に収めてシェアしてみてください。

山口のテッパン絶景といえば「角島」

山口のテッパン絶景といえば「角島」

写真:岡本 大樹

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まず最初にご紹介する山口の絶景は角島(つのしま)です。角島は山口県の北西部に位置している小さな島ですが、近年テレビCMやドラマのロケ地に選ばれるようになり、雑誌や書籍でも頻繁に取り上げられ、注目度がどんどん上がってきている絶景島です。

とにかく海の色が南国を思わせる美しいコバルトブルーで、見る者を一瞬で魅了してしまいます。

山口のテッパン絶景といえば「角島」

写真:岡本 大樹

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島の入口には楽園へつながっているかのような角島大橋。全長が1780mもあり、ドライブが好きな方であれば一度は走ってみたい道の一つでしょう。

角島というと特に有名なのはこちらの橋の景色ですが、島の中には美しいビーチもありシーズンには海水浴客でにぎわう場所となっています。その他にも角島で楽しみたいグルメももちろん用意されています。

ご当地高級ブランドイカである特牛(こっとい)イカや、近海で獲れるウニを始めとした新鮮な海の幸はもちろんのこと、島内の「フレッシュしおかぜの里」ではわかめソフトクリームなんていう変わり種ご当地グルメもあるので、ぜひチェックしてみてください。

山口のテッパン絶景といえば「角島」

写真:岡本 大樹

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角島の観光に適しているのは美しい海を堪能できる明るい時間帯であることは間違いありませんが、時間に余裕があるようでしたら夕暮れを待ってから帰路につくことをオススメします。

というのも、暗くなると角島大橋に街灯が灯り昼とは一味違った魅力の角島大橋を見ることができるため。街灯の優しいオレンジ色が並び、海面に映っている景観はとても情緒深いものですよ。

<角島大橋の基本情報>
住所:山口県下関市
アクセス:下関ICから車で約70分

海に映える赤い鳥居「元乃隅神社」

海に映える赤い鳥居「元乃隅神社」

写真:岡本 大樹

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次にご紹介する山口の絶景は長門市にある元乃隅(もとのすみ)神社です。日本海に面した断崖のそばに建てられたこちらの神社では、赤い鳥居と青い海のコントラストが美しい絶景を味わうことができます。

アメリカのCNNが選んだ「日本の最も美しい場所31選」に選出されたことからも、世界的にもその景色の評価が高いことがわかりますね。

海に映える赤い鳥居「元乃隅神社」

写真:岡本 大樹

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神社前には荒々しい日本海の浸食を受けた断崖を見ることができます。自然の造形美ともいえるこの海蝕地形は「龍宮」と呼ばれ、そこに立って海を眺めるだけでも充分魅力的ですが、さらに運が良ければ「龍宮の潮吹き」を見ることができます。

この龍宮には自然にできた穴があり、北からの強い風が吹くとその穴に勢いよく海水が入りこみ、穴の中を駆け上って勢いそのまま上空に噴きあがるのです。その様はまるで龍が天に昇るかのような神秘的な光景なので、風の強い日に訪れた方はお見逃しなく。

ただ大自然を手軽に満喫できるスポットではありますが、足場はあまりよくないため歩きやすい靴で訪問し足元にはご注意くださいね。

海に映える赤い鳥居「元乃隅神社」

写真:岡本 大樹

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龍宮を楽しんだ後は鳥居をくぐって参道へ。数えきれないほどの鳥居をくぐり抜けお社へとたどり着きますが、元乃隅神社の最も美しいシャッターポイントはこちらとなっているので、高台から一度海側を振り返ってみましょう。

青い海へと続く赤い鳥居の生み出す景色はまさに絶景。鳥居が立ち並ぶ景色は京都の伏見稲荷神社が有名ですが、元乃隅神社のように海と一緒に眺めることができる場所は他にはほとんどありません。

<元乃隅神社の基本情報>
住所:山口県長門市油谷津黄498
電話番号:0837-26-0708(長門市観光案内所「YUKUTE」)
アクセス:美祢ICから車で約60分

底まで丸見えの透明度「別府弁天池」

底まで丸見えの透明度「別府弁天池」

写真:岡本 大樹

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3つ目の絶景は別府弁天池(べっぷべんてんいけ)です。山口県の中央部、美祢市に位置しています。驚きなのは池の透明度の高さ。

酒処として有名な山口県ですが、きれいでおいしい水が豊富な土地でもあります。この別府弁天池の透き通る水を見れば納得でしょう。毎分11tもの水が湧き出ており、日本の名水百選にも選ばれています。

またこの池からは水汲み場につながっているので、持参したペットボトルなどに汲んで帰ることも可能。ぜひおいしい水を持って帰りましょう。

底まで丸見えの透明度「別府弁天池」

写真:岡本 大樹

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別府弁天池は別府厳島神社の境内にあります。毎年秋には水の恵みに感謝する念仏踊りが奉納されているうえに、晩秋になれば境内一面にイチョウが敷き詰められ、さらに美しく見ごたえのある景観となりますので別府弁天池と一緒にこちらもぜひ参拝しましょう。

底まで丸見えの透明度「別府弁天池」

写真:岡本 大樹

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<別府弁天池の基本情報>
住所:山口県美祢市秋芳町別府水上
アクセス:中国自動車道美祢ICから車で約20分

長年の自然が生み出した絶景「秋吉台」

長年の自然が生み出した絶景「秋吉台」

写真:岡本 大樹

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最後にご紹介するのは、秋吉台の絶景。こちらも美祢市に位置している山口の観光名所として有名な場所です。秋吉台は石灰岩柱が並ぶ広大なカルスト台地で、一見日本ではないかのように錯覚するような景色が目の前に広がります。

長年の自然が生み出した絶景「秋吉台」

写真:岡本 大樹

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この地は3億5000万年前にはサンゴ礁の海であったと考えられています。その証拠に秋吉台ではサンゴや貝類の化石が石灰岩から見つかっている上に、海に生えるシベラなどの植物が多く見られるのです。

<秋吉台の基本情報>
住所:山口県美祢市秋芳町秋吉
電話番号:0837-62-0115((一社)美祢市観光協会)

秋吉台の下には「秋芳洞」が

秋吉台の下には「秋芳洞」が

写真:岡本 大樹

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その秋吉台の地下100m程の場所には秋吉台と同じく特別天然記念物に指定されている秋芳洞(あきよしどう)が広がっています。日本三大鍾乳洞の一つに数えられている秋芳洞は入口からすでに岩の亀裂のような場所に入っていくワクワクを感じられるスポット。

秋芳洞の総延長は約8500mもあり、観光用には入口から1kmほどが公開されている日本最大級の鍾乳洞です。

秋吉台の下には「秋芳洞」が

写真:岡本 大樹

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鍾乳洞というと狭いところを歩いていくイメージがあるかと思いますが、秋芳洞は中の空間もとても広く、歩きやすく整備されているので気軽に訪問することができます。もし物足りないという方にはよりアクティブな冒険コースなども用意されているので、どなたでも満足できると思いますよ。(コースの詳細は下記関連MEMOに公式HPのリンクがありますので、そちらでご確認ください。)

秋吉台の下には「秋芳洞」が

写真:岡本 大樹

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公開されている1km程のスペースには多くの見どころが並んでいます。天井から床まで15mもある大迫力の黄金柱(こがねばしら)や、まるで今にも動き出しそうな巌窟王と呼ばれる石筍など、バリエーションに富んだ内容を楽しめる鍾乳洞となっています。

その中でも特にオススメしたい見どころがこの写真の百枚皿です。中腹から流れ出る水が波紋の形に固まったもので、その名の通り無数のお皿が並んでいるよう。

カルスト台地や鍾乳洞といった、人間には考えようもない長い長い自然の歴史の中で生まれた絶景たち。見た目に美しいのはもちろんのこと、秋芳洞や秋吉台はそんな悠久の歴史を思い起こさせるのにも最適なスポットなのです。

<秋芳洞の基本情報>
住所:山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2
電話番号:0837-62-0115((一社)美祢市観光協会)
アクセス:秋吉台ICから車で約5分

山口の絶景撮影旅へ出かけよう

山口県というと、萩などの歴史的なスポットが多い一面もありますが、今回ご紹介したように自然の生み出す絶景が多く見られる場所でもあるのです。しかも、フォトジェニックな色彩や組み合わせを見ることができるので、ぜひ現地でいい写真が撮れたらSNSにアップしてシェアしてみましょう。カメラやスマホを片手に山口への絶景旅に出かけてみてくださいね。

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/22−2016/11/25 訪問

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