福岡市内の本物の温泉ならココ!博多温泉「元祖元湯」は路地裏の秘湯

福岡市内の本物の温泉ならココ!博多温泉「元祖元湯」は路地裏の秘湯

更新日:2017/03/03 11:16

権丈 俊宏のプロフィール写真 権丈 俊宏 一級建築士
博多温泉(福岡県福岡市)は、昭和40年代に開発された比較的新しい温泉地。「元祖元湯」は博多温泉発祥の地で、加水も加温もしない源泉そのままの温泉がかけ流されている本物の温泉です。
市内中心部の天神や博多駅からも至近距離で、博多への観光や出張の合間利用にも最適。今回は“路地裏の秘湯”とも言える博多温泉「元祖元湯」をご紹介します。

福岡市内の本物の温泉は住宅街の路地裏にあった!

福岡市内の本物の温泉は住宅街の路地裏にあった!

写真:権丈 俊宏

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博多温泉「元祖元湯」は一軒家やアパートが立ち並ぶ住宅街にひっそりと佇んでいます。市中心部に近く狭い路地ですが、駐車場が数台分ありアクセスが便利。最寄りの駅は西鉄井尻駅で、徒歩15分程で到着します。

福岡市内の本物の温泉は住宅街の路地裏にあった!

写真:権丈 俊宏

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上の写真は元祖元湯の外観。看板が無ければ素通りしてしまいそうな、ほとんど民家にしか見えない建物です。しかし決して侮ってはいけません! この建物の中に源泉100%かけ流しの本物の温泉があるのです!

浴室は親近感あるアットホームさが印象的。“熱の湯”と呼ばれる温まりの温泉。

浴室は親近感あるアットホームさが印象的。“熱の湯”と呼ばれる温まりの温泉。

写真:権丈 俊宏

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男女別の浴室は、脱衣所とこじんまりとした湯船が一つずつあるだけのシンプルなもの。写真は女性浴室の脱衣所です。田舎のおばあちゃんの家のお風呂を借りた様な、どこか親近さを感じさせるアットホームさが印象に残ります。

浴室は親近感あるアットホームさが印象的。“熱の湯”と呼ばれる温まりの温泉。

写真:権丈 俊宏

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写真は女性浴室の湯船です。泉質は塩化土類食塩泉。硫黄成分によるゆで卵の様な味と、カルシウムによる苦みを感じるお湯は飲泉(温泉を飲むこと)も可能。他の温泉地に例えるなら熱海温泉にも似た“熱の湯”とも呼ばれる温まりの温泉です。熱めの温泉ですので入浴した途端は肌にピリッと刺激を感じますがすぐに慣れ、次第にジンジンと体が火照ったように温まります。

二本の自家源泉を持ち、一切加水無しのかけ流し! こだわりと愛情が伝わる温泉。

二本の自家源泉を持ち、一切加水無しのかけ流し! こだわりと愛情が伝わる温泉。

写真:権丈 俊宏

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写真は男性浴室。不揃いの玉石や青い波板をはじめ、手造り感満載のアットホームさに心和みます。二本の自家源泉を持ち、一本は地下70mから動力で汲み上げられています。もう一本の源泉もポンプアップしていますが、地下数mまでは自噴しています。

元祖元湯では源泉温度が約49度ありますが一切加水しないので、そのままかけ流すと熱すぎて入浴出来ません。ですので普段は敢えて源泉を湯船に流さず、定期的に源泉を投入しています。この様に元祖元湯では独自の工夫で温泉を管理しており、温泉に対するこだわりと愛情を感じさせます。

爆発的なかけ流しに驚愕!

爆発的なかけ流しに驚愕!

写真:権丈 俊宏

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写真は湯船に温泉が投入されている様子です。エアコンプレッサーで空気を混ぜているので、ボコボコと勢い良く温泉が噴出している様に驚かされます。かなり熱いですが、この湯口に体の痛い部分を当てると痛みが和らぐと言われていて、腰や肩を湯口に当てている常連さんもよく見られます。

2階は休憩所。入浴〜休憩〜入浴が理想的な入浴方法。

2階は休憩所。入浴〜休憩〜入浴が理想的な入浴方法。

写真:権丈 俊宏

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写真は2階にある休憩所で、入浴客なら誰でも自由に利用出来ます。温泉入浴は意外にカロリーを消耗するので、入浴後の休憩はとても大事です。特に元祖元湯の温泉は熱めの濃厚な食塩泉ですので入浴時間は短めにし、休憩所で畳にゴロンと横になって体を休めると良いでしょう。

2階は休憩所。入浴〜休憩〜入浴が理想的な入浴方法。

写真:権丈 俊宏

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体の火照りが治まったら、もう一度軽く入浴すると更に良いです。そうすることにより更に体の芯まで温まり、温もり感がより一層持続しますので、時間に余裕がある方は休憩を挟んで利用されることをおすすめします。

勇気を出して常連さんに話しかけてみよう! 昼過ぎが込み合わないおすすめの時間帯。

この様に博多温泉「元祖元湯」は泉質が良いことは勿論ですが、ここでは地元の人との語らいも楽しい温泉です。親切な常連さんが多い温泉ですので、勇気を出して常連さんに声をかけてみましょう!温かい人情に触れて心和み、きっと良き思い出が残るに違いありません。

しかし湯船も洗い場も各々三〜四人程度でいっぱいになる小さな浴室ですので、他人への譲り合いの気持ちを持って利用して下さい。元祖元湯は夕方17時前後がとても込み合います。開店直後の13時から15時位は比較的空いていることが多く、ゆっくりと温泉に入りたい方には昼過ぎの時間帯がおすすめです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/30−2017/01/15 訪問

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