桜の季節が最高!徳川家ゆかりの「川越喜多院」は見どころ満載

桜の季節が最高!徳川家ゆかりの「川越喜多院」は見どころ満載

更新日:2017/03/05 18:03

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
城下町として古くから栄えた埼玉県の川越は、文化財や史跡が残され、蔵造りの町並みが美しいことから「小江戸川越」として近年人気が高まっています。川越だからこその神社仏閣もいくつもあって楽しめるんですよ。その中からも三代将軍「家光誕生の間」や「五百羅漢」などと見どころが満載の徳川家ゆかりの寺といわれる「川越喜多院」をご紹介しましょう。特に桜の咲く時季がお勧めのスポットです。

天台宗の名刹「川越喜多院」

天台宗の名刹「川越喜多院」

写真:結月 ここあ

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東京から電車に乗れば約1時間ほどの川越は、日本人はもとより、外国人にも人気の町となっています。
情緒豊かな歴史と伝統の町・川越で、その中心的な寺院である「川越喜多院」は、慈覚大師が830年に創建した天台宗の名刹。江戸時代初期に徳川家康公の側近であった名僧天海大僧正が住職をつとめた寺でした。
そのようなことから、 江戸城から移築された三代将軍徳川家光・春日局のゆかりの建物など多くの文化財を所蔵していることでも知られています。

こちらが慈恵堂で現在は喜多院の本堂とされ、堂内には慈恵大師と不動明王が祀られています。

天台宗の名刹「川越喜多院」

写真:結月 ここあ

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本堂は大師堂と親しまれ潮音殿とも呼ばれています。

桜はここから眺めよう!

桜はここから眺めよう!

写真:結月 ここあ

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本堂の脇には、高さ13メートルの多宝塔。
本堂の欄干からの眺めは、華やかな桜と朱塗りの美しい塔が見ることができる絶景スポット!例年3月のお彼岸辺りから枝垂れ桜・染井吉野の見頃を楽しむことができます。

江戸城を移築

江戸城を移築

写真:結月 ここあ

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1638年川越大火で焼失した喜多院ですが、三代将軍の徳川家光が、江戸城紅葉山(皇居)の別殿を移築し復興しました。
家光誕生の間といわれる「客殿」や、家光の乳母であった春日局が使っていたことから春日局化粧の間「書院」も見学することができますが、内部の撮影は残念ながら許されておりません。

五百羅漢にまつわる伝説とは…

五百羅漢にまつわる伝説とは…

写真:結月 ここあ

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境内には1782年から1825年の50年をかけて建立された五百羅漢が鎮座しています。中央高座には釈迦如来、左右には阿弥陀如来地蔵菩薩両菩薩。
十大弟子・十六羅漢や脇侍の文殊普腎の両菩薩など、あわせて約540体の石仏がずらりと並びます。

五百羅漢にまつわる伝説とは…

写真:結月 ここあ

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石仏は笑ったり怒ったり、さまざまの姿や顔の表情などは、見ているだけでもほっこりします。まるでささやきあうような、ささやき羅漢などもありますよ。たくさんの石仏の中には自分の顔に似ているものもあるかも!?探してみましょう。
また昔から川越では、石仏の頭を夜中にそっと撫でてみると、ひとつだけ温かいものがあるとか…それがその人の親の顔に似ているという伝説もあるそうですよ。

ひと足伸ばせば仙波東照宮

ひと足伸ばせば仙波東照宮

写真:結月 ここあ

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時間があれば、喜多院の境内にある日本三大東照宮のひとつ「仙波東照宮」も立ち寄ってみましょう。喜多院第27世住職であった天海が徳川家康を祀った神社です。駿府で没した徳川家康の遺骸を日光山へ運ぶ途中、この地で法要が行われたことから建設されました。
普段は日曜・祝日に正門だけが開放されますが、内部は特別拝観時のみ見学ができるそうです。

ひと足伸ばせば仙波東照宮

写真:結月 ここあ

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仙波東照宮には、高さのある大木の桜が美しく咲き誇りますので、ぜひご覧いただきたいです。

見どころ満載の喜多院と小江戸川越

いかがでしたか、都内からも1時間ほどの川越は、神社仏閣や城、蔵造りの町並みなどの景色や、名物のさつまいものスイーツやランチなど人気のグルメもたくさんあって、1日では周りきれないほど。足つぼや輪投げ・銭洗いなど楽しい体験できる川越熊野神社や、蔵で食べるさつまいも尽くしのランチ、人気の菓子屋横丁などの記事は、下記関連MEMOのリンクよりご覧ください。一年中お勧めの川越ですが、桜の季節は一押しです!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/04 訪問

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