写真:橘 凛
地図を見るモルジュのチューリップ・フェスティバルは、モルジュ城そばにある公園「Parc de l’Independance」で行われる、モルジュの一大恒例イベントです。公園は、眼前にレマン湖とフレンチアルプスを臨み、青々とした湖面や山並みに、様々なチューリップの色合いが映える美しいところです。
「Parc de l’Independance」には、1898年のジュネーブ湖地域の独立記念日を記念としたモニュメントが多くあります。この広い公園の中に植えられたチューリップは12万本以上、その種類は300種類超え!これだけの大ボリュームだというのに、チューリップ祭の入場料は無料です。
写真:橘 凛
地図を見るこのチューリップ・フェスティバルは、1971年からこの地に根付いています。このあたりは、寒冷な気候のスイスのなかでも、比較的暖かい地域なのです。
公式にお祭りになっているため、この4〜5月にかけてのモルジュ城でのチューリップが最も有名となっていますが、6〜7月は郊外のヴュイユラン城でアイリスやエメロカル、8〜10月は湖畔にダリアが咲き乱れるということで、それが「レマン湖の花」という町の愛称の由来というわけです。
写真:橘 凛
地図を見るチューリップの見ごろは、例年4月中旬から。このあたりから、鑑賞を楽しみにやって来るお客さんも増えてきます。敷地内には軽食や飲み物のお店もあり、週末には、子供向けのイベントなども開催されるので、ファミリーにもおすすめです。
写真:橘 凛
地図を見るチューリップフェスティバル会場からすぐのモルジュ城にも行ってみましょう。このあたりの地域は、過去にイタリアの貴族サヴォイア家の領地だったため、彼らが築いたこのモルジュ城や街並が現代にも残っています。
モルジュ城は、この地方独特の4つの塔がある、可愛らしい見た目ですが、内部は軍事関連の博物館です。また、期間美術展などもやっています。開館時間は不規則で、冬期は休業となっているので、訪れる際は関連メモの公式サイトを事前にご覧ください。
写真:橘 凛
地図を見るモルジュ城までは、モルジュ駅から徒歩10分。お城の前は、レマン湖のヨットハーバーとなっていて良い眺めです。空気が美しく自然豊かなレマン湖湖畔は、ウォーキングにとてもおすすめです。
写真:橘 凛
地図を見るオードリー・ヘプバーンが晩年暮らした村トロシュナ(Tolochenaz)までは2キロ足らず。モルジュ駅からはバス702番で約5分です。ローカル電車では、Prelionne駅が最寄りになります。歩いても25分程度なので、お天気が良く、暖かい日は歩いて行っても良いかも知れません。
トロシュナには、オードリー・へプバーンの住んでいた家、そしてお墓があります。写真は墓地のゲートです。このあたりは住宅地であり、また一般の方のお墓もある小さな墓地ですので、静かに訪れるようにしてください。
写真:橘 凛
地図を見るオードリー・ヘップバーンのお墓は、墓地を入って比較的すぐ、右手にあります。
あまりにシンプルで素朴なそのお墓に、驚かれるかも知れません。しかしその姿は、超有名ハリウッドスターであっても、華美なものより自然や静かな生活を愛したオードリー・ヘップバーンの人柄を表しているかのようです。お墓はいつも、世界中の誰かしらが訪れ、供えて行ったのであろう美しい花々で囲まれています。
写真:橘 凛
地図を見る墓地は、トロシュナの丘にあり、ここからはどこまでものどかな風景が広がっています。
華やかな女優生活の影での二度の結婚と離婚、最後のパートナーとの穏やかな人生をここで過ごし、永遠の眠りについたオードリー・ヘップバーン。生前は、モルジュの朝市にもよくショッピングに来ていたそうです。
さわやかな風が吹き抜ける丘の上で、きっと感慨深い気持ちになることでしょう。
「レマン湖の花」モルジュ、いかがでしょうか?いつ訪れても美しい町ですが、やはり春、花の季節に行くのがおすすめです。
最後に、モルジュまでのアクセスについてご紹介します。
近隣で最も大きな街であり、ヨーロッパ各大都市からの直行便が就航しているローザンヌ。そのローザンヌ(Lausanne)駅から、列車で約15分でモルジュ(Morges)駅に到着します。モルジュは小さな町ですので、上記の観光スポットには、比較的容易にたどり着けるはずです。お時間があれば、中世の街並みが残るモルジュの旧市街にも、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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(2024/4/20更新)
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