お福もちぜんざいを食べに京都・吉田山に行こう!

お福もちぜんざいを食べに京都・吉田山に行こう!

更新日:2017/02/27 18:04

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者
京都の吉田山と言えば、かの京都大学があることで有名な場所。その中腹に元東伏見宮家別邸の吉田山荘があります。現在は料理旅館となっており、とても落ち着いた風情。その敷地に併設されているのが「カフェ真古館」。そしてどうしても食べてほしいのが、真古館の名物「お福もちぜんざい」。お福もちと呼ばれるお餅が、何とも言えず味わい深いのです。その秘密とは…。さあ、京都にお福もちぜんざいを食べに行こう!

春は桜、夏は送り火、秋は紅葉の絶景ポイント

春は桜、夏は送り火、秋は紅葉の絶景ポイント

写真:SHIZUKO

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京都最大の繁華街・四条河原町からバスに乗って25分。銀閣寺道のバス停から歩いて10分の位置に吉田山荘はあります。比叡山から続く東山三十六峰。京都の東側に連なる緩やかな三十六の山々。標高102メートルの吉田山は、その真ん中あたり。その中腹に佇むのが吉田山荘です。ゆえに緑豊かで、春は桜、秋は紅葉が楽しめる絶景ポイント。哲学の道の桜並木は一度は歩いてほしい道。夏は五山の送り火の中でもシンボル的な大文字がどーんと目の前に。秋は一番近い真如堂の見事な紅葉に圧倒されることでしょう。

吉田山荘の見どころ

吉田山荘の見どころ

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吉田山荘は、1932年(昭和7年)、昭和天皇の義理弟・東伏見宮家の別邸としてこの地に建てられました。この辺りはもともと天皇家とのゆかりが深く、近くには後一条天皇陵、陽成天皇陵、冷泉天皇陵などがあります。吉田山と呼ばれる前は、全国の神々が集まる岡=神楽岡(かぐらおか)と呼ばれていた神々しいところ。

吉田山荘の見どころ

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最後の宮大工棟梁と呼ばれる西岡常一氏により建てられた表唐門は、質素にさえ感じられる清冽な重厚感。最後の宮大工棟梁と呼ばれる西岡常一氏により建てられた表唐門は、質素にさえ感じられる清冽な重厚感。

吉田山荘の見どころ

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緩やかに坂を登ると総檜造りの本館が見えてきます。本館の屋根瓦には裏菊紋があしらわれています。これぞ天皇家ゆかりの象徴。和と洋の調和のとれた本館は、コンパクトながら品の良さがギュッと凝縮されています。玄関横に見える丸いステンドグラスは、古墳時代の銅鏡からデザインされていて、一見の価値ありです。

カフェ真古館に入ってみると

カフェ真古館に入ってみると

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本館前を通り過ぎると、いよいよ目的のカフェ真古館です。

カフェ真古館に入ってみると

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擦りガラスに真古館と書かれたドアを開け、中に入ると、品のいい小ぶりなカウンターがあり、店員さんが気持ちよく挨拶をしてくれる。

カフェ真古館に入ってみると

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やや狭い階段を登って2階へ。屋根裏風の2階は、木の床がとても美しい。木枠に囲まれた大きな窓からは、真如堂の三重塔が見えます。

足を踏み入れてまず感じるのは、行き届いたお手入れ。磨き上げられ、光る木製の家具や柱。それだけでも充分気持ちがよく、空気がきれい。80年を超える歴史を、愛情たっぷりに人の手によって支えられてきたのだと実感できます。

これがお福もちぜんざい!

これがお福もちぜんざい!

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さあ、いよいよお福もちぜんざいとご対面です。わざわざこれを食べるために、ちょっと不便な吉田山までやってきた価値はあるのでしょうか。

答えはYES!

これがお福もちぜんざい!

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ぜんざいに入っているお福もちが絶品なんです。有機栽培の十六穀米と、もち玄米、あずきがたっぷり使われている贅沢なお餅。玄米ならではのプチプチ感と香ばしさに、小豆の甘味が加わって、奥行きのある味わい。 栄養価も非常に高く、たんぱく質・ビタミン・ミネラル・鉄分・食物繊維などが豊富に含まれています。

これがお福もちぜんざい!

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お土産用に販売されているお福もち。

焼いてみると、その真価が発揮されます。お福もちぜんざいの上品なおいしさのカギは、このお福もちにこそあるんです。お店でぜんざいを食べたら、きっとお土産にお福もちを買って帰りたくなりますよ。ぜひ、お楽しみください。

わざわざ食べに行く価値あり!

四季を通して、それぞれの楽しみ方が出来る京都。でも、ぜんざいを食べるなら少し寒い方がいいですね。節分祭りに合わせていくもよし、北野天満宮の梅火花祭に合わせていくもよし。
いつ行ってもいい場所です。
ぜひ、お福ぜんざいを食べて、体の中から幸せになってくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/04 訪問

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