新宿御苑はJR新宿駅から徒歩10分程度、4月は園内全体がソメイヨシノで覆われることで有名ですが、各所に茶室が散りばめられた日本庭園、広場を中心にケヤキやユリノキが楽しめるイギリス風景式庭園、バラ花壇とプラタナス並木が有名なフランス式整形庭園が同時に楽しめる観光スポットです。
そんな多国籍な新宿御苑ですが、ここに河津桜を楽しめるスポットがあります。行き方は新宿門からだと日本庭園を抜けて、イギリス風景式庭園、レストハウスの近くにひっそりと咲き誇っています。
広範囲にわたって見られるわけではないですが、他の樹木がまだまだ冬モードの途中で、河津桜の鮮やかさは目を見張るものがあります。
続いて紹介する東京河津桜スポットは、目黒区と品川区にまたがる林試の森公園。戦前戦後は多くの研究所が置かれ、目黒試験苗圃(びょうほ)、林業試験場、その跡地を東京都に払い下げられ現在に至ります。
最寄り駅である東急目黒線、武蔵小山駅を出発して閑静な住宅街を抜けていくと、林試の森公園が見えてきます。河津桜は公園を南門から入り、直進すると出会いの広場に突き当たります。そこを右折して直進し、橋を渡った辺りに河津桜があり、広場を囲むように河津桜が2、3本植えられています。強い風や降雨によって時期の前に散ることがよくある河津桜ですが、森に囲まれていて比較的長い期間見ることができるでしょう。
東京のシンボルといえば東京タワーですが、実は併設する芝公園にも河津桜が植えられています。場所は芝公園の東エリア、日比谷通り沿いにあるサービスセンターの前。芝公園の河津桜は二本で、その一本は植えられて間もなく殆ど苗木と可愛らしい河津桜スポットです。
ここの河津桜の幹の周りには菜の花が植えられており、今後さらに成長していくと、満開の河津桜と菜の花、東京タワーがコラボするスポットとして東京新名所になる可能性も大。増上寺などの観光スポットも併せて行きたいところです。
4ヶ所目は、東京都内で観ることができる河津桜スポットとして最大規模である、旧中川沿いに植えられている河津桜。その最大の醍醐味は河津桜並木。ソメイヨシノより濃いピンク色をした河津桜が頭上を覆うように咲き乱れ、河川沿いの涼風と相まって清々しいスポットとなっています。
最寄り駅は総武本線の平井駅で、亀戸中央公園の対岸、小松川ポンプ所を目指して歩けば辿り着くことができます。旧中川は隅田川本流を分け、過去には東京大空襲による業火の熱から逃げるため、旧中川に飛び込み3000人余りの命が失われた場所。8月15日には旧中川灯篭流しが行われる場所でもあります。
旧中川の河津桜をオススメする理由はなんといっても、東京の新ランドマークタワーであるスカイツリーとあわせて楽しめる所にあります。スカイツリーと河津桜が織りなす景観は観ていて飽きがこない東京の風景。今後は東京新名所の一つに数えて差し支えないでしょう。
掲載写真は、かの有名な日本一人通りが激しい渋谷スクランブルの写真です。東京の中で一番東京らしい観光スポットは渋谷において他ならないですが、こんな大きな街にも実は河津桜があるんです。そこが明治神宮の眼前に広がる代々木公園。
行き方としてはJR渋谷駅を下車してから、最初は北方を目指します。バスケットボールストリートで購買意欲を我慢しながら、さらに北へ。NHK渋谷放送局の東側を超えた辺りからが代々木公園となります。ちなみに渋谷河津桜だけ観たいよって方は、JR山手線・原宿駅から行けばすぐに代々木公園に到着できます。
実は代々木公園は予想以上にかなり広いです。その中に河津桜が僅かに群生しているので、頑張って見つけてみましょう。目安としては中央に大きな広場や池があって、そこから東側に向かって行くと公衆トイレがあり、その近くにあります。咲いていると遠くからでも鮮やかなピンク色が森林に浮かんできますので見つけやすいでしょう。
こちらの河津桜もまだまだ若木のため毎年綺麗に咲いてくれます。渋谷のスクランブルから代々木公園まで、秘境の旅気分で見つけに行くとさらに面白いかも。
東京都内には実はまだまだ河津桜スポットが存在しています。
・井の頭恩賜公園(ジブリ美術館の裏手)
・お台場海浜公園(アクアシティ前)
・木場公園(大横川沿い)
・椿山荘
・上野恩賜公園(五条天神社)
と小規模ながら都内各地に根付いている状況です。
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(2024/4/24更新)
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