蜃気楼ソフト&深層水ラーメン!魚津「海の駅 蜃気楼」は楽しさ満載

蜃気楼ソフト&深層水ラーメン!魚津「海の駅 蜃気楼」は楽しさ満載

更新日:2017/03/02 18:46

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 金沢出身の歴史探索家、B級グルメマニア、北陸の旅先案内人
「蜃気楼」という現象はご存知ですか?日本にはこの「蜃気楼」を観察することのできる場所がありますが、富山県魚津市はその一箇所。ある気象条件が揃うと観測できますよ。またこの「蜃気楼」が観測できる魚津市内「海の駅 蜃気楼」では蜃気楼ソフト&深層水ラーメンが人気!名産品の販売、レストラン、朝市や浜焼きの他、イベントも開催されています。ここでしか食べられないご当地グルメや風景を楽しみましょう!

富山県魚津市の街

富山県魚津市の街

写真:Mayumi T

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「海の駅 蜃気楼」のある富山県魚津市というのは、海抜0mから標高2400m以上の山岳地帯までもが、奥行きが約25qというわずかな中におさまってしまっているという急峻な地形からなっています。これは海中まで続いていますが、水深約1000mまでもに達しています。それで街全体がこの標高差3400mの中に位置しているという、あまり他ではみられない特殊な地形に位置する街となっています。

富山県魚津市の街

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富山湾は、2014年10月に「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟しています。「海の駅 蜃気楼」すぐそばの魚津港北緑地公園内のテラスからも美しい富山湾を眺めることができます。天候が良ければ、真っ青な海と青い空が一望!大都市の海岸周辺とは違って、人の多さもなくゆったりと海を満喫できますよ。

魚津の名産品が満載!

魚津の名産品が満載!

写真:Mayumi T

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「海の駅 蜃気楼」へ入ると、魚津市の海から来たゆるキャラ「ミラたん」がお出迎え。「ミラたん」の「ミラ」とは、ミラージュ(蜃気楼)のこと。頭の部分が「蜃気楼」の街並みになっているという、人気のゆるキャラなんです。

また「かに籠漁」の発祥の地は魚津市ですが、昭和27年当時開発した故浜多虎松氏が初めてつくった竹製の「かに籠」を復元したものが展示されています(写真は現在の「かに籠」)。

魚津の名産品が満載!

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「天然のいけす」ともいわれている富山湾。前述のように、特に深く急峻な魚津港に水揚げされる新鮮な魚介類は種類も豊富。魚津の特産品やお土産もたくさん揃っています。その日の朝に近隣の魚津港に水揚げされた旬の魚が、鮮魚コーナーに並びます。

どれもおススメですが、「やりいか」はその一つ。胴長約40cmぐらいもあり、ボリュームたっぷり。とても甘みがあり、お酒のお供にも最高で、お値段もリーズナブル!他にも寒ハギ、寒ブリ、白エビ、ズワイガニ、ぼたんえびなどの魚介類が販売されています。

魚津の名産品が満載!

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「海の駅 蜃気楼」内には、地元の新鮮野菜などの販売も。また第2と第4日曜日は、朝市も開催されています。お値段もお手頃なので地元の人はもちろん、観光客にも大人気なのだそう。

ご当地グルメを味わおう

ご当地グルメを味わおう

写真:Mayumi T

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「海の駅 蜃気楼」内には食事のできる一角も。食べておきたいグルメが盛りだくさんですよ。お食事処「めん処はまちょう」内で味わえるのは、富山湾入善沖の海洋深層水をラーメンのスープに使った、ミネラルたっぷりのしょうゆラーメン。深層水が使われたスープならではの、さっぱりとした味わいが楽しめて人気のメニューです。

他に食事メニューとしては、魚津魚商協同組合直営店の「幻魚房(げんげんぼう)」で味わえる丼ものや定食メニューもおススメ。魚津の浜の漁師料理「バイ飯」定食や幻魚の天ぷらに「白えび丼」「おさしみ定食」「海鮮丼」もいただけます。

ご当地グルメを味わおう

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海洋深層水を使った「蜃気楼ソフトクリーム」はほんのり塩味と、すっきりとした甘さがお子さまから大人の方まで人気のソフトクリームです。ほんのりブルーで、海をイメージされたソフトクリームを味わいながら、青い海を眺めるのも良いですね。

他にも地元の魚津産「加積りんご」だけでつくられた「加積りんごソフトクリーム」も、ほんのり甘酸っぱい「加積りんご」をさっぱりといただけておススメですよ。

浜焼きも楽しい!

浜焼きも楽しい!

写真:Mayumi T

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週末の土・日限定で、浜焼きが開催されています。炭火で焼いて、食べる浜焼きの美味しさはもうたまりません!

浜焼きも楽しい!

提供元:海の駅 蜃気楼

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みんなでワイワイ焼きながら食べる浜焼きは格別ですよね!自分で焼く楽しさと、富山の豊富で美味しい魚介類をぜひ味わってみてください。

浜焼きも楽しい!

提供元:海の駅 蜃気楼

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「かに」の旨みが凝縮された「かに甲羅みそ」はおススメ!またとれたて新鮮な「甘えび」も焼いていきます。「甘えび」といえば、お刺身で食べるイメージですが、ここだからこそ味わえる逸品!贅沢にも「甘えび」は浜焼きにしちゃいましょう!

気象条件が合えば、ぜひ「蜃気楼」も!

気象条件が合えば、ぜひ「蜃気楼」も!

提供元:海の駅 蜃気楼

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「蜃気楼」というのは、簡単にいうと地上や海上にみえる風景が通常より延びたり、浮かんだようにみえたり、逆さまに見える現象をいいます。通常「光」というのはまっすぐに進むものですが、暖かい空気の層と冷たい空気の層の両方がある場合、「光」は冷たい層の方へ屈折します。

空気中の上の方に暖かい空気、下の方が冷たい空気の場合は「上位蜃気楼」が発生、上の方が冷たい空気、下の方が暖かい空気の場合は「下位蜃気楼」が発生することになります。それで実際の光景が延びたり、逆さまに見える蜃気楼を「上位蜃気楼」、下に虚像が観測できる場合は「下位蜃気楼」と呼ばれています。

気象条件が合えば、ぜひ「蜃気楼」も!

提供元:海の駅 蜃気楼

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魚津港周辺というのは「蜃気楼」の名所として知られています。春の頃、暖かくなると雪解けの水が大量に海に流れ込み、海面の温度が下がることによって空中の温度との差が生じる為、この周辺では観測しやすいともいわれています。近隣には「蜃気楼展望地点」というポイントもあり、こちらへのアクセスは北陸自動車道・魚津ICから約3kmほどの所に位置します。

蜃気楼が観測できるのは、時期としては3月下旬〜6月下旬の午前11時〜午後4時頃。また気温は18度以上、風は北北東の微風、天候は当日は晴れてはいるものの、翌日から曇ったり雨が降りそうだったり、崩れそうな日に発生する可能性が高いとされています。

観測できそうな条件は少し難しいようにも感じますが、元々北陸方面は雨の降りやすい土地柄…ということもありますので、ぜひ天気予報などをチェックして、貴重な「蜃気楼」の観測に訪れてみてはいかがでしょうか。

「海の駅 蜃気楼」で魚津をまるごと楽しもう

独特の地形に囲まれた魚津の街並みで味わう、「蜃気楼ソフトクリーム」や「深層水ラーメン」。富山の名産品の数々、浜焼き、蜃気楼、美しい富山湾の風景。ここでしか味わえないグルメや体験が満載の「海の駅 蜃気楼」をぜひ訪れてみてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/03/27−2016/08/21 訪問

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