写真：たぐち ひろみ
地図を見る浅草で落ち着けるカフェを考えた時、まず一番に思い浮かべるのが「CAFE MEURSAULT（カフェ・ムルソー）」です。南北に走る目抜き通り、江戸通りから一本入った裏道に佇む洋風の建物。浅草にありながら、なぜかここだけ国籍不明な風情が漂います。
写真：たぐち ひろみ
地図を見る2階へ上ると、そこがカフェの入口。室内に7テーブル、屋外テラスに3テーブル、さらに3階にも同等のスペースがあります。目の前は隅田川、何より景色がご馳走のリバービューカフェ。川風の心地よいテラス席からは、対岸の東京スカイツリーやアサヒビール本社を遮るものなしに眺められます。お店の雰囲気のせいか、だんだん目の前の川がセーヌ川のような気がしてくるから不思議です。
ここでのおすすめメニューは、1階の工房で作られているケーキの数々。常に16種類以上ある豊富なバリエーションの中で、人気は定番のショートケーキやチーズケーキ、そして季節限定ものです。
写真：たぐち ひろみ
地図を見る土日祝の11時～16時なら、ひブランチセット（写真）を頼みましょう。メイン、サラダ、フルーツのコンポート、スープ（またはオレンジジュース）、コーヒー（または紅茶）に、7種類から選べるケーキがついてくる贅沢さ！ そして夜には、ライトアップされた東京スカイツリーを眺めながらの優雅なカクテル＆ディナーを。昼と夜、2つの異なる「CAFE MEURSAULT」が楽しめます。
＜基本情報＞
住所：東京都台東区雷門2-1-5 中村ビル
電話番号：03-3843-8008
営業時間：11:00～21:00（LO 20:30）
定休日：なし
アクセス：銀座線4番出口より徒歩1分、都営浅草線A3出口より徒歩3分
写真：たぐち ひろみ
地図を見る浅草らしい雰囲気を期待して行くといい意味で裏切ってくれるのがこのお店。2012年10月にオープンしたこの「イリヤカフェプラス＠カスタム倉庫」は、以前から入谷で営業している「イリヤプラスカフェ」の2号店。1号店が古民家を改装した和テイストなカフェなのに対して、こちらは名前の通り、倉庫をリフォームした洋の店構えです。
高い天井や壁がすべて木製の板張り。ぶら下がるさまざまな形のランプや1つ1つデザインの異なる家具類は、すべてアメリカ・ポートランドで買い付けてきたアンティークばかり。オーナーのセンスとこだわりのつまったスタイリッシュな内装です。
写真：たぐち ひろみ
地図を見る写真はイチオシメニューの「フレンチトースト」です。6種類あるバリエーションのうち、これはアイスクリーム付きバージョン。厚切りバゲットを使用したフレンチトーストは、中がふわふわで舌がとろけそうです！ 自慢の高性能エスプレッソマシーンで入れたコーヒーは、豊かなコクを味わうため、ぜひブラックで。
＜基本情報＞
住所：東京都台東区寿4-7-11
電話番号：03-5830-3863
営業時間：水木金 12:00～19:00、土日祝 11:00～19:00
（2020年6月現在、一部短縮営業中）
定休日：月曜日、火曜日
アクセス：銀座線田原町駅より徒歩3分
写真：たぐち ひろみ
地図を見る創業が1964年というから、もう老舗中の老舗。「浅草ROX」にも近い路地裏にある「珈琲アロマ」は、マスターが1人で切り盛りしている小さなお店です。座席はカウンター席のみ、メニューもシンプルで、コーヒー、紅茶、ソフトドリンク、トースト、サンドイッチなど、かつての喫茶店の定番メニューばかり。でも、一度訪れるとなぜかまた行ってみたくなるのはどうしてでしょうか？
理由その1、コーヒー。一杯ずつ丁寧に入れてくれるブレンドコーヒーのおいしいこと！ マイルドでバランスのとれた風味をたった350円で味わえる、コスパの良さも魅力です。
写真：たぐち ひろみ
地図を見る理由その2、食べ物。ここで出されるトーストやサンドイッチは、もちもち感で人気の高い、あの「ペリカン」のパンを使用。中でも「オニオントースト」（写真）は、ピクルスと生たまねぎを挟んだだけのシンプルさにもかかわらず、一度食べたら病みつきに！
理由その3、レトロ感。店頭の看板、壁にかかるメニューボード、厚手の白いカップ＆ソーサーなど、とにかくレトロな昭和が健在なお店です。
＜基本情報＞
住所：東京都台東区浅草1-24-5
電話番号：03-3841-9002
営業時間：8:00～18:00
定休日：木曜日、第2・第4水曜日
アクセス：銀座線田原町駅より徒歩6分、銀座線浅草駅より徒歩8分
2011年8月にオープンした「cafe michikusa」は、最近話題の「裏浅草」、「裏観音」と呼ばれる住宅街にあるお店。土地柄、観光客はやや少なめ、子供連れなど近隣の人々に愛されるスポットになっています。
白を基調とするナチュラルな内装の店内には、窓に面してカウンター席が並び、フロアにはさらに5つのテーブル。お店のコンセプト「ゆるやかに楽しむ・つながる（＝みちくさ）」を体現するような、こじんまりしてアットホームな空間です。そして、料理やデザートはすべて手作り、コーヒーは一杯ずつ丁寧にドリップ。オーナー夫妻のもてなしの心がそこここに表れています。
写真：たぐち ひろみ
地図を見る数あるメニューの中でも注目したいのは、バリエーション豊かなパンケーキ、スコーン、ワッフルなどの温かいスイーツ類。個人経営でこれだけの種類を揃えているお店は珍しく、特に浅草近辺では貴重です。写真は、その中のひとつ「クラシック・パンケーキWベリー」。ホイップ、バニラアイス、ベリーソースが添えられた厚手のパンケーキ2枚は、食事代わりにしても十分なボリュームです。
＜「基本情報＞
住所：東京都台東区浅草4-6-5 岩岡ビル1F
電話番号：03-3876-2004
営業時間：平日 11:00～19:00（LO 18:30）、土日祝 11:00～18:00（LO 17:30）
定休日：金曜日および特定休業日
アクセス：銀座線浅草駅より徒歩13分
写真：たぐち ひろみ
地図を見る「FUJICAFE」は、かっぱ橋道具街から近い場所に2016年12月にオープンしたカフェ。古い木造家屋の一部分を改装した店内は、高いむき出し天井に「かっぱ橋モダン」な家具類と、軽快でスタイリッシュ。間口が全面ガラス戸のため、とても明るく開放感にあふれています。
コーヒーにこだわりのある「FUJICAFE」では、ドリップで入れたコーヒーを各種提供しています。ブレンドコーヒーひとつをとってもソフト、マイルド、ストロングの3種類があったり、8時間かけて抽出した水出しコーヒーがあったり。ストレートコーヒーも豊富です。
写真：たぐち ひろみ
地図を見るこのお店のケーキはすべて自家製。「フルーツタルト」、「バナナのパウンドケーキ」、「レアチーズ」など、数種類がメニューに並びます。写真の「焼きチーズケーキ」もそのひとつ。塩味がアクセントになった大人の味で、ブラックコーヒーとの相性が抜群です。
食事メニューにも手抜きなし。11時～14時のランチタイムともなると、10種類以上のメニューからお好みのものがチョイスできます。下の写真は、豊洲市場直送のまぐろを使った「自家製タルタルソースパスタ」。うま味の効いたまた食べたくなる一品です。
写真：たぐち ひろみ
地図を見る＜基本情報＞
住所：東京都台東区千束1-5-3
電話番号：03-3844-6940
営業時間：10:30～22:30（LO）
定休日：水曜日
アクセス：銀座線田原町駅より徒歩13分、日比谷線入谷駅より徒歩10分
浅草の裏道にあるユニークなカフェを厳選してご紹介しました。すでにクチコミで人気を呼んでいるお店、まだほとんど知名度のないお店、長く続いている店、新しい店と、それこそ色とりどり、どれも甲乙つけがたい厳選カフェの面々です。裏道には普段気づかない珍しい発見があるもの。裏道カフェを訪れて、新しい浅草の魅力に触れてみてください。
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/24更新)
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