写真:やた 香歩里
地図を見る「キャンベルタウン野鳥の森」は、総面積5350平方メートル。3000平方メートルのバードゲージが一番の見どころとなっています。手前の建物の奥にある、2本の柱に支えられたメッシュ状の屋根のあるところが、バードゲージとなっています。まるで、映画「ジュラシック・パーク」でプテラノドンが収容されていた鳥(?)小屋のようですね。
写真:やた 香歩里
地図を見る入園すると、目の前の大きなゲージの中を悠然と歩くエミューがお出迎え。エミューはまさにオーストラリアを代表する大型鳥類。バードゲージで出会える鳥たちへの期待感が高まります!
写真:やた 香歩里
地図を見る入園して左手のゲージには、これまたオーストラリアの人気者、ワラビーがいます。こちらは正確にはベネットアカクビワラビ―で、主にタスマニア島に生息するカンガルーの仲間です。昼間はのんびりお昼寝をしていることも。
写真:やた 香歩里
地図を見るバードゲージの中は、大きな木が茂り、川が流れ、明るい緑の世界が広がっています。ここではさまざまな種類の鳥が放し飼いにされています。人は決められた通路を歩くことになっており、柵の中に入ることはできませんが、珍しい鳥たちがすぐそばを歩いていたり、鳴き声につられて上を見ると、色鮮やかなインコが上の枝に止まっていたり。
写真:やた 香歩里
地図を見るこちらはナナクサインコです。赤・黄色・青・緑と、日本の野鳥ではまず見かけることのないカラフルさ。写真映えもするので、カメラを携えた人たちの視線を集めています。
写真:やた 香歩里
地図を見る園内の鳥はすべてが放し飼いというわけではなく、オウム舎、ハト舎、禽舎などの大小6つの飼育舎があり、10種類以上の鳥が飼育されています。もちろん、飼育舎の中の鳥たちも観察することができます。
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地図を見るバードゲージに入ってすぐ左手にはワライカワセミとオーストラリアガマグチヨダカのいる飼育舎が。上の写真のワライカワセミは、白くてふんわりしていて可愛らしい外見ににあわず、けたたましい声で鳴くので、驚かされます。
写真:やた 香歩里
地図を見る入り口を入って反対側の右手には、シラコバトの飼育舎があります。シラコバトは埼玉県の県の鳥であり、また越谷市の市の鳥でもあって、埼玉県のマスコット「コバトン」のモチーフにもなっています。この施設では少数派の、日本国内の鳥です。
その隣にはウスユキバトの飼育舎が、さらにその隣には、アカハシキンセイチョウというスズメくらいの大きさのかわいらしい鳥の飼育舎があります。
写真:やた 香歩里
地図を見る奥には大きな円筒形の飼育舎があり、そこには4種類のオウムがいます。上の写真はクルマサカオウム。淡いピンクと白のかわいらしい色合いで、オウム類の中で最も美しいと言われています。
このほかにも、色鮮やかなゴシキセイガイインコなどがいる飼育舎があります。
写真:やた 香歩里
地図を見る園内の中央付近には木製の観察棟があり、八角形の室内から園内を見下ろすことができます。観察棟の中には園内の鳥の図録が置かれているので、一息つきながらゆっくりと、今までに見た鳥を確認することができます。よーく目を凝らすと、木の枝に止まるナナクサインコやレンジャクバトの姿を上から眺めることができるかも?
写真:やた 香歩里
地図を見るバードゲージ内には、こんな滝も流れています。この滝から流れ落ちる水が、園内の流れる川となっています。
写真:やた 香歩里
地図を見るオレンジ色のくちばしとほっぺ、羽の下の水玉模様が特徴的なキンカチョウ。滝の上で水を飛ばして遊んでいます。自然の中でのびのび遊ぶ姿が間近で見られるのも、バードゲージの中で放し飼いにされているからこそです。
写真:やた 香歩里
地図を見る頭上に目を転じると、キンショウジョウインコ。頭からお腹までが朱色なのが雄(左)、お腹だけが朱色で頭部は緑色なのが雌(右)です。
写真:やた 香歩里
地図を見る中にはまったりと、陽だまりで日光浴を楽しむ鳥たちもいます。
手前がこのバードゲージで一番よく見られるオーストラリアイシチドリ。ちょっと目つきの悪い表情に愛嬌があります。立ち上がると足が長くて、ちょこちょこと目の前を歩いていることも。奥のくちばしの長い鳥はブロンズトキ。真っ黒にも見えますが、実際には濃褐色で、光の当たり具合によって色の見え方が変わります。
写真:やた 香歩里
地図を見る園内にいくつもある餌やり場に目をやると…やっぱり、いました。オレンジのほっぺのオカメインコに、ピンと冠羽が立ったレンジャクバト。オカメインコは、インコと名がついているけど、実はオウム科の鳥です。
木の上にも、地面にも、川のそばにも滝の上にも。あちこちでいろんな鳥がさまざまに遊んでいる姿を見られるのが、このキャンベルタウン野鳥の森の最大の魅力です。ここでご紹介したのは、たくさんの鳥たちのなかのほんの一部。ぜひご自分の目で、いろんな鳥を見つけてください。
大きなオオムから小さなキンカチョウまで、普段は目にすることのない鳥たちをじっくり見られるキャンベルタウン野鳥の森。鳥が大好きな人はもちろん、それほど興味のなかった人でも、「今の鳥、なんだったっけ?」と確認したくなります。カメラが好きな人なら、色鮮やかな鳥のベストショットを求めて、じっくり粘ってしまいそう。
そんな魅力にあふれたキャンベルタウン野鳥の森ですが、入園料は大人(高校生以上)100円、子ども(小・中学生)30円、未就学児(保護者同伴)無料と、驚きのリーズナブルさです(料金は2017年4月現在のものです)。子どもと一緒に一家で訪れてもわずか数百円で楽しめる、このキャンベルタウン野鳥の森で、南半球へのプチトリップはいかがですか?
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(2024/4/23更新)
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