オフシーズンでも楽しめる「久米島ユイマール館」で久米島紬に触れる

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オフシーズンでも楽しめる「久米島ユイマール館」で久米島紬に触れる

オフシーズンでも楽しめる「久米島ユイマール館」で久米島紬に触れる

更新日:2017/02/26 18:48

田中 佐代子のプロフィール写真 田中 佐代子

青い海。白いサンゴ礁。ダイビングなどの観光地としても知られている久米島。そんな天国の様な風景を求めてたくさんの人がやって来ますが、ではオフシーズンは楽しめないのでしょうか。いえいえ、オフシーズンでも決して飽きることなく楽しめるスポットや体験がたくさんあります。
その1つが、重要無形文化財である久米島紬を深く知る事が出来る「久米島ユイマール館」。
ここでしか味わえない充実体験で、ハマる事間違いなし。

久米島紬の事なら何でも学べる!

写真:田中 佐代子

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日本における“紬の発祥”と言われている「久米島紬」は、久米島で織られている絹織物の事で、染めの原料を集めることから始まり、養蚕、糸づくり、絣括り、糸染め、織り、仕上げのきぬた打ちまでの全ての工程を、たった一人でこなします。その根気のいる作業1つ1つに、織り子さんたちの熱い思いがこめられているのです。

ユイマール館では、現役の織り子さんたちの、貴重な“技”による、ほぼ全ての工程を見学することができます。

写真:田中 佐代子

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久米島紬の起こりは、15世紀の後半に堂の比屋という人物がいて、中国から養蚕産業を学び、これを広めた事から始まったと言い伝えられています。1500年前半に琉球王国の侵攻を受けて以降、献上物として作られる事が多く、税金の7割を紬で納めていたと言います。そして近年は、久米島の主要産業として飛躍的に発展。日本本土で「琉球紬」として広く普及されてきたのです。

天然の草木や泥染めによる濃い色合いと、歴史ある絣模様が美麗な久米島紬。そんな久米島紬の染めと織りを、ここでは少しだけ体験させて貰う事が出来ます。

染め体験で、オリジナルバンダナorスカーフを作ろう。

写真:田中 佐代子

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久米島紬の染めは、久米島に生息する植物が使われています。サルトリイバラ・オオハマボウ・シャリンバイ・さとうきび・ヤマモモ・ユウナ・フクギなど、あまり聞き慣れない植物が多いですね。

それらの中から、サンプルを見ながら、好みの色の植物を選び、好きな模様を選び(絞り方)、織り子さん達に手取り足取り教えて頂きながら作っていきます。

写真:田中 佐代子

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輪ゴムや割り箸などを使って絞り染めの下準備が出来たら、いよいよ染めの工程に入ります。大きな釜に、それぞれの草木が煮だしてあり、そこに自分たちの作品を投入!
どんな風に出来上がるか楽しみです。

写真:田中 佐代子

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染め上がった作品は、風通しの良い場所で乾かします。思い通りの柄に出来上がったか、色は予想通りだったか、風にはためくスカーフを見ながら、皆で品評会。草木染めは、どちらかというと淡い色に染まるので、柔らかいイメージで仕上がり、洋服にも和服にも合いますね。

織りを体験。可愛いコースターを作ろう。

写真:田中 佐代子

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いわゆる絣模様は、最初の1本の糸の状態の時に、その形にその色が来るよう、ち密に計算されて染色されています。さすがにそこはプロでなければできない技術なので、私たちが体験できるのは、既に染色された横糸を、セットされている縦糸に織り込んでいくもの。

写真:田中 佐代子

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織り方は非常に単純です。織り子さんにやり方を教えて貰うと、殆どの人は直ぐにコツを掴む事が出来、パタンパタンとリズミカルな音が館内に響き始めます。

しかし難しいのは、糸の引っ張り具合。均等に糸を手繰り寄せていかないと、絣模様がズレてしまうのです。その微妙な引っ張り加減のコツを掴めば、あとはスイスイと織っていく事が出来ます。絣の模様が出来てくると感動もひとしお。

写真:田中 佐代子

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こうやって出来上がってくると、下手ながらも手作りの味を感じ、愛しさを感じます。

体験料金は以下の通り。
コースター織り 約30分→2,100円
バンダナ染め 約1時間→2,300円
ショール(小)染め 約1時間→3,500円
ショール(大)染め 約1時間→5,500円

2つを体験すると割引になります。詳しくはオフィシャルサイトでチェックして下さい。

掘り出し物をゲット!

写真:田中 佐代子

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館内にはお土産屋もあり、一般で購入するよりお安く紬製品を手に入れる事が出来ます。反物ならB級品もあるので、かなりお買い得。洋服やバッグなどの高級品の他にも、財布や小物入れ、キーホルダーなど、お土産にぴったりの手頃なお値段の物も揃っています。

写真:田中 佐代子

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展示資料室の併設されていて、久米島紬の歴史や作業工程が手に取るようにわかり、これだけの行程を経ないと久米島紬が出来上がらないのかと、改めて驚かされます。

また、洋服やウエディングドレスにも取り入れ、若い人でも、抵抗なく楽しめるような工夫もされています。

更に深く、久米島紬に触れる。

久米島紬の歴史を学ぶ場所は、ユイマール館以外にもあります。久米島の自然・歴史・民俗・文化をわかりやすく紹介する総合的な文化施設「久米島博物館」でも、ビデオや資料を使って、わかりやすく知る事が出来ます。

また、ユイマール館の周辺の村では、自宅で機織りや染めをやっておられるご家庭もあるので、そこを訪ねるのも楽しいですね。

あわせて訪ね、より一層深く、久米島紬に触れてみては如何でしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/02/02 訪問

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