和歌山県の中南部に位置する田辺市には、熊野三山と熊野古道で知られる世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」と日本一の梅産地として世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」と2つの世界遺産のあるまちです。また世界的博物学者の南方熊楠が晩年を過ごした場所としても知られ、今、田辺市は日本だけでなく世界中から注目を集めています。
そんな世界的に評価の高い田辺市を散策する時は、ちょっと素敵なカフェで自分時間を過ごすのがおすすめ。例えば、田辺駅から徒歩7分ほどの場所にある「COFFEE HOUSE GORILA」は、レトロが漂う雰囲気とお洒落な空間が合わさる居心地抜群なお店です。
写真:旅人間
地図を見る店内には本好きな店主さんセレクトの本が数冊並び、その本と言うのが和歌山のガイド本と言うわけではなく、他の観光地を紹介した本や、デザイン系や建築系など様々。でもどこか次の旅を妄想させてくれるトキメキを感じさせてくれます。
これらの本は頻繁に入れ替えわり、店主さんのセンスがキラリと光る。またこのカフェでは展示会やライブが行われることがあり、地元の人達の憩いの場にもなっています。ただ地元色の強い店って、観光で訪れた場合に入りにくい印象もありますが、お店の方は優しく旅行者の利用も多い。気軽に利用できる雰囲気は何といっても魅力ですね。
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地図を見るこの「COFFEE HOUSE GORILA」は、単なる雰囲気の良いカフェではありません。もちろん美味しいコーヒーや、人気のオムライス、またホットドックサンドなど地元で愛されるメニューも注文して食べてみたいところですが、旅行で和歌山の田辺に来ているのであれば、和歌山田辺のご当地グルメを注文したい。
例えば、田辺のみかんを使用した「たなべみかんパフェ」や地元産の紀州南高梅を使用した「たなべぇサンド」など。特に「たなべぇサンド」は「みなべ・田辺の梅システム」が世界農業遺産に登録され、梅に注目が集まると共に人気急上昇の一品です。
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地図を見る田辺に来たらご当地サンドを!って方もあるかと思いますが、この‟GORILA”に来たら是非コーヒーを注文して欲しい。サイフォンで丁寧に入れられたコーヒーは、1983年のオープン当初から変わらないマイルドで飲みやすいオリジナルブレンド。適度な苦みとスッキリした酸味はコーヒー愛好家も唸る味なのです。
どの順番に何を口にするかは個人の自由ですが、このこだわり抜いたコーヒーは香りから楽しみ、そして何も口にする前に、まず一口その風味を楽しんで欲しい。「たなべぇサンド」はそれから味わってみて下さい。
写真:旅人間
地図を見るGORILAの「たなべぇサンド」は、鶏もも肉の照り焼きに、‟梅びしお”と呼ばれる自家製の梅ジャム、そして青じそを挟んだ紀州田辺の名物サンド。ただこのように説明をすると、梅の酸味とチキンが合わさった味を簡単に想像するかもしれませんね。
ところが、このGORILAで実際に「たなべぇサンド」を食べると、その期待感は良い意味で完全に裏切られます。その理由は簡単で、梅ジャムが想像を遙かに超えるほど美味しいから。口辺りの良い甘酸っぱい梅とチキンの歯ごたえ、そして青じそがパリッと口の中ではじけた瞬間の爽やかさはお見事。まさに日本一の梅の産地である田辺だからこそ味わえる究極のご当地サンド。ビックリするほどウマイです。これを食べずして和歌山は語れませんよ。
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地図を見るこのGORILAでは、「たなべぇサンド」のテイクアウトもあります。お店はJR紀伊田辺駅から徒歩7分ほどの場所にありますので、電車の旅を楽しむ方は、ちょっと立ち寄って駅弁感覚で買ってみるのも良いでしょう。後口もスッキリで、とても食べやすい。
また、和歌山の味として家族や友人へのお土産として買って帰るのも良いでしょう。間違いなく喜ばれるはず!絶対におすすめです。
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地図を見る田辺市のご当地サンド「たなべぇサンド」は、今回紹介した「COFFEE HOUSE GORILA」を含め現在4店舗で食べる事が出来ます。その店は「デンマーク」「カフェ&レストラン NANCY」「MARIBU シーサイド店」です。それぞれの店に特徴があり美味しいと評判ですので、各店舗を巡って食べ歩きも面白そうですね。
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(2024/3/19更新)
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