写真:沢原 馨
地図を見る根川緑道はかつて流れていた根川という小川の流路跡を利用して整備された緑道です。根川緑道は全長1.4kmほど。その全区間に桜並木が設けられ、春になると絶景の桜景色を見せてくれます。昔は“知る人ぞ知る”的な桜の名所だったのですが、近年、広く知られるようになって、花見の人たちで賑わうようになりました。
写真:沢原 馨
地図を見る根川緑道は途中3ヶ所で幹線道路と交差するため、4つのゾーンに分割されています(道路の下を舗道のトンネルがくぐっていますので、人の行き来には支障ありません)。もちろんそのすべてのゾーンに桜並木があるのですが、ゾーンによって少しずつ景観の印象が違っていて、緑道を辿ってゆくだけでさまざまな表情の春景色を楽しめるのが魅力です。
写真:沢原 馨
地図を見る根川緑道の西側、すなわち上流側がAゾーンとBゾーン。両ゾーンを分ける都道の上を多摩モノレールが通っており、柴崎体育館駅が近いこともあって、根川緑道のエントランス的な役割を担うゾーンです。
このゾーンでは根川緑道は人工的なせせらぎに沿った遊歩道として整備されています。せせらぎは自然の小川を模して整備され、四阿や小橋も設けられて風趣に富む景観が演出されています。その小川と遊歩道を包むように桜が咲き誇り、素晴らしい春景色を見せてくれます。のんびりと散策しながらお花見を楽しみましょう。
写真:沢原 馨
地図を見るBゾーンの下流側、都道29号(新奥多摩街道)と都道256号(甲州街道)に挟まれた区間がCゾーンです。緑道は少し広くなっていて、中央部には池も設けられています。
Cゾーンの桜も見事なものです。緑道脇に並ぶ桜が大きく枝を張って、庇(ひさし)のように緑道を覆っています。咲き誇る桜の下にシートを敷いて、のんびりと過ごすのがお勧めです。お弁当を持参して、桜の下でのランチタイムも素敵ですね。お花見の人たちが行き交う様子を眺めながら、春のひとときを楽しみましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る甲州街道(都道256号)の東側はDゾーン、根川緑道の東の端です。Dゾーンの水の流れは“川”の様相です。その両岸に桜並木が続き、大きく枝を張って川面を覆っています。橋の上や河原からの眺めはまさに絶景。こんな景観が立川市にあることを知らない人も少なくないのではないでしょうか。
河原の平らになったところにはシートを敷いてお花見を楽しむ人たちの姿がたくさん。暖かな春の日、気の早い子どもたちは川に入って遊んでいます。でもまだちょっと水が冷たいかな?
Dゾーンは東に奥まっていることもあってか、散策を楽しむ人の姿が比較的少なく、のんびりとお花見を楽しむのにお勧めのところです。静かな雰囲気が好きなら、こちらでランチタイムがいいかもしれませんね。
写真:沢原 馨
地図を見る根川緑道だけでも充分にお花見を満喫することができるのですが、根川緑道西側の残堀川の河岸へ歩を進めるのもお勧めです。根川緑道付近から西へ(上流側へ)1kmと少し、残堀川の河岸に桜並木が続いているのです。
河岸に続く桜並木は開放感に富んでいて、根川緑道とはまた違った魅力です。途中、JR中央線の線路が残堀川を跨ぐところがあって、電車と桜の競演も楽しめます。鉄道ファンらしい人たちがカメラを構える姿も見かけます。
残堀川の桜並木、全区間を往復してもそれほど時間はかかりませんが、途中まででも充分に楽しめます。ぜひ足を延ばしてみましょう。
根川緑道と残堀川を併せて3km近く、さまざまな表情の桜並木が楽しめます。好きなように楽しんでいただければよいのですが、まずは残堀川河岸の散策を楽しみ、それから根川緑道を東へ辿って、CゾーンやDゾーンでお弁当を広げる、というコースがお勧めでしょうか。例年、見頃は3月下旬から4月上旬。都心より少し遅れて満開を迎えます。
多摩モノレールの柴崎体育館駅から近く、アクセスが便利なのも嬉しいところ。桜の咲く季節、お天気に恵まれたら、ご家族や友だちグループでお弁当を持って出かけましょう。もちろん、一人でふらりと出かけてみても楽しめます。お勧めの桜の名所です。
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(2024/4/26更新)
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