東京の桜スポットといえば目黒川の桜並木、隅田公園桜祭り、靖国神社の夜桜が特に有名ですが、自信をもってオススメする花見スポットが上野恩賜公園の桜です。
2016年は敷地内にある国立西洋美術館が世界遺産に登録されて盛り上がった年ですが、上野動物園の絶滅危惧種、上野東照宮など一日中いても飽きが来ない観光スポットの一つです。
上野恩賜公園には約50種類の桜が植えられていて、2月中旬の寒桜や河津桜から始まり、特に3月下旬のソメイヨシノは圧巻です。メイン通りの桜は頭上を覆わんばかりの桜のトンネル、一方で花見客で相当混み合いますが、大きな通りのお陰で比較的ゆったりとした花見が可能です。土日中心にヘブンアーティストによる大道芸との花見はまさに王道といっても良いでしょう。
続いてのオススメは靖国神社一帯の桜スポット。靖国神社は言わずもがな日本の英霊が祀られている場所。なんだか荘厳過ぎて気軽に行けない雰囲気もありますが、そこは安心して欲しいと思います。なによりも東京の桜開花宣言の基準となる標本木がありますので、歴史勉強がてら花見を楽しんで欲しいスポットです。
靖国神社前に点在する屋台でお腹を満たし、今度は道路を挟んだ反対側、皇居外堀の千鳥ヶ淵に向かってみましょう。ここでは皇居外堀に沿うように植えられたソメイヨシノやオオシマザクラ約260本ほど植えられていて、それぞれ幻想的にライトアップされています。桜が散る時期に突入すると水面に浮かぶ桜の風景は必見です!
東京は意外にも数々の日本庭園があります。小石川後楽園、新宿御苑、中でもオススメが六義園(りくぎえん)。文京区本駒込に所在を置く六義園は丁寧に作庭されていて、木々や池の配置作りなど自然が絶妙に調整されています。
六義園の桜は他の花見スポットに比べて一本桜が多く植えられており、さらに比較的低木のため、より間近で桜を楽しむ事ができます。
入り口には立派な枝垂桜が出迎えてくれて、観賞路は比較的狭いですが穏やかな花見を楽しめるでしょう。
東京にはまだまだ素敵な桜スポットがあります。上品に大人の花見を味わいたい時は六本木ヒルズとテレビ朝日の間にある毛利庭園なんていかがでしょうか?
六本木ヒルズではTOHOシネマズといった映画館から現代アートが楽しめる森美術館、人気テレビディスプレイが一味加えるテレビ朝日など、芸術からフードまで幅広く楽しむことができます。
毛利庭園はそんな都会の喧騒を避けるようにビルの合間に佇んでいる隠れ家的花見スポット。夜にいけば水面に映る水鏡桜が大変美しく、人もそこまで多くないので六本木観光の締めとして桜観賞なんてオシャレで良いかと。また六本木メイン通りである六本木けやき坂の桜並木のイルミネーションも美しいので、併せて訪れてみるのも有り。
掲載写真は東京都狛江市にある水神社前、多摩川沿いの景観です。多摩川の土手沿いにはサイクリングロードが整備されていて、東は川崎から西は八王子や羽村市の方まで50kmほど繋がっています。このように桜がいたる所に植えられていて、吹き上げによって桜が吹き乱れる、風桜が最大の醍醐味。自転車やランニングなどスポーツを取り入れた花見もなかなか楽しいと思います。
日本気象協会の発表によれば2017年の桜は概ね平均並みで進んでいるようです。東京の開花予想日は少し早めで3月22日頃、満開予想日は3月31日となっています。下記MEMOに開花メーターが掲載された便利なサイトを載せておきますので、花見に行く基準にしてみましょう!
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(2024/4/25更新)
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