写真:大宮 つる
地図を見る世界遺産・国指定史跡「韮山反射炉」のすぐ隣にオープンしたのが、「韮山反射炉ガイダンスセンター」。2016年12月11日に開館したばかりの、できたてホヤホヤの市の施設です。
建物の外壁が“茶色”になっていますが、こちらは鉄をイメージして、“コルテン鋼(※)”仕上げになっているとか。遠目で見ると木目調に見えますよね。近くで見てみると……“さびた鉄”のようになっています。意外とスルーしがちなので、ぜひチェックしてみてください。
また、そんな茶色の建物が韮山反射炉と、実にマッチしているんです。引き気味で、ガイダンスセンター×韮山反射炉のコラボを写真におさめてみては?
※鉄がさびるデメリットを生かして、さびをさびで防ぐという独自の形で克服した耐候性鋼のこと。
これまでは韮山反射炉のすぐそばの入場口から入場するようになっていましたが、そちらは廃止。ガイダンスセンターができたことにより、施設の見学をしたのちに、専用の通路を通り、韮山反射炉に入場する形式に変更されました。
ガイダンスセンターの入口を入り、まず目に飛び込んでくるのがこちら。韮山反射炉が世界文化遺産に認定された証、世界遺産登録認定証(複製)です。下のほうに、ユネスコ事務局長のイリナ・ボコヴァ氏のサインがあります。
写真:大宮 つる
地図を見る施設内は、映像ホール、3つの展示コーナーがあります。展示コーナーには解説パネルのほか、耐火れんが、砲弾などの出土遺物、古文書が複数展示されています。
こちらは、映像ホールの写真です。最新の研究をもとに反射炉の稼働の様子などをまとめた映像が放映されます。8分ほどの映像ですので、反射炉を見学する前にご覧になられるとより理解が深まるでしょう。15分間隔で上映されます。
写真:大宮 つる
地図を見る写真:大宮 つる
地図を見るガイダンスセンターを見学したら、専用の通路を通って、いざ世界文化遺産「韮山反射炉」へ。
写真:大宮 つる
地図を見る案内板が各所に設置されているので、それを読みながら各自回るのもよし! ですが、韮山反射炉への理解をさらに深めたい方は、ボランティアガイドの方の説明を聞いてみるのがオススメです。案内板には書かれていない、ちょっとした小話も聞けちゃうかも……!?
写真:大宮 つる
地図を見るボランティアガイドの方は黄緑色のパーカーを着ており、反射炉周辺もしくは事務所内に何人かいらっしゃいます。声をかけて、説明をお願いしてみましょう。生きたお話を伺うことで満足度がグッと高まることでしょう!
写真:大宮 つる
地図を見る韮山反射炉の見学を間近で終えたら、次のおすすめは展望デッキ! こちらの展望デッキは、反射炉の近くにある「蔵屋鳴沢」の茶畑を登って行った先にあります。傾斜のある坂を150メートルほど登っていくことになりますが、ぜひとも足を運んで頂きたいスポットです。
なんと展望デッキからは、韮山反射炉×富士山の“世界遺産コンビ”が……! 世界遺産コンビが望めるのは、雲がない快晴の日のみ。12〜5月くらいまでは雪をかぶった富士山、6〜8月頃は雪のない黒い富士山を運が良ければ眺められるかも。気象条件がそろわないと望めない絶景だけに、見れたときは写真におさめてみてくださいね。
写真:大宮 つる
地図を見る次のおすすめスポットは、江川担庵(たんあん/英龍)公像の前。江川太郎左衛門、世直し江川大明神などと親しまれていますが、実はこの方とってもスゴイ方。江戸時代後期の幕臣、伊豆韮山代官であり、反射炉の建造を江戸幕府に提言し、責任者となった方なのです。
韮山反射炉をバックに、ご本人の像を写真におさめてみるといい感じですよ。
写真:大宮 つる
地図を見るおすすめの韮山反射炉ビューポイントがもう一つ。それは、反射炉から徒歩1分の距離にある喫茶店「茶房炉」です。
写真:大宮 つる
地図を見る窓際に座ると、窓越しから、韮山反射炉を望むことができます。反射炉を眺めながら、コーヒーなどで一息ついてはいかがですか?
以上、世界遺産・国指定史跡「韮山反射炉」の魅力、見どころ、撮影ポイントを紹介しましたが、いかがでしたか? 世界の宝の韮山反射炉を色々な角度から観賞し、思う存分、満喫してくださいね!
住所:静岡県伊豆の国市中260−1
電話番号:055-949-3450(韮山反射炉ガイダンスセンター)
アクセス:伊豆箱根鉄道「伊豆長岡駅」から徒歩20分ほどの距離
駐車場:無料
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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