本当は秘密にしたい!ウィーン・シェーンブルン宮殿を独り占めできる裏技

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本当は秘密にしたい!ウィーン・シェーンブルン宮殿を独り占めできる裏技

本当は秘密にしたい!ウィーン・シェーンブルン宮殿を独り占めできる裏技

更新日:2017/02/10 12:57

藤井 麻未のプロフィール写真 トラベルjpナビゲーター 藤井 麻未 元秘境系海外旅行添乗員、トラベルライター、キュレーター、ブロガー

ウィーンといえば、かつてハプスブルク帝国が栄華を誇った華麗なる古都。今なお街には宮廷文化の名残が見られ、訪れる人々を優雅な世界に誘う。中でも女帝マリア・テレジアが居城としたシェーンブルン宮殿は一番の人気スポットだ。それだけに、ここは連日大勢の人で混み合う。しかし、実はちょっとした工夫でこの超人気スポット、シェーンブルン宮殿を独り占めできてしまうのだ。今回はそんなとっておきの裏技をご紹介しよう。

シェーンブルン宮殿の魅力

写真:藤井 麻未

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シェーンブルン宮殿はウィーンの街中心部から電車でわずか15分、シェーンブルン駅から徒歩でアクセスできる。この巨大な宮殿はかつてハプスブルク家の夏の離宮として使われ、女帝マリア・テレジアの時代に彼女の居城として現在の姿に整えられた。

レモンイエローの優しい色使いの建物はフランスのヴェルサイユ宮殿を手本として造られたともいわれ、整然とした美しさは「ヨーロッパで最も美しいバロック宮殿の一つ」と称えられるほど。宮殿そのものばかりではなく、途方もなく広大な敷地に配され様々な趣向が凝らされた庭園も大きな見所のひとつだ。そこには動物園や凱旋門、温室までもあり、宮殿と庭園はその文化的価値からユネスコの世界遺産に登録されている。

独り占めできる裏技とは!?

提供元:frickr.com

https://www.flickr.com/photos/131830853@N05/270630…地図を見る

さて、ウィーンを訪れる観光客が必ずと言って良いほど訪れるシェーンブルン宮殿だが、いつ訪れても人でごった返している印象が強い。人気スポット故の宿命なのかもしれないが、できればこの宮殿を自分だけで静かに愛でてみたいと思うのは万人の願うところ。ところが、実はそんなわがままを実現できてしまう裏技が存在するのだ。

写真:藤井 麻未

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それは、早朝6時半に宮殿を訪れること。
あまり知られていないが、実は建物内部の見学が開始される2時間前、早朝6時半には宮殿の門が開き、まずは庭園が開放される。建物内部の見学はさすがにこの時間ではできないが、同じく世界遺産に登録されている庭園を無料で観賞することができるのだ。この事実に気付いている人は少なく、ほとんどの観光客が朝イチの内部見学開始時間に合わせてやって来る。そのため人が皆無の広大な宮殿の敷地をまさに独り占めしているような感覚に浸ることができるのだ。

写真:藤井 麻未

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建物内部には入れないが宮殿の敷地内に入れるため、建物そのものを近くで観察することもできるし、何より観光客が写り込まない宮殿の全景を存分に愛でられるのはこの時間でしかあり得ない。まだ完全に明けきらない仄暗い朝もやの中、うっすらと内部灯が灯る様子はまるでこの宮殿が実際に生きていた時代にタイムスリップしたかのようだ。

庭園を先に堪能するべし

写真:藤井 麻未

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また、この早朝開門時間に訪れる最大のメリットは広大な庭園を思う存分楽しむことができるということだ。
通常現地ツアーや日中の見学ルートでは、まずは混み合う内部見学を終えてから外に出て庭園を自由見学するのがスタンダードだ。しかし、広い宮殿内部は見所目白押しでそれだけで時間がかかるため、ほとんどの人は内部見学を終えると満足してしまって広大な庭園をじっくりみようという気力は無くなっている。ところが、宮殿と共に世界遺産に登録されているだけあって、この庭園こそが実に素晴らしい。

写真:藤井 麻未

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開門直後の庭園へは宮殿のメインゲートを潜って右側にある庭園への門から入ってみよう。そこにはまるで自分のためだけにあるような秘密の散歩道が続いている。薔薇のつるが絡むアーチを抜けると「不思議の国のアリス」や「秘密の花園」の世界が現実に蘇ったかのようなワクワク感が沸き上がってくる。

写真:藤井 麻未

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迷宮庭園や日本庭園など趣向を凝らした素晴らしい庭園にも人の姿は無く、時折犬の散歩をする地元民の姿が見られるくらいだ。澄み切った朝の空気を吸い込めば、かつてマリア・テレジアが愛した美しい庭園を独り占めしている贅沢を感じるだろう。
朝日に照らされた彫像たちもまるで命あるかのように躍動感に溢れ、今にも動きだしそうに見える。内部見学開始時間まではたっぷり2時間ある。広大な庭園を楽しむには丁度良い時間で、観光客の写らない構図はどこを写真に撮っても絵になってしまう。

内部へ

提供元:frickr.com

https://www.flickr.com/photos/32961941@N03/5430875…

このように、まず先に庭園を楽しんでおいて内部見学へ向かうと非常に効率が良い。2時間も前に来ているのだから、内部見学の順番だって一番のりになることが可能だ。結果的に、内部も人の少ない段階で見学することが可能となり、まさに一石二鳥なのである。

おわりに

さて、ウイーンの超人気スポット、シェーンブルン宮殿を独り占めできる裏技はいかがだっただろうか。内部見学開始時間前の庭園の開門は意外と知られていないけれど、よく見ればちゃんとホームページにも記載のある公式情報だ。どちらにしても庭園を味わうのならば、絶対にこの早朝時間に内部に先駆けて庭園を散策する方法をおススメする。
夜が明けたばかりの静謐な宮殿、そこから続く自分だけの秘密の散歩道。かつてマリア・テレジアが愛でたそのままの姿が、目の前に鮮やかに蘇ってくるに違いない。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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