写真:村井 マヤ
地図を見る福山駅から徒歩約10分。福山駅南口から駅前大通りを南へ、駅を背にして左側を歩いて行き「ローズナード霞商店街」に入ってください。しばらく歩くと写真のような3色のレンガに彩られたモダンな「福山わいん工房」の壁面が現れます。
「福山わいん工房」には、透明なガラス戸と藍色のアーチ型のドアがあります。ガラス戸がワイナリーの入口で、アーチ型のドアはワインバーへの入口となります。
写真:村井 マヤ
地図を見る写真は、「ローズナード霞商店街」の様子。この通りのすぐ近くには、中央公園と「福山市まなびの館 ローズコム」という施設があります。こちらは、江戸時代には福山藩主であり老中首座でもあった阿部正弘公によって「福山誠之館」が建てられた場所でもあります。今は、福山市中央図書館も併設している生涯学習・会議場施設となっています。
広い公園は、福山市で行われる各種イベントの会場としての役割や市民の憩いの場としても利用されています。気軽に立ち寄って、福山ゆかりの作家の本などをご覧になったり、散策途中の休憩場所としてご利用になってもよろしいでしょう・・。
福山市といえば、「鞆の浦」だけが観光名所だと思っている方も多いでしょうが、福山駅周辺には福山を代表する福山城や初代福山藩主だった水野勝成公ゆかりのお寺などもありますので、のんびり散策をおススメいたします。
写真:村井 マヤ
地図を見るワイナリーの内部はそんなに広くありませんが、代表の古川和秋さんと奥様のお二人で毎日醸造をされています。
福山は知る人ぞ知るブドウの産地なのをご存知でしょうか?福山南部の沼隈町は特にその中心地で、「ピオーネ」「ニューベリーA」などの品種がとくに有名です。「福山わいん工房」で使用されているブドウは、現在のところ広島県産を中心に一部山梨のブドウなども使用。今後は福山産を中心に醸造予定。
福山市のブドウを食したことのない方は、ぜひ生食で味わってほしいものです。大変高価なものもありますが、その美味しさは折り紙つきですよ。
「福山わいん工房」では、スパークリングワインを作っておられます。2階のバーでも味わうことが(本数が少ないので在庫があれば)できますので、福山にお越しの際にはぜひお立ち寄りくださいね。
写真:村井 マヤ
地図を見るワイナリー見学は、予約のみの受け付けですので、HPで予約してから訪問しましょう。
難しいワイン醸造のお話などは分からなくても、代表の古川さんの福山市に対する熱意やワインにかける思いなども伝わってくるでしょう・・。
写真:村井 マヤ
地図を見る「福山わいん工房」のガラスの扉の隣にある藍色のアーチ型ドアを開けると2階に上がる階段が現れます。2017年1月25日より営業を開始した隠れ家的なワインバーです。
昔ながらのまっすぐの階段が伸びており、ぼんやりとした照明がなんだかムード満点!階段の上のスポットライトを浴びているところがバー「...vinicole」の入口。
こちらのワインバーは、基本的には不定休、開店時間もだいたい15時からとかなりアバウトなのですが、それはバーよりもワイナリーを主と考えているためです。ふらっと立ち寄って「本日店休日」ということも。もし、どうしても利用したい場合は、HPかfacebookで問い合わせてからの訪問をおススメします。
写真:村井 マヤ
地図を見るシックなレンガ壁とシンプルなU字型のカウンター。定員10名ほどの客席があり、静かにワインを楽しめるバーとなっています。今のところ飲み物だけの提供ですが、少しづつ簡単な惣菜やパンなども出される予定です。
内装も素敵なワインバーですが、壁面のレンガ風タイルとでもいいましょうか、3色の壁用レンガはボランティアの方々および古川さんご夫妻によるもの。「福山わいん工房」を応援している方々の汗と涙の結晶です。愛情に包まれた空間というのも素敵なものです。
写真:村井 マヤ
地図を見る写真は、「福山わいん工房」初の鮮やかなロゼ色の「ポン・フレ・シック・ブリュット(PON FRAIS CHIC brut)」。このスパークリングワインのブドウの産地は、福山市蔵王町と瀬戸町。樹齢50年のマスカットベリーAでつくっており、タイプはペティヤン(微発泡 にごり)のスパークリング。写真は、澱が完全に沈んで透明ですが、澱も一緒に瓶詰しているので、運搬などで瓶を揺らしたりすると今度はほのかなピンク色へと変化します。栓を開ける際には、写真のような透明な状態の方が吹きこぼれはしないでしょう。
写真:村井 マヤ
地図を見る「ポン・フレ・シック・ブリュット」は、澱が混ざった状態ですと、写真のような色合いになります。
味や色の変化も楽しめる素敵な一本です。爽やかな酸味とほのかなイチゴの香りも特徴となっています。販売価格は3500円(税込み)ですが、発売と同時にほぼ売り切れ状態です。次の醸造が待ち遠しい一品です。
写真:村井 マヤ
地図を見る写真は、広島県庄原市高野町のリンゴを使用してつくられたシードル(発泡酒)。ワイナリーで提供されるこの大瓶は販売用ではありません。ただし、ワイナリーで写真の「マルマルド ブリュット(MalumAdro brut)」を飲む場合は、藍色の器(写真)でいただきます。
代表の古川さんがこのシードルのために尾道市の陶芸家の方に依頼してつくった器で、色や器の底にも福山市へのこだわりが感じられます。まず「藍色」という色は、このワイナリーのテーマカラーであり、福山特産のデニムの色を彷彿とさせます。また器の底には、福山市の「市の花」であるバラと、器に注いだ時に上から見て泡が立ち上っている様子の両方の意味を持たせた刻印も。
「福山わいん工房」のマークとしても「藍色のバラ」が使用されており、福山市への愛情が感じられますよね。
さて、もう一つ福山に関係あるモチーフに「蝙蝠(コウモリ)」があります。福山市のシンボルでもある福山城があるところは、その昔「蝙蝠山」と呼ばれおり、そこから福山市の市章になりました。さて、この蝙蝠がシードルのラベルにデザインされているのがお分かりになりますか?
よーく見ると蝙蝠がリンゴを抱いている(食べている?)よう。
マルマルドは、福山市内の下記酒店で3種販売されています。辛口、甘口、極甘口で、それぞれアルコール度数は8%、3%、1%です。販売価格は375mlで1000円(税込み)です。
【市内の販売場所】
*リカーショップ安田(福山市宝町)
*田中商店(福山市沼隈町)
「福山わいん工房」は、福山らしさをもっと強調した「ローズ」というスパークリングワインの発売も予定しています。2017年4月ごろお目見えということですが、5月に「福山ばら祭り」という大きなお祭りがあるので、時期的にもぴったりですよね。
福山市に立ち寄られましたら、ぜひ福山の新名所「福山わいん工房」へ足を運んでみてはいかがでしょう・・。
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(2024/3/19更新)
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