写真:下川 尚子
地図を見る源氏山はかつて、源義家(八幡太郎)が後三年の役に出陣する際、白旗を立てて戦勝を祈願したことから「旗立山」「白旗山」と呼ばれることも。現在は山頂周辺が源氏山公園として整備され、桜や紅葉の名所としても知られます。
アクセスルートは複数あり、いずれの場合も、北鎌倉駅もしくは鎌倉駅から徒歩約30分程度は見ておく必要があります(所要時間はコースによって変わります)。ハイキングのつもりで、動きやすい服装・歩きやすい靴で行きましょう。
周辺には「銭洗弁財天宇賀福神社(写真)」や「佐助稲荷神社」「化粧坂切通」など見どころも多数。北鎌倉の浄智寺から長谷の高徳院(鎌倉大仏)へと至る「葛原岡・大仏ハイキングコース」の中間地点でもありますので、初めて訪れるならコースに沿って歩くのもおすすめです。
写真:下川 尚子
地図を見る山頂近くにはひらけた一画があり、そこが源氏山公園となっています。いくつか見ておきたいポイントがありますが、まずは源頼朝像。足元には、初夏になるとガクアジサイが広がります。
写真:下川 尚子
地図を見る源氏山公園には、後醍醐天皇の忠臣として倒幕に力を尽くした日野俊基の墓があり、隣接する葛原岡神社では日野俊基をお祀りしています。また、公園のわきには新田義貞が鎌倉攻めの際に使ったといわれる化粧坂(写真)があり、これらは国の史跡となっています。
写真:下川 尚子
地図を見る公園の至るところに見られるあじさいは多種多様で、色もさまざま。そのため、5月末頃から6月いっぱいまで比較的長く楽しめるのが特徴です。また、富士山の見られるスポットや、鎌倉の海が見られるポイントもありますので、晴れた日には絶景を求めてお散歩も良いですね。
写真:下川 尚子
地図を見る園内には自動販売機とちょっとした売店がありますが、時間によってはランチやお菓子を持参した方が良いでしょう。「こもれび広場」ではテーブルと椅子が設置されており、緑の木々の中で休憩できます。広場を囲むように咲いているあじさいも綺麗ですよ。
<源氏山公園の基本情報>
住所:鎌倉市扇ガ谷4丁目649番1
アクセス:JR「鎌倉駅」西口改札から徒歩約25分
写真:下川 尚子
地図を見る源氏山公園と隣接する場所にある「葛原岡神社」は、由比ヶ浜の総鎮守として知られます。また、学問の神様としても親しまれており、近年は縁結びスポットとしても有名。
写真:下川 尚子
地図を見るあじさいの時期には、境内や参道にあじさいが咲き乱れる美しい光景が見られます。源氏山公園を訪れるならぜひこちらにもお詣りをしましょう。
<葛原岡神社の基本情報>
住所:神奈川県鎌倉市梶原5-9-1
電話番号:0467-45-9002
アクセス:JR「鎌倉駅」より徒歩35分、JR「北鎌倉駅」より徒歩30分
写真:下川 尚子
地図を見るこちらは、源氏山公園から「化粧坂切通」を超えて鎌倉駅へ向かう道中の景色。見頃の時期には、色とりどりのあじさいがとても綺麗です。
源氏山公園へあじさいを見に行くだけなら、鎌倉駅か北鎌倉駅から名所を見ながらアクセスし、公園内で休憩をして下山すると、所要時間は2時間ほど。ですが、オススメはやはり半日くらいは時間を取って、周辺の観光も楽しむこと。
写真:下川 尚子
地図を見る例えば化粧坂切通から鎌倉駅へ向かう途中には英勝寺や寿福寺などの見どころがあります。また、源氏山公園から高徳院(鎌倉大仏)を目指すなら長谷エリアの寺社を巡るのも良いでしょう。源氏山公園は駅から離れている分、道中をどう楽しむか工夫するのも楽しみのひとつです。
アクセスは少々大変ですが、その分、人混みにもまれることなく、比較的ゆったりとあじさいを楽しめるのが、今回ご紹介した源氏山公園。「あじさいの時期の鎌倉は人が多くて…」と悩まれている方は、ぜひチャレンジしてみてください。
また、源氏山公園・葛原岡神社を含むハイキングコース「葛原岡・大仏ハイキングコース」については、関連MEMO“初心者OK!鎌倉「葛原岡・大仏ハイキングコース」で名所めぐりハイキング”にて詳しくご紹介しています。そちらもぜひ、ご覧ください。
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/28更新)
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