バリ島の中心に位置する緑と田園が美しいウブドの町。そこから約15キロほど北上すると美しいライステラスで有名なテガラランに到着します。ツアーやカーチャーターで行くのが一般的ですが、道は一本道で分かりやすいため、レンタルバイクでウブドから行くのもオススメです。バイクでの所要時間は約30分、田舎道を走る気持ちのいいツーリングです。ただし、道路に大きな穴が開いていたりと日本のようにきれい整備はされていないので、油断は禁物。スピードは控えめにしてのんびりと向かいましょう。道路の両側にお土産屋さんやカフェが立ち並ぶ賑やかな通りに出たら、そこがテガラランです。
テガラランの通りに入るのに日本円にして100円〜200円ほどの入場料がかかります。バイクで走っていると気が付かずに走り抜けてしまうことがあるので注意しましょう。
テガラランのライステラスは、美しいカーブを描きながら何層にも重なっているのが特徴です。規模はそれほど大きくありませんが、一枚の絵画のような芸術的な景色を誇っています。
ライステラスと言えば、世界遺産に認定されたジャティルウィも有名ですが、ウブドからは車で約1時間30分と距離があるため、手軽に行けるテガラランの方が人気はあります。
テガラランにはライステラスの絶景を望むカフェがいくつかあります。その中でも、一番人気があり混雑しているのが「パディカフェ」。2002年オープンの老舗で、テガラランのちょうど真ん中に位置しているため眺めが最高のカフェです。
最もバリ島らしい雰囲気を味わえるのがガゼボ席。靴をぬいでのんびりとくつろぎながら景色を楽しめます。人気があるため、空いていないことも多いです。午前中の早い時間や夕方は比較的空いているのでねらい目です。
絶景を眺めながらのビンタンビールやフレッシュジュースは最高に美味しいです!メニューは日本語も用意され写真付き。ドリンク以外にも、ナシゴレンやナシクニンなどの食事も提供していますのでランチ利用としてもオススメです。
景色を存分に堪能した後は、対岸のライステラスを目指して散策開始!下へと降りる道はパディカフェと隣接していますので探してみてください。
テガラランのカフェ周辺には、物売りの人たちがバナナの葉で編んだ帽子などを売っています。売るだけではなく、帽子をかぶったおじさんを写真に撮るだけでもチップを要求してきますので注意しましょう。
ライステラスへと続く道は、あまり整備されていません。農家の人たちが利用しているあぜ道がそのまま遊歩道となっているような状態です。そのため、雨が降った後などは足元はぬかるみ大変滑りやすくなっています。転んで怪我をしないように慎重に歩きましょう。もちろん歩きやすい靴と服装は必須です。
小川を渡った先に、寄付金を徴収している小さな小屋があります。小額紙幣が必要になりますので、忘れずに持って行きましょう。
対岸に渡った後はライステラスを登ります。登ると行っても基本的にはなだらかなあぜ道です。足元さえ気をつけて歩けばちょうどいい運動程度の散策です。
いつでも暖かいバリ島では、年に3回刈り取りする三毛作が一般的。青々とした田園もあれば、少し離れると刈り取られたばかりの田園もあったりと時期に関係なくまちまちです。出来れば刈り取り前の時期に行きたいところですが、こればかりは行ってみないと分かりませんので運に任せるしかありません。
幻想的なまでに美しい田園の景色。失われた日本の風景が、バリ島にはまだ豊富に残っています。田園のあぜ道に懐かしさと郷愁を感じる人もいるでしょう。日常の喧騒を忘れ、時間が止まったかのようなテガラランの田園をのんびりと散策しましょう。
振り返ると、さっきまでくつろいでいたカフェやお土産屋さんが遠くに見えます。ここがまさにカフェから見た椰子の木と美しい曲線のライステラスが広がる絶景です。反対から見る景色もまた格別です。
棚田トレッキングは、欧米人に大人気。小さい子供を連れたファミリーもたくさん歩いています。棚田トレッキングの最後には、有料にて写真撮影も行っています。農民の道具も貸し出ししているので、棚田の絶景とともに記念撮影をしてみてはいかがでしょうか。
以前は鑑賞のみのスポットだったため、散策が出来るようになったことはあまり知られていません。散策する価値のある絶景ですので、ぜひ、時間に余裕を持って訪れてみてください。きっといい思い出作りになりますよ。
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