橋の下には妖怪が!?シアトルの街角アートを無料で楽しむ

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橋の下には妖怪が!?シアトルの街角アートを無料で楽しむ

橋の下には妖怪が!?シアトルの街角アートを無料で楽しむ

更新日:2017/02/02 17:14

いしい ひいのプロフィール写真 いしい ひい アメリカ旅行ライター、フードコーディネーター

シアトルの人はアートが大好き!街を歩いていると、あちこちでパブリック・アートに遭遇します。街角でいきなり巨大な人間やら妖怪やら、ユニークなオブジェに出会うとちょっとびっくり。でもこんなにたくさんのアートが無料で楽しめるなんて、何だか得した気分!

アート・マップを見ながらまたは足の向くまま、シアトルのアートを体感してみませんか?

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1年364日、ハンマーをふるう男

1年364日、ハンマーをふるう男

写真:いしい ひい

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街のシンボルのひとつにもなっているのが、シアトル美術館(SAM)の前にある「ハマリング・マン(Hammering Man)」。高さ15メートルの巨大な像は、朝から晩まで黙々と、ハンマーを持つ手を動かし続けています。退屈で単調な反復作業を繰り返す労働者の象徴であるとともに、厳しい作業を通してシアトルの街づくりに貢献した人々への敬意を表現しているとのこと。

ハマリング・マンの動きが止まるのは年に1日だけ。それは9月の第一月曜日のレイバー・デー、労働者のための祝日です。この日だけはしっかり左手を休めてほしいですね。

この像があるシアトル美術館は、米国のネイティブ・アメリカンやアフリカ美術のコレクションなどが有名。常に個性的な特別展を実施しているので、こちらも必見です。

アートの中でカラスの子育て!?

アートの中でカラスの子育て!?

写真:いしい ひい

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「アンジーの傘(Angie’s Umbrella)」は、パイクプレイスマーケットに程近い一画にあるアート。強風によって裏返ってしまったのでしょう、雨や風の日が多いシアトルの気候を遊び心いっぱいに表現しています。
高さ6メートルの赤い巨大傘は、動くアートでもあります。よく見ると、風の向きに合わせてゆっくりと回転しているんですよ!

2016年の春、この傘の中にカラスが巣を作って子育てする風景が、金属の隙間から見られました。無事に子カラスは巣立ち、巣の残骸はその後も傘の中に残されたままです。もしかしたら次の春も、この中でヒナが生まれるかも!人の作ったアートの形状をうまく活かして、自分の家にしてしまったカラスの賢さに感服です。

こんなところにジミヘンが!

こんなところにジミヘンが!

写真:いしい ひい

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シアトル出身のジミ・ヘンドリックス 通称「ジミヘン」。1960年代に鮮烈なデビューを果たし、世界的スーパースターとなった天才ギタリストで、右利き用ギターをさかさまにして左利きの構えで演奏するなど、独特のパフォーマンスが有名でしたが、事故によりわずか27歳の若さで亡くなりました。

彼の像が設置されているのはキャピトル・ヒル地区、BroadwayとPine Streetの交差点近く。周辺には若者に人気のクールなカフェやバーがたくさんあって、観光客にとっても楽しいエリアです。像のすぐ近くには、ゲイのプライドを表現するレインボーカラーに描かれた横断歩道があり、これもシアトルらしい風景。

ジミヘンのファンの方であれば、シアトル市内のMoPOPポップカルチャー博物館にジミヘンのコーナーがあるので、こちらもおススメ。
さらにシアトルの南東にあるレントン市のグリーンウッド・メモリアル・パークにはジミヘンのお墓があり、誰でもお墓参りすることができます。

眺めの良い高台のアートから町を見晴らしす

眺めの良い高台のアートから町を見晴らしす

写真:いしい ひい

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お洒落な住宅街クイーン・アンの高台に位置するケリーパーク(Kerry Park)は、シアトル市街を見渡せる展望スポット。「誰もがこの美しい眺めを楽しめるように」と、1927年にケリーさんがシアトル氏に寄贈したものです。
スペースニードルやレーニエ山、ピュージェット湾を一望でき、その美しさは、TripAdvisorにより「世界の公園トップ25」に選ばれたほど。昼間のみならず夜景もきれい!

そのケリーパークの中心に位置するパブリックアートが、「チェンジング・フォーム(Changing Form)」。このスティール製の彫刻越しに見える景観もまた美しく、撮影スポットとして人気です。円形のフレームの向こう側に広がる美しい山々や市街地の風景は、見る角度によって異なり、まるで一幅の絵のようです。

橋の下に住む伝説の妖怪がアートに!

橋の下に住む伝説の妖怪がアートに!

写真:いしい ひい

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シアトルの北部にある「フリーモント・トロール(Fremont Troll)」は、子供たちに人気のパブリック・アート。トロールという妖怪がオーロラ・ブリッジという橋の下に住んでいて、大きな左手で橋を渡る車を掴み取ったぞ!という設定の独創的なアートです。実際にトロールが握っているのは、本物のフォルクスワーゲンのビートル!

北欧伝説によると、トロールは橋の下に住み、橋を渡ろうとする3匹の山羊を「おまえを食べてやる」と威嚇する。でも一番目の小さな山羊は「後からもっと太った山羊が来るから、私を食べないで」と言って、まんまと橋を渡る。次の山羊も同じように言って、無事に橋を渡る。そして最後の山羊が果敢にもトロールに立ち向かいやっつけてしまうという、何だかかわいいお話です。

トロールの近くには3匹の山羊の像もあったり、トロールの前の道がTroll Avenueと命名されていたり、アートの周辺も遊び心いっぱいです。
子供たちはトロールに自由に触ったり登ったり一緒に記念撮影したり、皆にとっても愛されているアートなのです。

まとめ

シアトルでは1970年頃から、アートと都市デザインを結び付ける取組みが積極的に行われてきました。いつでも無料で楽しく芸術鑑賞できるのが嬉しいですね。ご紹介した以外にも、巨大なアイスキャンディやカラフルな人工の花など、シアトルの街角のアートは遊び心いっぱいですよ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/16−2017/01/29 訪問

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