日光「本宮カフェ」絶品!ゆば入りクラムチャウダーを御神木の上で

日光「本宮カフェ」絶品!ゆば入りクラムチャウダーを御神木の上で

更新日:2019/05/25 18:45

フルリーナ YOCのプロフィール写真 フルリーナ YOC 絶景・感動探究家、旅する音楽講師
世界遺産“日光の社寺”原点の地「本宮神社」。その参道に建つ、築330年・二荒山神社所有の古民家再生「本宮カフェ」。美しいカウンターや床には何と日光山内の御神木を使用!美味しいランチやスイーツも評判です。特にテレビや雑誌にも多数登場している、日光ゆば&舞茸入りの「クラムチャウダー」は絶品!また名機チンバリで入れるカフェメニューも魅力。御神木パワーに包まれて至福のカフェタイムを過ごしませんか。

日光の原点・本宮神社の参道に建つ「本宮カフェ」

日光の原点・本宮神社の参道に建つ「本宮カフェ」

写真:フルリーナ YOC

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日光開山の歴史は奈良時代末期に遡ります。766年、日光開山を目指しながら大谷川の激流に阻まれた勝道上人。そこに深沙大王が現れ2匹の蛇を放ち橋(神橋)に変え、勝道上人を助けました。

勝道上人はその後、紫色の4本の煙が龍の形になって男体山へたなびくのを見て、この地が聖地であることを悟り「紫雲立寺(四本龍寺)」を創建。この寺は現存しませんが、境内に残る「紫雲石」がその伝説の場所であり、日光の始まりの地。本宮神社はその幻の「四本龍寺」の南に隣接しています。

日光の原点・本宮神社の参道に建つ「本宮カフェ」

写真:フルリーナ YOC

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この日光の原点・本宮神社に続く参道に建つのが「本宮カフェ」。霊験あらたかな日光山内に建つ、パワーみなぎるこのカフェは、日光に来たならぜひ訪れていただきたいグルメスポット。

日光の原点・本宮神社の参道に建つ「本宮カフェ」

写真:フルリーナ YOC

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「本宮カフェ」は320〜330年程前に建てられた古民家を改装したもの。この古民家は神社の棚守用住宅として使われていたもので、敷地も建物も日光二荒山神社の所有となっています。

御神木の上にコーヒー?足の下に御神木?

御神木の上にコーヒー?足の下に御神木?

写真:フルリーナ YOC

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カフェに入るとフレンドリーなマスター夫妻が旅人を温かくお出迎え。入店してまず目に入るのは、アンティークな柱時計と朱色の壁。この壁は東照宮の文化財の修復をした職人さんが、神橋の朱色と同じものを使って施工したもの。日光の社寺の趣が、カフェの美しい内装にも生かされています。

御神木の上にコーヒー?足の下に御神木?

写真:フルリーナ YOC

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「本宮カフェ」のカウンターには美しい木目の木材。この木材は何と御神木から切り出されたもの。二荒山神社所有の建物ならではの御神木カウンターなのです。

御神木の上にコーヒー?足の下に御神木?

写真:フルリーナ YOC

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更に驚くのは「本宮カフェ」の床板もまた、御神木から取った木材を使用していること。「本宮カフェはカフェの中に入る時、靴を脱いで上がるのですが、それは床板に御神木が使われているため。御神木パワーを足の底からシッカリと受け取ってくださいね!

季節限定クラムチャウダー&和スイーツが絶品!

季節限定クラムチャウダー&和スイーツが絶品!

写真:フルリーナ YOC

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本宮カフェには、食べなきゃ損!の絶品メニューが目白押し。特におすすめなのが「ゆば入りクラムチャウダー」。金谷ホテルの厚切りロイヤルブレッドを切り抜き、その中にシメジ・玉ねぎ・ベーコンがたっぷり入ったクラムチャウダーを入れ、さらに日光生湯波と日光舞茸をトッピング。クリーミーなクラムチャウダーと、トロける生湯波、シコシコ舞茸の相性は抜群!TVでも多数紹介されている、話題の人気メニューです。

食事メニューは他にも、パスタ・リゾット・サンドウイッチ等、厳選材料を用い、手間暇をかけた美味しい品々が揃います。

季節限定クラムチャウダー&和スイーツが絶品!

写真:フルリーナ YOC

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甘党ならずとも虜になってしまうのは、こちらの写真の「よもぎ団子」。なんと出来たての熱々フワフワのお団子!餡は北海道十勝産の小豆を丁寧に炊いたやわらかなつぶ餡。香り高い抹茶との相性も抜群です。

スイーツは他にも、フルーツと香り高い黒みつの相性が素晴らしいクリームあんみつ、ぜんざい、水ようかん、抹茶プリン・・・さらに、日光に来たら外せない「日光天然氷のかき氷」も揃います。

季節限定クラムチャウダー&和スイーツが絶品!

写真:フルリーナ YOC

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「本宮カフェ」自慢のカフェメニューはエスプレッソ・カフェラテ・キャラメルラテ・コーヒー・紅茶・抹茶等々。秋から春には季節限定マロンラテも登場。

本宮カフェでは「エスプレッソの本場・イタリアのお客様にも、珈琲通のお客さまにも満足してもらえるコーヒーを提供したい」…との思いから、エスプレッソマシンの最高峰「チンバリ(LA CIMBALI)」のマシンを導入。木目の美しい御神木カウンターの上に香り高いエスプレッソ。そして窓の外は、木々の合間に神橋の鮮やかな朱が映えて・・・最高に贅沢なカフェ時間です。


その他にも冷やし甘酒、ビールや日本酒などのお酒類もあるのも嬉しいところ。

歴史ある古民家を最大限に生かしたアンティーク空間!

歴史ある古民家を最大限に生かしたアンティーク空間!

写真:フルリーナ YOC

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カフェ内は、元の古民家の間取りや内装を生かして改装されています。この写真の部屋は、長い年月を経た壁板や柱が重厚で美しい色と輝きを放っています。置かれている小物や家具、ライト等はオーナー自らが厳選して集めたアンティーク。

歴史ある古民家を最大限に生かしたアンティーク空間!

写真:フルリーナ YOC

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こちらはソファでゆったりと寛げる席。この部屋の青い壁は、東照宮で使われている群青と同じ色が使われており、こちらも東照宮を修復した職人さんが手掛けたもの。

群青色はアズライトという石を砕いて作られる貴重な顔料。その深く美しい青は高貴な色とされ仏画などに大切に使われてきましたが、日光東照宮では陽明門をはじめ様々な所に使われています。

歴史ある古民家を最大限に生かしたアンティーク空間!

写真:フルリーナ YOC

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こちらの部屋には床の間があり雅な雰囲気。アンティークテーブルは一つ一つデザインが違うので、お好みのテーブルを選んでくださいね。こちらのスペースからは窓の向こうに日光山の荘厳な杉の木々を見渡せます。

330年の時を刻む梁は、過去と未来を繋ぐ梁

330年の時を刻む梁は、過去と未来を繋ぐ梁

写真:フルリーナ YOC

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このカフェの奥の部分には、330年の時を刻む太い梁を見ることができるスペースがあり、コンサートやギャラリーなどのイベントの時に使われています。時を刻んだ重厚な梁は、見る者を圧倒する風格と美しさ。

330年の時を刻む梁は、過去と未来を繋ぐ梁

写真:フルリーナ YOC

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こちらは喫煙が可能な屋外テラス。美しい緑の木々の隙間から神橋も見える人気席です。また「本宮カフェ」には絵馬も置いてあります。二荒山神社の管轄カフェなので、ここで絵馬を購入し願い事を書くと、本宮神社に絵馬を奉納してくれるのです。ゆっくりとカウンターでカフェを楽しみながら、願い事を絵馬にしたためてくださいね。

330年の時を刻む梁は、過去と未来を繋ぐ梁

写真:フルリーナ YOC

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マスターは夫婦がカフェを始めたいと思ったのは、「旅人が日光山内に来た時、ホッとひと休みできる場所を提供したい。旅の途中で美味しいコーヒーやお茶を飲みながら、地図を広げ、色々な情報を仕入れながら、これからどこへ行こうかプランをたてたり・・・。そんな場所を作りたい。」と思ったから。

そしてある時、その思いを二荒山神社の方に話したところ、それでは空き家になっている所を使ってみますか?という話に・・・。こうして世界遺産の山内・日光の原点の地に誕生した「本宮カフェ」は、日光のミニインフォメーション的役割も果たしながら、旅人に美味しくて美しい時間を提供しています。日光観光のことで何かわからないことがあったなら、遠慮せずオーナーに質問を!

「本宮カフェ」はゆったりまったり時を過ごすもよし、カウンターで情報を仕入れながら美味しいコーヒーを立ち飲みして一息入れるもよし・・・。日光観光の力強い味方のカフェ、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

本宮カフェの基本情報

住所:日光市山内2384
電話:0288-54-1669
定休日:木曜日(祝日の場合は営業、木曜祝日の場合は翌日休み)
営業時間:10時〜16時
アクセス:JR日光駅または東武日光駅より東武バスにて「神橋」下車、徒歩約2分

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/05/20 訪問

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