崖スレスレっ!カンチャナブリー「泰緬鉄道」を120%満喫する観光ポイント5つ

崖スレスレっ!カンチャナブリー「泰緬鉄道」を120%満喫する観光ポイント5つ

更新日:2019/02/08 17:10

大宮 つるのプロフィール写真 大宮 つる 開運ライター、台湾愛好ライター
首都バンコクから北に130キロほど離れた位置にある県・カンチャナブリー。タイの人気の観光地となっており、なかでも「泰緬(たいめん)鉄道」にまつわるスポットに世界中からたくさんの観光客が訪れている状況です。
そこで今回は、泰緬鉄道で絶対外せない“120%満喫する”観光ポイントを5つご紹介します。

ポイント1:崖とクウェー川の間にある「アルヒル桟道橋」

ポイント1:崖とクウェー川の間にある「アルヒル桟道橋」

写真:大宮 つる

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1つ目の観光ポイントは、“アルヒル桟道橋”の名で知られている「タム・クラセー桟道橋(Tham Kra Sae Bridge)」。泰緬鉄道のなかで外せない、名所中の名所と言えるスポットです。

アルヒル桟道橋は、崖とクウェー川の間に敷設されている“木造”の橋。この橋は第二次世界大戦中に、旧日本軍が指揮して造らせた泰緬鉄道の一部の区間となります。

建造にあたっては、連合軍捕虜や現地の労働者の方などが動員されました。劣悪な環境、過酷な作業により、たいへん多くの方の命が犠牲になったという歴史を持つ橋です。

ポイント1:崖とクウェー川の間にある「アルヒル桟道橋」

写真:大宮 つる

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悲劇の歴史を後世に伝える泰緬鉄道のシンボル的存在・アルヒル桟道橋。現在は観光地化されており、世界中の観光客が訪れる有名スポットへと。

列車が走らない間は、線路上を自由に歩いたり、写真を撮ったりすることができます。手すりや保護柵などは全くないので、足元に十分気をつけつつ、見学するようにしてくださいね。

ポイント1:崖とクウェー川の間にある「アルヒル桟道橋」

写真:大宮 つる

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線路上を歩いていると、崖側に洞窟があることに気づきます。洞窟には、黄金の仏さまがご鎮座。現地のタイ人が手を合わせ、熱心に拝んでいる様子がうかがえます。なお、仏さまに手を合わせる場合は、土足厳禁なのでご注意ください。

ポイント2:アルヒル桟道橋の近くにある「タム・クラセー駅」

ポイント2:アルヒル桟道橋の近くにある「タム・クラセー駅」

写真:大宮 つる

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アルヒル桟道橋の正式名称は、「タム・クラセー桟道橋」であると上述しましたが、桟道橋の付近には、「タム・クラセー駅」があります。駅付近では、のんびり列車待ちをしている方、線路を歩いている方が多く見られます。

ポイント2:アルヒル桟道橋の近くにある「タム・クラセー駅」

写真:大宮 つる

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こちらは、タム・クラセー駅に列車が入ってくる様子です。日本のように「白線の内側にお下がりください」といったようなアナウンスはありません。

手をほんの少し伸ばせば届くくらいの距離で写真撮影をしている方が多数。「危なくない?」と思ってしまうところですが、列車はゆっくり駅に入ってきますので、危険な行動をしない限り、基本的には大丈夫です。

ポイント3:列車に乗車し、アルヒル桟道橋を体感!

ポイント3:列車に乗車し、アルヒル桟道橋を体感!

写真:大宮 つる

泰緬鉄道の醍醐味は、なんといっても列車に乗車して、アルヒル桟道橋を体感すること!

橋は木造でできているため、超低速で走ります。70年以上前に建造された橋がいまも現役で使われていることに畏敬の念と、かなりのスリルを覚えること間違いなしです。

アルヒル桟道橋の有名なカーブ部分を撮影するためには、進行方向“右側”に座りましょう。あるいは、乗り降り口にはドアがついていないため、手すりにつかまりながら身を乗り出して撮影することも可能です。チャレンジャーの方は、自己責任のもとお試しください!

ポイント3:列車に乗車し、アルヒル桟道橋を体感!

写真:大宮 つる

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アルヒル桟道橋のカーブ部分をカメラに収めたら、次は、進行方向“左側”に注目です。

左側には、手で削られたという崖が目前に……! 崖スレスレで列車は走り抜けます。歴史の重みを感じますね。こちらも見逃さないようにしましょう。

ポイント4:車内の雰囲気を味わう

ポイント4:車内の雰囲気を味わう

写真:大宮 つる

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アルヒル桟道橋の難所を過ぎると、列車はスピードを上げ、軽快に走ります。

ポイント4:車内の雰囲気を味わう

写真:大宮 つる

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車窓には、のどかなタイの田園風景が広がります。

ポイント4:車内の雰囲気を味わう

写真:大宮 つる

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乗車中にカメラマンが訪れ、写真撮影をしてくれます。しばらくすると、今しがた撮影した写真がついた“乗車券”を販売しに来ます。300バーツ、日本円にすると900円ほど。こちらは買うも買わないも自由です。

ポイント5:『戦場にかける橋』のモデルとなった「クウェー川鉄橋」

ポイント5:『戦場にかける橋』のモデルとなった「クウェー川鉄橋」

写真:大宮 つる

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泰緬鉄道で外せない、もう一つのスポットは「クウェー川鉄橋」。こちらは、映画『戦場にかける橋(1957年公開)』のモデルとなった橋と知られています。この映画によって、カンチャナブリ―はその名を一躍知らしめ、人気の観光地へとのしあげました。

ポイント5:『戦場にかける橋』のモデルとなった「クウェー川鉄橋」

写真:大宮 つる

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クウェー川鉄橋もまた、列車が走らない間は線路上を自由に歩けるのが特徴。

注意しなければいけないのが、列車が線路を走るとき、です。退避場所がいくつかあるので、そちらに移動しましょう。退避場所から、列車がスレスレにゆっくり走る様子を見られます。

ポイント5:『戦場にかける橋』のモデルとなった「クウェー川鉄橋」

写真:大宮 つる

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クウェー川鉄橋に訪れたら、チェックしていただきたいのが、鉄橋に刻まれた印字。「YOKOGAWA BRIDGE WORKS TOKYO JAPAN」と印字されてます。これは、戦後賠償の一環として「横河ブリッジ」が修復を担当したという証となります。

歴史を感じるカンチャナブリー鉄道旅で、1dayトリップ

以上、カンチャナブリー「泰緬鉄道」を120%満喫する観光ポイントを5つご紹介しましたが、いかがでしたか?

カンチャナブリーはタイでも人気の高い観光地です。そして、カンチャナブリーといえば、泰緬鉄道は絶対外せません。アルヒル桟道橋、クウェー川鉄橋の見学だけでなく、列車にも乗車してみてくださいね。

なお、カンチャナブリーまでは電車やバスを使ってアクセス可能ですが、効率よく回りたいなら、泰緬鉄道乗車体験付きのツアーの利用がオススメですよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/31 訪問

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