写真:浅井 みら野
地図を見るホテルがある“ネルドゥバ通り(Nerudova)”は、ガイドブックでも頻繁に登場する“王の道(Královská cesta)”の一部。王の道とは、歴代の王たちが戴冠の際に歩んだルートのことで、元王宮からプラハ城までプラハ市内を東から西へ横断していきます。4qほどの道のりの途中には、旧市庁舎やカレル橋など有名観光地も通るので、プラハ市内を散策する際のおすすめコースとしても度々紹介されています。
写真:浅井 みら野
地図を見るネルドゥバ通りの真ん中にあるのが「ホテル ゴールデン キー(Hotel Golden Key)」。ピンクとホワイトの2色で彩られているホテル正面から、宿泊者をあたたかく迎え入れてくれる雰囲気が伝わってきますね。奥に続く廊下を通り抜けると、陽光がたっぷりと降り注ぐ明るいロビーに辿り着きます。
写真:浅井 みら野
地図を見るホテルの名前にもなっている黄金の鍵は、ホテル正面の真ん中あたりで見つけることができます。実はこちらのレリーフは、中世の時代に実際に使われていた“表札”。数字で建物を割り振っていく現在の方法ではなく、当時は日用品や動物などの彫刻をそれぞれの建物に飾り、場所を把握していました。
ホテルとなっているこちらの建物には、有名な錠前師が暮らしていたという歴史があり、鍵のレリーフに。お店の看板も兼ねていたのが、現在はホテルのシンボルになったのです。他にも周辺の建物を見ると色々なレリーフが残されていて、見つけながら歩くとより街歩きを楽しむことができますよ。
写真:浅井 みら野
地図を見る2014年に大々的なリノベーションを経てオープン。16世紀に建てられた建物の雰囲気を尊重しつつ、内装を快適なモダンデザインに仕上げたのが、魅力のひとつ。ベージュやピンクなどぬくもりが感じられるインテリアが置かれ、ほっと一息つける雰囲気です。
ブティックホテルと称するだけあり、照明がシャンデリアなど細かい部分もお洒落なのが嬉しいところ。全25室の部屋には、2名用や4名用などカテゴリも豊富です。バスタブ付きの部屋もありますので、希望される際は予約時にリクエストするのがおすすめ。
写真:浅井 みら野
地図を見る歴史ある建物だからこそ出会える嬉しいサプライズがこちら。ホテル以前に描かれた天井画が美しいまま保存され、その部屋に宿泊することもできますよ。ぶどうなどカラフルな果実がところどころに散りばめられ、その周りを植物の葉がゆるやかに踊るように描かれています。天井の板の大きさに合わせて、ぴったりとデザインされた当時の画家の才能の素晴らしさを今でも感じることができる貴重な部屋です。
写真:浅井 みら野
地図を見るこちらのホテルに滞在した際に、ぜひとも立ち寄りたいのがホテル内にある“デザイヌング
カフェ(Designum Café)”。 10人ぐらいでいっぱいになる店内には、焙煎したコーヒーや出
来たてケーキの香りが充満し、幸せなひとときを過ごすことができますよ。特に毎日焼き上げるケーキや、ホームメイドのレモネードは絶品です。
若きチェコ出身のデザイナーさんによって店内は定期的に模様替えされるのだとか。地元の人も、一度来た時とは全然違う雰囲気に驚くこともあり、面白い取り組みで注目されています。カフェ以外にギャラリーも併設されてますので、カフェの雰囲気を楽しんだ後に、覗いてみるのはいかがでしょうか。
写真:浅井 みら野
地図を見るカフェやギャラリー以外にも、ホテル滞在を楽しめるのが窓からの景色。プラハ城を目指す観光客や地元の人が散歩道として歩くネルドゥバ通りには、常に人の姿が。中世の頃より王家の人々も歩いた道が今も残されているのは感慨深いですよね。通行人だけでなく、道の両側に並ぶ中世時代に建てられた建物も、静けさが漂う午前中や灯りで幻想的に照らされる夕方など時間によって刻々と変化していきます。
外観と内装の両方が可愛く、心地よいあたたかさが感じられるブティックホテル「ホテル ゴールデン キー」。ホテルのシンボルとなっている美しい鍵が繋げてくれるのは、徒歩5分圏内のプラハ城やカレル橋などの観光名所だけでなく、ヨーロッパの中心都市として“黄金の街”とも呼ばれた中世時代のプラハも含まれているのではないでしょうか。
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(2024/3/19更新)
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