北海道伊達市大滝区は新千歳空港から高速道路を使用して約1時間程度の場所にある北湯沢温泉がある地区です。大自然に囲まれたこの地区は、北海道の人気観光地であるニセコ町や函館市方面へ向かう中継地ともなっており、ドライブの休憩場所としても最適です。
新千歳空港や札幌市から向かうと伊達市大滝区に入ってすぐの場所にあるのが「三階滝公園」です。この公園は、名前の通り美しい三階滝を目の前で見ることができるのが最大の特徴です。
三階滝は北湯沢温泉に沿うようにして流れる長流川の上流にある滝で、「三階滝公園」の駐車場からは徒歩1分程度。滝を見るまでに長い距離を歩く必要がありませんから、体力に自信のない方や小さなお子様連れの旅行でも安心して訪問することが可能です。
苔が生えた大きな岩石の間を階段のように流れ落ちる渓流は、高低差こそそれ程ありませんが非常に美しく、見る者を魅了します。深緑の時期はもちろんですが、滝の両側は椛が自生しているため葉が色づく季節は多くの観光客でにぎわう人気の絶景スポットとなっています。
三階滝公園の魅力は滝までのアクセスが手軽なことと滝の美しさもありますが、もう一つは滝見橋で滝のすぐ近くまで近づくことができるという点にあります。滝見橋から三階滝を見ると、目線とほぼ同じ高さから橋の下に向かって水が流れ落ちる様子がよく見えます。
実際に橋に立ってみると、滝から冷風が吹き上げてくるような感覚を味わうことができます。この滝で発生するマイナスイオンは50,000個/ccで、思わず大きく深呼吸したくなる清々しい空気が漂っています。
「三階滝公園」の滝見橋からすぐの場所にあるのが「甘露法水」という湧き水が出る水汲みスポットです。実は、この伊達市大滝区は地下水が湧き出る隠れた名水スポット!甘露法水は地下380メートルの場所から湧き出ていると言われています。写真の洞穴の脇からは水が流れ出ていて、自由に飲んだり汲んで持ち帰ったりすることが可能です。
また、この洞窟の中には賽銭箱も用意されていてお参りができるようになっています。何でも、この場所の湧き水は長寿延命や安産子孫繁栄などの御利益があるらしく、立て看板には「清らかな心で受水してください」との一言が。頭に願いを思い浮かべながら地下から浸みだす水を飲んでみてはいかがでしょうか。
三階滝公園の駐車場と道路を挟んで向かい側には、トーテムポールが並ぶ「トーテムポールの丘」があります。北海道伊達市はカナダのレイク・カウチン町と姉妹都市。このトーテムポールは友好の証として設置されたものです。大小様々で表情豊かなトーテムポールが芝生の丘に悠然と佇む姿は、大自然の中で不思議な雰囲気を醸し出しています。
ただし、冬季は雪に閉ざされるので、春〜11月下旬までに訪れるのがおすすめです。
三階滝から下流に進むと、北湯沢温泉に沿うようにして流れる長流川にあるのが「白絹の床」です。支笏湖から伊達市に抜ける国道453号線を走ると、北湯沢温泉付近で車窓からでもはっきりと白と黄色に輝く長流川を見ることができ、きっと目を奪われるはずです。
ゴツゴツとした岩石が転がる長流川ですが、白絹の床の場所だけはほとんど岩石は見られず、人口的に造られたのではないかと疑いたくなるほど浅く平らな川底になっています。川の中に絹が踊っているように見える風景は、「白絹の床」という名に相応しい絶景です。
「白絹の床」のすぐ近くには、この風景を見ながら入れる無料の足湯スポットがあります。場所は野口観光グループの「緑の風リゾートきたゆざわ」の駐車所から川の方へ降りた先で、少しわかりにくい場所にあることから無料の足湯スポットにも関わらず意外に知っている人が少ない穴場!景色を見ながらゆっくり過ごすことができると思います。
傾斜を利用して造られた階段状の細長い足湯は約20メートル!人がいないときは歩行浴を楽しむことも可能な大規模の足湯です。源泉かけ流しのお湯は、湯口から下に向かうにつれて徐々に温度が下がっていくように設計されているので、自分好みの温度の場所を探して入るのも楽しいですね。
目の前には「白絹の床」の美しい景色が広がり、長流川のせせらぎを聞きながらの入浴は何とも贅沢なひと時です。ただし、冬季は積雪の状況によって足湯が閉鎖になる場合がありますので、4月から11月頃までの訪問がお勧めです。
北海道伊達市大滝区は北湯沢温泉がある大自然に囲まれた温泉地。北湯沢温泉に沿うようにして流れる長流川のつくりだす美しい風景は、見る者をそっと癒してくれます。「三階滝公園」は四季折々で変わる絵画のような滝のある風景を間近で見ることができ、そばから湧き出す「甘露法水」にはご利益があるとも言われる穴場の水汲みスポット!
また、「白絹の床」は白や黄色の平らな川底が特徴的で、絹が踊るような様子はいつまでも眺めていたくなる絶景です。近くにある足湯でのんびりとした時間を過ごせば、日常の疲れも忘れられるはず。「美しい風景を見てリフレッシュしたい!」という方は、北海道伊達市へ癒しの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
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(2024/3/18更新)
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