若手の芸妓さんも活躍中!会津「東山温泉」で贅沢な温泉ステイ

若手の芸妓さんも活躍中!会津「東山温泉」で贅沢な温泉ステイ

更新日:2017/05/09 18:27

成瀬 亜希子のプロフィール写真 成瀬 亜希子 ユニークホテルライター、トラベルライター
江戸時代から会津藩の湯治場として栄えてきた「東山温泉」。山形県の上山温泉、湯野浜温泉と共に奥羽三楽郷のひとつとして知られています。旅館やホテルでは、豊かな自然の中で露天風呂を満喫できたり、会津のグルメを好きなスタイルで食べられるのが魅力。昔懐かしい射的屋や、現在も芸妓さんが活躍しているなど、温泉街ならではの楽しみもありますよ。今回は会津の奥座敷「東山温泉」の過ごし方についてご紹介します!

昔ながらの温泉街を満喫できる「東山温泉」

昔ながらの温泉街を満喫できる「東山温泉」

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

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会津若松駅からバスやタクシーで約20分ほどの自然豊かな場所にある「東山温泉」。街の中心を通る湯川沿いには旅館やホテルが軒を連ねており、趣のある雰囲気が漂っています。老舗旅館「向瀧」の周辺は映画「千と千尋の神隠し」の舞台に似ていると話題になったことも。また最近では映画「聖の青春」のロケ地としても注目を集めました。

昔ながらの温泉街を満喫できる「東山温泉」

写真:成瀬 亜希子

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温泉街の中には、昭和の雰囲気が漂う射的屋もあります。看板と提灯がぼんやり照らされており、思わず入ってみたくなりますね。店内は誰でも自由に入れるのですが、店員さんの姿はどこにも見当たりません。そう、ここはまさかのセルフサービス!友人や家族とはもちろんですが、一人でも気兼ねなく遊べるのがいいですよね。

昔ながらの温泉街を満喫できる「東山温泉」

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

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会津で最も古い寺社の一つ「羽黒山湯上神社」。大晦日になると「東山羽黒山元朝まいり」があり、地元の人はなんと1225段の参道を登って初詣に行くそうです。観光客の方は日中の晴れた日に行くのがおすすめ。特に冬は階段が雪に埋もれてしまい登山する感じになるので、しっかり長靴を履くなどして万全の装備で挑みましょう!

旅館によって様々な風景を楽しめる「東山温泉」

旅館によって様々な風景を楽しめる「東山温泉」

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

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東山温泉の泉質は硫酸塩泉で、神経痛、筋肉痛の諸病をはじめ、切り傷や火傷など様々な効能があります。弱アルカリ性でクレンジング効果もあり「美肌の湯」としても知られています。さらさらと透き通っており無臭ですので、独特の匂いが苦手な方でも入りやすいですよ。

開湯1,300年で東山温泉の発祥の湯がある「庄助の宿 瀧の湯」。奈良時代に名僧の行基が「古の湯」を発見したと言われています。露天風呂の「瀧美の湯」では、迫力ある伏見ヶ滝を間近で見ることができてマイナスイオンもたっぷり。夜になるとライトアップされて幻想的な光景になるので必見です!

旅館によって様々な風景を楽しめる「東山温泉」

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

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東山温泉街の入り口にあり、標高約300mの高台にそびえる「御宿東鳳」。大型ホテルのため客室、施設、朝食バイキングの種類が豊富です。こちらでは絶景ロケーションを活かした露天風呂に注目されています。写真は空に浮かぶような円形の露天風呂「宙(そら)の湯」。会津の街並みを見渡しながら、自然あふれる竹林や風でリラックスした気分になりますよ。

旅館によって様々な風景を楽しめる「東山温泉」

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

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東山温泉街でも少し奥まった静かな場所にある「東山グランドホテル」。大浴場の窓から自然豊かな森林をパノラマで見渡せるのがポイントです。春夏は森林浴、冬は雪景色など季節を通して絶景を楽しめますよ。また「伝説の料理人」と名高い高階孝晴氏がプロデュースした創作バイキングと会席料理が絶品です。

東山温泉街には、この他にも日帰り温泉が利用できる宿、宿泊すると貸切風呂を利用できる宿もたくさんあります。また春から夏にかけては足湯を体験できるところも。滞在時間が少ない場合でもサッと温泉を満喫できるのが大きな魅力ですね。

旅館のダイニングやいろりで味わう会津グルメ

旅館のダイニングやいろりで味わう会津グルメ

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

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東山温泉の旅館では会津ならではのグルメをダイニング、個室、いろりなど、様々な場所で味わえます。例えば老舗旅館「原瀧」にあるのが個室風ダイニング「瀧川」。和風モダンな空間が広がっており、バイキングコーナーには会津の郷土料理がずらりと並んでいます。

こちらではお席に用意されるお手前料理(食前酒、前菜、お造り、鍋物など)の他に、バイキングコーナーでお料理をいただけるのが魅力。会津の郷土料理、会津米、会津の地酒に合わせた料理長特製の美肴など、豊富な会津グルメをじっくり堪能できますね!

旅館のダイニングやいろりで味わう会津グルメ

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

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くつろぎ宿「新龍」で注目したいのが部屋食。数寄屋造り風のお部屋で、東山温泉街と湯川を眺めながら味わえます。例えば最高品質の会津産コシヒカリを使用した白米、一番人気のメイン料理「国産牛の会津二年味噌焼き」、とろけるような食感の「生トロ湯葉刺し」、会津の伝統的な料理で具だくさんの「こづゆ」など絶品揃いですよ。

旅館のダイニングやいろりで味わう会津グルメ

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

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いろりの宿「芦名」では、雰囲気のあるいろりの前で会津の郷土料理が味わえる「名物いろり会席」が人気。会津の地鶏、天然の岩魚、厚揚げ田楽など、炭火でじっくりと焼き上げ素材本来の旨みを引き出します。また新鮮なロース肉を使用した会津の馬刺しや、香り高い手打ち十割蕎麦など、その他のお料理も見逃せません。

江戸時代から東山芸妓(からり妓さん)も活躍

江戸時代から東山芸妓(からり妓さん)も活躍

写真:成瀬 亜希子

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東山芸妓(からり妓さん)の歴史は長く、江戸時代から会津独自のしきたりや、歌や踊りの伝統芸能が伝わりました。東山温泉には芸妓屋協同組合があり、現在も多くの芸妓が活躍しています。若手芸妓の一人・月乃さんは「学生時代はこの仕事をすると思わなかった」と振り返りますが、芸妓さんの魅力に惹かれてこの世界に飛び込んだそうです。

江戸時代から東山芸妓(からり妓さん)も活躍

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

以前は地元のお客さんのお祝い事や、観光客が滞在する旅館に呼ばれることが中心でしたが、最近はインバウンドのお客さんも増えているのだとか。月乃さんは「歌や踊りで伝わる部分もありますが、コミュニケーションの一つとして語学の勉強はしたい」と意欲的。将来は東山温泉に国際的な芸妓さんが生まれるかもしれませんね!

浅草から会津まで1本?意外なアクセス方法

浅草から会津まで1本?意外なアクセス方法

提供元:東山芦ノ牧温泉誘客協議会

東京方面から会津若松までのアクセスは、東京駅から新幹線もしくは新宿駅から高速バスで行くのが一般的。しかし実は東京・浅草と会津若松間は、東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道と1本の路線でつながっていることをご存知でしょうか?

このルートであれば最短で乗り換え1回、所要時間約4時間で、しかも車窓からの自然豊かな景色を楽しみながら行くことができるのです。新幹線よりも安く、高速バスよりも快適という知る人ぞ知る秘密のルート。会津までの道中も楽しみたい方にはおすすめですよ!

充実した温泉ステイを楽しめる「東山温泉」

朝昼は会津若松の観光スポットを周って、夜は東山温泉の旅館に宿泊する人も多いでしょう。その一方で東山温泉にずっと滞在する人もいるのだとか。旅館で好きなだけ温泉やグルメを楽しみ、ふらっと温泉街を歩いて、お部屋でゆったりと寛ぐ。たまには旅先でゆっくり過ごすのも良いですよね。東山温泉で充実した温泉ステイを楽しんでみてください!

【※この記事は 東山芦ノ牧温泉誘客協議会 とのタイアップです】

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/24−2017/01/26 訪問

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