石割山は、富士五湖の1つである山中湖の北に位置し、標高は1,413m。
石割神社鳥居前(参拝者用駐車場有)から歩き始めれば、山頂までは70分(目安)ほどの比較的歩き易いハイキングコースです。
とはいいつつも、スタートはどこまでも続くかのような403段の石段から。
かつては山岳信仰の霊場であったことを感じさせます。
石段を登りきった先は、比較的緩やかな道が続き、ご神木の桂の巨樹と大岩が見えると、そこがパワースポット・石割神社です。(目安:50分)
標高約1,300mもの高地に自生する桂は珍しく、その裏には水が湧きでるというお釜石もあります。この水は桂川(相模川)の源流となり、その名前の由来ともいわれ、古くは旱魃(かんばつ)の際、雨乞いの儀式が行われた場所なのだそうです。
神社から先は、急な箇所もある山道となりますが、山頂からは絶景が待っています!
「石」の字の形に割れた迫力ある大岩をご神体とし、ご祭神は天手力男命(あめのたぢからおのみこと)です。日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天の岩戸を引き開けた大力の神様です。
開運・厄除・追儺(ついな)・長寿息災のご利益があるとされ、岩の割れ目からしみ出る水は眼病、皮膚病に効くともいわれ、霊水として信仰されています。(冬季は凍結)
また、この大岩には人一人がやっと通れるほどの隙間があり、古くからこの隙間を時計回りに3回通れば幸運が開けるといわれているのです。
山頂からの展望は素晴らしく、眼前には大きな富士山、眼下には山中湖が見えます。
しかも、ここから見る富士山は末広がり!
富士山は上から見ると真円ではなく、北北西から南南東に伸びた楕円形をしており、そのライン上に側火山が集中しています。
富士山の北東に位置する石割山は、このラインのほぼ真横にあたり、南側(写真左)には宝永山、北側(写真右)には富士スバルライン五合目(小御嶽)付近が盛り上がり、扇を逆さにしたような末広がりの美しい富士山を見ることができます。
さらには南アルプスや広大な裾野も美しいので、是非ご覧になってはいかがでしょうか?
石割山からは天候さえ良ければ、11月と1月の年2回、富士山頂に日が沈む「ダイヤモンド富士」が見られます。
観測日時の目安は、11月26日前後(15:48頃)と1月16日前後(16:11頃)。パワースポットの山から見るダイヤモンド富士は、更なる感動をくれる筈です。
但し、日が沈んだ途端、一気に冷え込み、次第に暗くなります。ダイヤ富士を目的とするなら防寒対策とヘッドランプはお忘れなく!行動時も怪我のないよう十分ご注意下さい。
折角、石割山まで来たなら、隣の平尾山(1,318m)へも足を延ばしたいところ。
高度感こそ石割山に劣るものの、富士山と山中湖がより間近に見えるロケーションです。
こちらも石割山と同様、天候に恵まれればダイヤモンド富士が見られます。観測日時の目安は、11月19日前後(15:46頃)、1月22日前後(16:14頃)となります。
平尾山までは尾根を歩いて約40分、石割神社駐車場へ下りるには30分ほどですので、是非立ち寄られてはいかがでしょうか?
石割山は四季を通して楽しめる山ですが、冬季は積雪や凍結することもあるため、軽アイゼン等の滑り止めや防寒対策はお忘れなく!
パワースポット・石割神社と絶景の富士山が気軽に楽しめて、お勧めのハイキングコースです!
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(2024/4/24更新)
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