写真:藤谷 愛
地図を見る川越出身のオーナーさんが2006年に開店した「川越ベーカリー楽楽」。漆喰の外壁の建物が、菓子屋横丁にしっくりと馴染むパン屋さんで、週末には行列ができることもしばしば。人気の理由は、ハード系、ソフト系とこだわらずに「日本人の愛するパン」を作り続けている点にあります。
パッと見た感じでは分かりづらいですが、「さつまいも大納言」や干し柿ペーストの入った「柿のカンパーニュ」など、意外にも「和」の素材が多いのが特徴です。お店の看板商品でもある写真中央の丸い形のパンは、埼玉県秩父市の秩父味噌を練りこんだ「お味噌のパン」。ほんのりした甘さの味噌がクセになる味です。もちろん、洋の素材を入れたパン、プレーンのバゲット、しっとりとした柔らかさが魅力の「彩の国地粉の食パン」なども販売。好みに合わせた商品が多彩なのも嬉しい点。こちらのお店で使用するのは、北海道産の小麦粉や県産の小麦粉で、この配合ノウハウが新店舗で存分に活かされています。
それでは、ベーカリーの目の前に出来た「サンドイッチパーラー楽楽(以下、楽楽)」をご案内していきます!
写真:藤谷 愛
地図を見る2015年、菓子屋横丁では大きな火災があり、老舗店舗を含む5棟が全焼。創業10周年の新たなチャレンジと「少しでも菓子屋横丁の力になれば」という思いでオープンしたという店舗には、約20種類のカラフルなサンドイッチが並びます。
写真:藤谷 愛
地図を見る楽楽のサンドイッチは、具材もさることながら、使用する食パンもカラフル!現在、プレーン、ごま、ライ麦、ほうれん草、人参、ボイセンベリーの6種類が、具材の相性に合わせてマッチングされています。パンの基本である小麦粉は、ふっくらしたパンを作る北海道産の「ゆめちから」と、香りの良い埼玉県産の「ハナマンテン」を独自に配合。サンドイッチにしても型崩れしにくく、薫り高いのが特徴です。県産食材も上手に活かす楽楽オリジナルのサンドイッチパンは、観光客にとっても食べる価値大ですよ。
写真:藤谷 愛
地図を見るサンドイッチにはおかず系とスイーツ系があるので、ランチでも、おやつタイムでもOK。ただ、夕方近くになると種類も少なくなってくるので、早い時間の訪問がお勧めです。
また、コスパ的にお勧めの時間帯はモーニング!7:30〜11:00までの時間帯は、サンドイッチにプラス200円で、フルーツビネガーで爽やかに仕上げた「お豆のマリネ」と、甘さ控えめの「横丁のやわらかプリン」が付きます。
写真:藤谷 愛
地図を見るオシャレな外観ですが、向かいのベーカリー楽楽と同じトーンの外装の為、菓子屋横丁の昭和の懐かしい雰囲気を邪魔することなく存在感を発揮。1Fでサンドイッチを購入したら、建物右のグレーの階段を使って、2階又は3階でのイートインが可能です。
写真:藤谷 愛
地図を見る2階には大きな窓があり、広々としています。大き目のテーブルもあるので、グループ旅行でも皆でまとまってランチを楽しめますよ。
写真:藤谷 愛
地図を見る特筆すべきは3階の屋上。このフロアからは、なんと富士山を眺めることができます!また、菓子屋横丁を上から眺めることができる希少スポットで、解放感も抜群です。写真奥には人工芝を敷いているので、お子さんを遊ばせながらの食事にも最適。そして、このフロアはワンちゃんも歓迎!不定期ではありますが、ワンちゃん用のおやつパンを販売している日もあるので、愛犬と訪れる際には事前に確認してみてください。
写真:藤谷 愛
地図を見るたくさんのサンドイッチの中からまずお勧めしたいのは、お店イチオシの「合鴨バルサミコ」(390円・税込み)。厚めにカットした合鴨のコクと、甘酸っぱいバルサミコソースの相性は抜群。ほんのり甘いボイセンベリーのパンが全体を引き立てます。
写真:藤谷 愛
地図を見るお肉が苦手な方には「サーモンマリネ」(330円・税込み)がお勧め。爽やかなサーモンマリネと、スプラウトのシャキシャキ食感はダブルの楽しさ。ほうれん草のパンに挟んだヘルシーな逸品です。
写真:藤谷 愛
地図を見るデザートにお勧めなのは、ふわっふわのシフォンに挟まれた「シフォンサンド・プリンアラモード」(390円・税込み)。油断するとシフォンが崩れるほどの重量です。それもそのはず。約2センチの厚さで長方形にカットされたプリンが存在をアピールしています。果物の甘さは強く、プリンの甘さは控えめなので、相性良く全てをペロッと食べてしまえる、女子には魅力的なギルトフリースイーツです。
2012年から開催されている「川越パンマルシェ」は、ベーカリー楽楽も出店する人気イベント。5月の最終日曜日に西武新宿線・本川越駅から徒歩1分の「小江戸蔵里」で行われ、2016年は1日で約7000人が来場する賑わいでした。川越を中心とする、埼玉県内のパン屋さん約20軒が参加し、今年は楽楽のサンドイッチも登場予定!ますます見逃せないイベントです。
昔の駄菓子屋の風景を残す菓子屋横丁ですが、「サンドイッチパーラー楽楽」の存在で、老舗も新店も共存しながら進化しています。
あらゆる年齢層が楽しむことができる菓子屋横丁。カラフルなサンドイッチを食べに、小江戸川越を訪れてみてください。
*「関連MEMO」には川越のお祭りや雑貨店、観光情報をご紹介しています。併せてご利用ください。
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(2024/3/19更新)
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