写真：スノードロップ
地図を見る国登録有形文化財の「矢中の杜」は、筑波山麓に位置するつくば市北条地区に建材研究家・実業家の矢中龍次郎氏が建てた、昭和の生活空間を体感できる貴重な建造物です。邸宅内には豪華な調度品が飾られ、贅を尽くしたすばらしい迎賓空間が広がります。
毎週土曜日には、歴史的背景や建築的特徴、および文化的価値を伝えるため、ガイドツアー制による定期的な邸宅公開を行っています(所要時間約45分)。
写真：スノードロップ
地図を見る旧矢中邸建築の背景には、龍次郎氏の「永年の研究、発明成果を適用し、木造のモデル住宅を作る」という想いと、「皇族が休息できる迎賓空間を設える」という意図がありました。そのため伝統的な和風建築をベースとした上で、龍次郎氏の研究成果が反映された独特の構造や材料が取り入れられています。
写真は、別館1階にある客間の食堂です。鮮やかな板戸絵と、その上に広がる日本全国の(昭和16年当時)国立公園の図はとても貴重なものとなっています。
写真：スノードロップ
地図を見る別館2階の応接室は、厳粛な空気が漂う二間続きのお部屋です。大谷石の飾り暖炉や西陣織の襖、書院を備えた本格的な和室など、近代の上流階級において流行した和洋折衷様式を採用し、格式高く、豪華絢爛な意匠が随所に見られます。
写真：スノードロップ
地図を見るその「矢中の杜」で毎年開催されている、２日間限定のマーケットが「御殿まるごとマーケット」です。どのようなマーケットなのか？2016年3月26日(土)～27(日)を例に挙げご紹介していきましょう。
写真：スノードロップ
地図を見る入口付近の庭園には、ドリンクやフードの店が並びます。「泉’sベーカリー」は、自家製酵母のパンを車で移動販売しているパン屋さん。栃木県産小麦粉のみを使用した、噛めば噛むほど美味しい、もっちりどっしりとした生地が特徴です。白いお砂糖を使わない糖分・油分控えめな焼き菓子も販売しています。
写真：スノードロップ
地図を見るピクルスやシロップを販売しているのは、市貝の「ぴーガーデン」。自然肥料を使い無農薬の自家農園で育った旬の果物や野菜と、体にやさしいきび砂糖で作ったナチュラルジャムやシロップ、ピクルスを購入することができます。
写真：スノードロップ
地図を見る「須田帆布」は、茨城県つくば市でオリジナルの帆布バッグを作っているお店です。「他にはないカタチとニオイ」がコンセプトで、ガンガンと長く使える丈夫なバッグが並びます。一度使い始めたら手放せなくなる使い勝手の良さがあり、地元でもファンの多いかばん屋さんです。
写真：スノードロップ
地図を見る「Panier de fleurs」は、アーティフィシャルフラワー(生花を限りなくリアルに再現したお花)を使い、ナチュラルスタイルのリースやアレンジメントを販売しているお店。美しいまま長い期間楽しむことができ、花粉などのアレルギーの心配もありません。
写真：スノードロップ
地図を見るバーナーを使ったガラス細工で、ガラスペンを中心にアクセサリーやランプなどの生活雑貨を制作する「川西硝子」。ガラスペンは、ペン先から柄にいたるまで完全な手仕事で作られており、長文筆記可能な滑らかな書き心地が人気の品です。
写真：スノードロップ
地図を見る「Porcelain Painting -le Soleil-」では、ケーキ皿等の絵付けを体験できます。白い食器に専用の絵の具で絵を描き、焼成して楽しむポーセリンペインティング。個人差はありますが、所要時間は約１時間から。作品は、後日郵送となります。
写真：スノードロップ
地図を見るマーブリング染め体験ができる「ぷにの家」。つくば市作谷の古民家で制作活動中の草木染作家による、染めのワークショップです。所要時間は約30分。開催時間が１日に４回、定員が各回３名のため、予約することをおすすめします。
その他にも、食べるとほっとする、気持ちがまあるくなるような焼き菓子を作る「ハシバミ」や、セレクト古書店「ミウコネアン女子系古書部」、益子にある暮らしに寄り添う日用品を扱う商店「つづり」など、「御殿まるごとマーケット」には魅力的なお店が多数出店されています。普段とは雰囲気の違う「矢中の杜」を、ぜひお楽しみください！
※2017年の開催内容は、関連MEMO欄の「矢中の杜」公式ホームページから確認できる予定です。ご紹介した出店者は、出店しない場合もあります。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較！
このスポットに行きたい！と思ったらトラベルjpでまとめて検索！
条件を指定して検索
(2024/4/26更新)
- PR -
- 広告 -
