写真:安藤 美紀
地図を見る会津若松から会津鉄道に乗り、のどかな田園風景を抜けること約20分。芦ノ牧温泉駅から歩いて数分の場所に「牛乳屋食堂」はあります。
お店の外には「牛乳屋食堂」と書かれた大きな看板が。「えっ、牛乳屋さんなの…?それともラーメン屋さんなの…?」一度見たら忘れられない、印象的な名前のお店です。
お店の歴史は古く、昭和2年創業。以来、その味は代々受け継がれ、現在は3代目の女将 井上節子さんと4代目の女将がお店の暖簾を守っています。いつもニコニコ気さくな人柄の井上さん。ほっとする温かさがあって、初めて訪れた人でも優しく迎えてくれます。
写真:安藤 美紀
地図を見るでも、ラーメンがウリなのになぜ牛乳屋なの…?印象的な屋号だけに気になりますよね。
「牛乳屋食堂」は、かつて牛やヤギの乳を集めて殺菌加工・販売する、普通の牛乳屋さんでした。その後、会津鉄道(旧国鉄会津線)が開通した年に、隣に住んでいた中国人から「支那そば」のノウハウを教わり、ラーメンが食べられる食堂として再スタート。やがてこのラーメンが評判となり、名をとどろかせることになったのです。
店内には、「牛乳屋食堂」としてスタートしたばかりの頃(昭和時代)の絵が飾られています。いかにもほのぼのした外観で、懐かしい雰囲気ですよね。実はこのとき、牛乳配達も行っていたそう!牛乳瓶がぶつかる「カシャンカシャン…」という音まで聞こえてきそうですね。
写真:安藤 美紀
地図を見るTVや雑誌など多くのメディアに取り上げられている「牛乳屋食堂」。壁には有名人のサインがずらり!
ここは県外からもファンが駆けつける人気店で、店内は常にラーメンを楽しむ人であふれています。しかし「牛乳屋食堂」は、地元で暮らす人にとっても大切なお店。観光客だけでなく、地元のファンが多いのも特徴です。
写真:安藤 美紀
地図を見る初代が中国人から教わった「支那そば」のスープのとりかたは、今でも昔のまま。基本のスープは変えない!このこだわりが「牛乳屋食堂」の美味しさを支えているのでしょう。今では時代に合わせて新しいメニューを開発しているそうですが、どれも「支那そば」のスープがベースになっています。
ラーメンのスープは、お醤油・味噌・塩など種類豊富!なかでも、牛乳入りのミルクみそ味は牛乳屋さんらしいメニューでおすすめ。そして麺は中太麺と極太麺の2種類を使いわけていますが、どちらもモチモチ…というよりプルプル!くせになる美味しさです。
「牛乳屋食堂」に初めて来る人は、ラーメンの種類が多くて迷うかもしれません。もし迷ったら、ぜひミルクみそ味をお試しください。牛乳と味噌ってとっても相性がいいんです。隠し味に生クリームと粉チーズを使っているから、マイルドな味わい!力強いみそ味を優しく包んでくれます。
もしスープが残ったら、ここにご飯を混ぜてみてください。リゾット感覚で2度楽しめますよ。
他県だとソースかつ丼はあまり馴染みがありませんが、会津でカツ丼を注文すると普通にソースカツ丼が出てきます。
「牛乳屋食堂」のソースカツ丼は、なんと全国丼グランプリで2年連続金賞受賞という快挙を達成!分厚いとんかつは、ほどよく脂が入った肩ロース肉を使用。このとんかつに50年間継ぎ足し続けた深い味わいのソースが、たっぷり染み込んでいるんです。初めて食べる方は、想像以上の美味しさに驚かれるのではないでしょうか。
写真:安藤 美紀
地図を見るせっかくなら、ラーメンもソースカツ丼も食べたい!という欲張りな人におすすめなのが、牛乳屋ミニセット。このセットは、ミニサイズのラーメン&ソースカツ丼、さらに小鉢とオリジナル牛乳1本までついた豪華版。
しかもこの牛乳、ただの牛乳ではありません。福島生まれの酪王乳業に「牛乳屋食堂」オリジナルラベルを貼った、ここだけのモノ!牛乳の種類は、カフェオレ・フルーツミックス・濃厚デラックスの3種類があります。希少性が高いうえに、牛の可愛いイラストが気分を盛り上げてくれますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見るお腹がいっぱいになったら、「牛乳屋食堂」の牛乳愛が詰まったオリジナルグッズをお土産にしてみては?店内には、Tシャツ、帽子、タオル、ステッカーなど様々なグッズが置かれています。
オリジナルグッズは限定品のため、売り切れご免!自分用のお土産に。または知る人ぞ知るお土産の切り札として、手に入れてみてはいかがでしょうか。
写真:安藤 美紀
地図を見る「牛乳屋食堂」の向かいには倉庫を改造した売店があります。ここでは、オリジナル牛乳、オリジナルグッズ、オリジナル焼酎、秘伝のソースなどが売られています。
平日休日問わず、いつも混雑している「牛乳屋食堂」。多い日だと1時間2時間待つのは当たり前…。お店で名前を書いたら、売店に寄って見学するのがおすすめですよ。
※売店の営業時間は11時から15時まで。(夜は営業していません)
写真:安藤 美紀
地図を見る「牛乳屋食堂」オリジナルソースを使えば、お店の味を自宅で再現できます。
作り方はとっても簡単!とんかつをサクサクに揚げたら、すぐにオリジナルソースにドボン!この時、ソースを少し温めておくのが美味しさの秘訣です。※冷蔵庫から出したソースをそのまま使うと、とんかつが冷めてしまうので要注意。
そしてこのソース、ちょっと甘くなるけど焼きそばに使ってもグッド。家庭に1本あれば、料理の幅が広がります。よかったら活用してみてくださいね。
「牛乳屋食堂」はメディアの露出が頻繁にあるため、常に行列が耐えません。しかし、12月から3月の寒い冬は、人が少ないので狙い目。並ぶ時間を短縮したいなら、冬場に足を運んでみては。
寒さを忘れ、ほっこりできる「牛乳屋食堂」。会津グルメをまとめて楽しみたいなら、迷うことナシです!
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(2024/3/19更新)
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