写真:いしい ひい
地図を見るスカジット・バレーは、シアトルの北100kmのところにある肥沃な農業地帯。都市圏からわずか1時間半で、これほど広大な風景が広がっていることに感動することでしょう。
この地の名産品が、オランダに次いで世界第2の球根生産量を誇る、チューリップ。例年春になると、万年雪をいただいた標高3,280メートルのマウント・ベーカーとカスケード山脈を背景に、色とりどりのチューリップがどこまでも続く光景が広がります。
写真:いしい ひい
地図を見るそして毎年4月1日から30日まで開催されるスカジット・バレー・チューリップ・フェスティバルは、多くの観光客が訪れる一大イベントです。可憐な花たちを目にすると、幸せな春の訪れを感じるはず!
写真:いしい ひい
地図を見る色とりどりの花の絨毯と化したスカジット・バレー全体が、チューリップ・フェスティバルの会場になります。どこに行こうかと迷ったら、まずは是非訪れたいのがマウントバーノンという町にあるルーゼンガード(RoozenGaarde)。25エイカーの広大なチューリップ畑が広がる最大規模のファームです。
赤・黄・紫・白・ピンクなどの色ごとに分けられたチューリップ畑はどの角度から見ても美しくて、カメラのシャッターを切る手が止まらない!
さらにチューリップの開花前、3月に咲き乱れる22エイカーの水仙の畑もまた圧巻です。その年の気候によって開花状況は異なりますが、4月初旬ならチューリップとともに水仙の可憐な姿を観賞できることも!
たくさんの観光客のために畑のあぜ道は整備されていますが、雨が降った後などぬかるんでいることもあるので、運動靴など歩きやすい靴で出かけましょう。
写真:いしい ひい
地図を見るルーゼンガードにはチューリップ庭園もあり、オランダから持込まれた風車があるほか、150を越える種類のチューリップが展示されています。こんなにたくさん個性的なチューリップがあるとは!「シアトル」「ニンジャ」「カンフー」など、名まえもまた個性的です。
施設内には花の鉢植え、球根、お土産などが手に入る売店やフード・コートもあるので、歩き疲れたときもひと休みできますよ。
写真:いしい ひい
地図を見るチューリップ・タウン(Tulip Town)も是非訪れたいファームのひとつ。色とりどりのチューリップ畑はもちろん、アートやクラフト、写真の展示、ライブ・ミュージックなどのイベントもあります。
チューリップ畑をまわるトラクターに乗ると、やや高い目線から畑全体を見渡しながら、より立体感のある写真を撮ることが出来ますよ。
写真:いしい ひい
地図を見る2016年はチューリップの開花が早かったので、チューリップ・タウンは満開の花を最大限に楽しんでもらえるよう3月下旬にオープンしました。
チューリップ・フェスティバルは4月の一ヶ月間ですが、気候によって開花時期も変わるので、公式ウエブサイトで開花状況を確認しておくとよいでしょう。
写真:いしい ひい
地図を見るスカジット・バレーでチューリップ畑とあわせて訪れたいのが、歴史を感じる町ラ・コナー。水辺に広がるダウンタウンにはビクトリア調の古い建物が並び、レストランやカフェ、アートギャラリー、アンティークショップなど魅力的なお店が軒を連ねています。アメリカの文化とも言えるキルトの博物館も人気です。
写真はラ・コナー・ブルーワリー(La Conner Brewery)。テーブルを飾るのはやっぱりチューリップ!美味しいビールはもちろんフィッシュ&チップスなどのパブメニューが充実しているレストランです。他にカリコ・カフェなども人気店です。
ラ・コナーのチューリップ球根生産量は世界第2位を誇り、チューリップの本場であるオランダにも球根を出荷しているそうです。スカジット・バレーはまさにチューリップの本場!チューリップ・フェスティバルに行くと、ワシントン州の豊かな自然を満喫できることでしょう。
フェスティバルの会場内はどこにいてもずっとチューリップ畑が目に入ってくるので、見逃すことは決してありません!どのファームも入場料は7ドル程度。無料でチューリップ畑を観賞できる場所もあります。春に咲き誇る愛らしいチューリップの姿を、たっぷりと目に焼きつけてくださいね。
フェスティバルの時期には、駐車場や近隣のレストランなどどこも大変混み合います。特に週末は朝から混雑するので、できれば平日に出かけることをおススメします。
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(2024/3/28更新)
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