写真:木内 つばめ
地図を見る黒豆で作った豆花が特徴的な「茂記黒豆花大王」。うっすらグレーがかった豆花は濃厚で黒豆のコクを楽しめる一品。黒豆花そのものの味がしっかりしており、そこに注ぎ込まれたライトな甘みのシロップが豆の風味を損なわずに上手にバランスをとっています。またトッピングで人気のタピオカは粒が小さめで全体のなじみをさらに良くしてくれます。別の小皿に炒った黒豆を入れてサービスしてくれるのですが、こちらもいい口直しに。
白い豆花よりも黒豆の豆花は体に良いと言われているので、プラス思考になれる幸福感に包まれるスイーツです。
写真:木内 つばめ
地図を見る茂記黒豆花大王にはスタンダードな白豆花もあります。もし白豆花を注文するなら、ぜひともレモンのシロップで食べてみてください。
新雪のようなまっ白な豆花にかかった透明なレモンシロップは、最後までさらりと飲めるジュースのような甘みと酸味。このキリッと冷えたレモン味、特に夏の暑い台南で食べるととっても爽やかです。
台北の豆花店ではあまりお目にかからないレモン味バージョンは、豆花のイメージをがらりと変えるような別物のおいしさ。豆花があまり得意じゃないという方に1度試していただきたい味です。
写真:木内 つばめ
地図を見る台南の中心部から車で約15分ほどで行ける半日観光にはぴったりの観光地「安平」。その安平で有名な豆花店「同記安平豆花」にはちょっと珍しい豆花があります。
鮮奶豆花(ミルク豆花)は有機大豆で作った豆花を牛乳に沈めた真っ白な1杯。トッピングはあずき・タピオカ・レモン・緑豆から選べるのですが、ここはぜひあずきをチョイスしてみてください。どら焼きと牛乳って合いますよね。まさに日本人好みの味です。
写真:木内 つばめ
地図を見る謙虚な店名が逆に興味をそそる「無名豆花」。こちらでは他店では見たことのないようなフルーツやチョコレートの豆花があるのです。
写真は「草苺豆花」。豆花のうえにかけているのはジャムをもう少し緩くしたくらいのいちごソース。はたして豆花と合うのか?と思いながら食べてみると、これがなかなか新鮮なおいしさを生み出しているのです。
豆のおいしい部分を上手に引き出したマイルドな豆花に、性格の違う甘みと酸味のくっきりしたいちごソース。「昔ながらの素朴なおやつ」を感じさせるようなやさしいデザートです。
密かに、そして地道にやっている媚びない感じの店舗が魅力的な無名豆花。地元の方々がバイクで来て日課のように買っていく姿を眺めながらぼんやり豆花を口へ運ぶ・・・ここで食べると台南の街に自分が馴染めた気がします。
写真:木内 つばめ
地図を見る台北では豆花のうえにかき氷やクラッシュアイスをかけたものが主流ですが、台南ではあまり見かけません。そこでどうしてもあのシャリシャリした氷といっしょにキンキンに冷えた豆花を食べたい!という方は「修安扁擔豆花」へ行ってみるとよいでしょう。
こちらのお店はもともとは黒砂糖のかき氷を販売していたお店。それだけでも十分おいしい黒糖の染み込んだかき氷を豆花にのせてくれるのです。なめらかな豆花とリズムあるかき氷を合わせて口に運んだ時の食感はたまりませんね。
トッピングも豊富で、写真は「総合豆花」という4種類のトッピングを施したもの。しかもそのトッピングは自分ではなく、お店の人がチョイスして盛ってくれるという珍しいシステムなのです。どんな豆花が出てくるかも1つのお楽しみ。
豆花だけではなく、プリン・豆乳・お汁粉など幅広いメニューを用意している修安扁擔豆花。多めの人数でいろいろオーダーしてみたいときにはぴったりの甘味処です。
台北では「歩いていればそこにはまた豆花が」というほど豆花店が溢れていますが、台南にはそれほどありません。豆花が食べたくなったらやはり場所を調べてそこへ「食べに行く」くらいの気持ちでいないとなかなかありつけないことに。
ぜひ台南ならではの豆花をチェックして、おいしく楽しい豆花巡礼をしてみてください。お店の個性がはっきりしているので、食べ比べの甲斐があります。
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(2024/4/27更新)
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