有馬の歴史は、古くは神代の時代までさかのぼります。多くの天皇や時の権力者に愛され、今も昔も人々が訪れる日本を代表する温泉地です。
今回ご紹介する「かんぽの宿有馬」は、有馬の街の高台にあるお宿。有馬の中心街から徒歩約20分。宿泊者は駅やバス停までの送迎サービスがあります。
建物に入ると、開放感あふれる吹き抜けのロビーが目の前に広がります。
日帰り入浴の場合は、はきもの室でスリッパに履き替えるというユニークなシステムになっています。(宿泊者はそのままでOK)
有馬温泉は、金泉・銀泉・ラドン泉という3種類の泉質があります。街を歩くと泉源を間近に見ることができますが、自家泉源を持つお宿となるとごくわずか。かんぽの宿有馬は「愛宕山泉」と呼ばれる、金泉の自家泉源を持つ希少なお宿なのです。
ところで皆さん、なぜ「金泉」と言われるのかご存知でしょうか?金泉の泉質は、含鉄-ナトリウム-塩化物強塩高温泉。湧き出た直後は無色透明ですが、鉄分を多く含んでいるため空気に触れると酸化して赤くなります。この赤褐色の濁りが、金泉という名の由来です。
敷地内で湧き出たばかりの金泉は、すぐそばの大浴場へ運ばれます。
その金泉がこちら。湧き出たばかりの赤褐色の金泉を、かけ流しで堪能することができます。露天風呂はありませんが、窓が大きく明るい雰囲気。洗い場や脱衣場のスペースも十分で、ゆっくり寛ぐことができます。
[大浴場の営業時間]
宿泊者:15時〜24時、朝5時〜9時/日帰り利用:10時半〜20時半(20時受付終了)
客室は、和室、洋室、和洋室の3タイプ。和室は広さが3種類あり、上写真は和室8畳の客室です。大きな窓の向こうには、有馬の山が目の前に。靴を脱いでほっとひと息つきたい方に、おすすめの部屋です。
「温泉宿でもベッドで寝たい」という方には、洋室がおすすめ。グレードアップの洋室はシモンズ製のベッドが置かれ、白を基調とした落ち着いた雰囲気が漂います。洋室にはシングルルームもあり、お1人様でも気軽に泊まることができます。
この他、和洋室やバリアフリー対応客室もあり、バラエティーに富んだ客室となっています。
神戸で食べたい名物といえば、日本三大和牛の一つである神戸牛。写真は人気NO.1である太閤プランの、神戸牛焼きしゃぶ。ジュウジュウと音を立てた焼きたての肉を口に運ぶと、格別の味が広がります。神戸牛のステーキや会席を味わうプランもあります。旬の食材を使ったお料理は目にも美しく、おもてなしを感じます。
朝食はバイキング形式。和洋バラエティーに富み、子どもからお年寄りまで楽しめるメニューが並びます。
かんぽの宿有馬でチェックしておきたいお土産が、こちらの「南蛮小きゅうり」。ピリリとした青唐辛子の辛さとみそ味が合わさった、ご飯が進む一品。お酒のおつまみにもおすすめです。オリジナルパッケージで、お土産にもぴったり。客室のお茶菓子にあります。ぜひ試してみてくださいね。
有馬温泉は日本三名泉&三古泉の温泉と、日本三大和牛の神戸牛という「日本三○○」が揃う温泉地。交通の便も非常によく、訪れやすい場所にあります。
かんぽの宿有馬の魅力は、何といっても自家泉源のかけ流しにあります。美しいお料理と赤褐色に濁る金泉で、日頃の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
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