笑点メンバーの出演も!初めての寄席は「国立演芸場」が安心

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笑点メンバーの出演も!初めての寄席は「国立演芸場」が安心

笑点メンバーの出演も!初めての寄席は「国立演芸場」が安心

更新日:2017/02/06 19:41

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド

人気長寿番組「笑点」を見て、落語をナマで聞きたいと思ったことはありませんか?ホールなどで行われる落語会も良いのですが、寄席の雰囲気はまた別格。寄席の数は全国的にも限られますが、なんといっても東京はメッカ!都内には4つの定席(年中無休で興行している演芸場)があり、さらに国立演芸場があります。さすが国立!民間の寄席と異なるシステムは、落語初心者にとっては安心して寄席を体験できます。

辺りはオフィス街、隣は最高裁判所!!

写真:小谷 雅緒

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笑点に留まらず、マンガやアニメの影響もあり、今、落語会は盛況です。特に、「笑点」出演者の落語会のチケットは、ホントに入手困難です。しかし、噺家は笑点メンバーだけではありませんし、寄席では落語の他、マジックや漫才など、様々な演芸を楽しむことができます。

都内にある4つの定席は、平成のこの時代、独特のオーラを放っているともいえます。入退場のタイミングなど、寄席や芸人が所属する組合のシステムは非常に独特で、慣れない人には近寄りがたいかもしれません。本来ならば、映画のような気軽なエンターテイメントなのですが・・・。

しかし、今回おすすめする国立演芸場は、なんといっても「国立」ですから、お客にも噺家にも、公平を期したシステムが特徴で、寄席初心者には特におすすめです。

まずはそのロケーション!歌舞伎や文楽が上演される国立劇場の一角にありますが、最寄り駅が永田町と半蔵門、隣りは最高裁判所!このギャップはシュールです。

ここが違う!国立演芸場と他の寄席 (1)全席指定

写真:小谷 雅緒

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国立演芸場では毎月、原則として上席(上旬の10日間連続公演)・中席(中旬の10日間連続公演)、若手出演者による「花形演芸会」、そして一流の演者をそろえた「国立名人会」が催されます。他にも国立としての大衆芸能保存活動の一環として、ユニークな試みや親子向けの公演もあります。

他の定席の寄席では、原則として上席・中席・下席が組まれ、昼と夜の2回公演で、昼と夜では出演者は異なります。1公演は約4時間も続くにも関わらず、上野・鈴本演芸場以外は昼・夜の入れ替えもなしの自由席!目当ての噺家だけを堪能して、さっさと出ていく通(ツウ)もいて、4時間あるいは昼夜通しで居座る人は多くはありません。そのため、座席は虫食い状態、数人で行った場合、隣り同士で座れない心配もありますし、立ち見になるかもしれません。

しかし、国立演芸場の主催公演では全席指定なので、席取りの心配がなく、安心して行くことができます。もちろん今の時代、チケットはオンラインで購入できます。当日、購入時に使用したカードを使って、演芸場入口で発券すると便利です。

写真はロビーの様子。ここでは他の寄席や独演会のパンフレットなども入手できます。今度はこれを聞きたいな、と思うような公演情報をゲットできるかも。

ここが違う!国立演芸場と他の寄席 (2)豪華ラインナップの国立名人会

写真:小谷 雅緒

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江戸落語を口演する噺家は、4つの所属団体のいずれかの会員になっています。都内の寄席は落語協会と落語芸術協会が交互に興行を打ち、他団体の芸人が出演することはありません。国立演芸場の上席・中席も、落語協会と落語芸術協会が交互に担当しています。つまり、所属によって寄席には出ない噺家もいるわけです。例えば、笑点メンバー全員が寄席に揃うことはありません。

しかし、「国立名人会」は別です!名称の通り、トップクラスの真打や色物(落語以外の漫才やマジックなど)の芸人が出演します。しかも、持ち時間も長めで、じっくり聞けます。また、国立の恩恵でチケット料金もお手頃!

他の寄席では不可能な、夢のラインナップ、所属協会の垣根を超えた顔付けが可能です!さらには、稀に出演する上方落語家のために、都内で唯一「見台(演者の前に置く小さな机)」も備えています。つまり、国立名人会ほど本格的な寄席興業はないのです。

キャパは300席、写真は「新春国立名人会」の様子を最後列から撮ったものです。国立名人会のチケットは、この300席があっという間に売り切れます。

以前は座席でお弁当を食べましたが・・・

写真:小谷 雅緒

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国立演芸場の売店は充実した内容です。おみやげにも適した江戸的な小物や、落語関連の書籍などがそろっています。仲入り(休憩)にはあずきアイスのモナカが人気です。

そうそう、飲食についてですが、他の寄席では座席で飲食できますが(一部アルコールOK)います。国立演芸場ではNGとなっています。あくまで「上演中NG」ということなのですが、実際には多くの人がロビーで食べています。

このようなことから、噺家は「さすが国立!お客さまの品がイイ!」とよくおべんちゃら(笑)を言います。

場内には飲食店はなく、売店では軽食程度のお弁当(助六など)が販売されています。公演は昼1時開始が多いため、開演前のロビーでは、外から持ち込んだ食べものを食べる人たちが多くいます。

なお、地下鉄・永田町と半蔵門駅周辺はオフィス街であるため、飲食店は少なくありませんが、12〜13時はどこもたいへんな混み具合です。逆に土日は休む店も多く、来場日のランチは意識して計画しましょう。

ここが違う!国立演芸場と他の寄席(おまけ)

建物はバリアフリーで、他の寄席に比べて相対的に座席もロビーもトイレも広めです。特に、座席の座り心地は寄席随一のレベルです。近代的といえばそれまでなのですが、都内4つの定席は「小屋」的雰囲気が独特すぎて、体の大きな人には何時間もつらいかも。

先述のように客層の品が良く、変なヤジも飛びません。せんべいをバリバリ食べながら前座の噺を聞くこともありません。でも、人気者が登場すれば「待ってました!」の声がかかり、都内4つの定席ほどムンムンではありませんが、きちんと寄席の雰囲気を堪能できます。

チケットは約1か月前に販売開始となります。国立名人会、特に正月興行の「新春国立名人会」は豪華顔付けの超プレミアチケットです。名人会だけは気合を入れてパソコンの前に張り付き、発売と同時にクリックしてください!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/04 訪問

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