「福徳神社」は平安時代初めに創建された神社。当時、この辺りは田園地帯で地名が‟武蔵野国豊島郡福徳村”と呼ばれていたことからこの名前になったといわれています。
また別名で「芽吹神社」と呼んでいます。江戸幕府二代将軍徳川秀忠が参拝した時、「福徳とはまことにめでたい神号である」と賞賛しました。この時、古例の椚の皮付きの鳥居に春の若芽の萌え出でたのを見たことからこの名前を呼ぶようになりました。
本殿は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と呼ばれる神様が祀られており、「お稲荷さん」の愛称で親しまれています。狛狐もあり、五穀豊穣や商売繁盛、家内安全などにご利益があります。
また、江戸時代前後には江戸城を築いた太田道灌(おおたどうかん)や江戸幕府を開いた徳川家康をを御祭神として合祀され、江戸幕府の歴代将軍も参拝しました。
参拝した後は社務所に行って、お守りを買いましょう。芽吹をイメージしたお守りで勝負運アップにおすすめの「勝守(かちまもり)」(500円)や自分自身の成長を祈願する「芽吹き守」(500円)など6種類のお守りがあります。
なかでもおすすめは「富籤守(とみくじまもり)」(500円)。江戸時代に富くじ(宝くじ)の発行を許された神社のひとつだったことから宝くじの高額当選を祈願したい人に人気です。宝くじなどを大切に保管する「宝袋」(1300円)もあるので、あわせて買いましょう。
日本橋はかつお節や魚だけでなく、薬の卸問屋が軒を連ねたことから「くすりのまち」と呼ばれています。その象徴として建てられたのが薬祖神社(やくそじんじゃ)」。上野公園にある神社から移転しました。
御祭神としてまつられているのは「大己貴命(おおなむじのみこと)」と「少彦名命(すくなひこなのみこと)」。無病息災や病気平癒にご利益があります。福徳神社とあわせて参拝しましょう。
福徳神社と薬祖神社を囲む「福徳の森」。クヌギやモミジ、シダレザクラなどが植えられています。
中央の広場には大判の黒御影石と白御影石が市松模様のように敷き詰められており、福徳神社の本殿近くには筑波石で作った「枯れ流れ」と「飛び石」を表現しています。ベンチもあるので、ショッピングや散策のひと休みにおすすめです。
福徳神社を参拝した後は近くにある和風カフェ「芽吹茶屋」でひと休みしましょう。コーヒーや抹茶などの飲み物だけでなく、つぶ餡やチョコレートなど8種類の今川焼を食べることができます。
店の中だけでなく、福徳の森にあるテーブル席に座って食べることもできます。天気がいい日はぜひ利用しましょう。
このお店の人気の一品は福徳神社の別名からとった「芽吹焼」(税込200円)。中身は枝豆とチーズが入っており、ふんわりとした食感を味わうことができます。温かいコーヒーとの相性も抜群です。
さらにかつお節や桜海老、あさりなどが入った「日本橋焼」(税込250円)もおすすめの一品。利尻昆布の出汁で作った生地との相性は抜群です。材料は「にんべん」や「山本海苔店」など日本橋の老舗・名店の旨味を凝縮しているので、甘いものが苦手な方も味わえます。
日本橋にある福徳神社の見どころをご紹介しました。金運アップや無病息災にご利益を得ることができ、絶品の今川焼が食べられるお店があります。
帰りは商業施設「コレド室町」に立ち寄りましょう。だしを使ったグルメやショッピングを楽しめます。東京駅から歩いていけるパワースポットへぜひ訪れてみてください。
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(2024/4/20更新)
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