八丁の湯にある温泉は全部で6つ。うち4つは露天風呂で、そのどこからでも滝を望むことができます。その中でもイチオシと言えるのがこの「しゃくなげの湯」。この露天風呂はその名の通り、すぐ真横に滝を見ることができます。おススメの季節は、雪解けで滝の水量がどどっと増す春ですが、秋は紅葉、冬は雪見と、その季節ごとにさまざまな楽しみを味わえます。
夜はライトアップされる滝の真横で、川のせせらぎの音を聞きながらお湯に浸かってみてください。一番高い場所に位置するこの露天から景色を見下ろせば、オレンジ色のあたたかい光の中に浮かぶ「八丁の湯」の宿全体を、贅沢に一望することができます。
こちらは女性限定の露天風呂で、露天には入りたいけど混浴は少し気が引ける……という女性には嬉しい温泉です。湯の温度は熱すぎず、ぬるすぎず、いつまでもゆったり浸かっていたい心地よさがあり、お友達同士、お喋りを楽しむにはまさに最適。
また、こちらの露天風呂からも滝を眺めることができるので、目の前に広がる景色もあわせて考えると、女性へのおススメ露天はむしろこのお風呂かもしれません。
写真は女性内湯。広々とした湯舟には熱いお湯が張られ、立ち込める湯気の中で身体を芯から温めることができます。そして木で出来た長方形の湯張りには常に熱いお湯が満ちていて、山のミネラルをたっぷり含んだお湯で体や頭を洗うことができる贅沢さ!もちろん、シャワーもついています。
男性内湯はこの八丁の湯の六つの温泉の中で最も古く、二つに分けられた湯舟は当時の男湯女湯の名残。歴史を感じさせられます。
カナダから海を越え山を越え、運び込まれてきたこだわりの木で作られたレストハウスは、八丁の湯の施設の中で最もお客さんに喜ばれている憩いの場。美味しい夕食でお腹を満たし、温泉で骨の髄まで疲れを癒したその後は、和やかな休憩スペースで読書やおしゃべりをして過ごすのも楽しみ方の一つ。大自然の中で、木の香りを楽しみながら、時間がゆっくりと流れるのを肌で感じることができます。
レストハウスに次いで人気なのがこの、フロント横の休憩スペース。こぢんまりとした雰囲気の中で、ふかふかのクッションに腰かけながら、備え付けの雑誌を読んだり火照った身体を涼ませたり……。楽しみ方は人それぞれ。ステンドグラスの小さなランプが、その場の雰囲気をレトロでロマンチックなものへと変えてくれます。
八丁の湯ではイベントも盛り沢山。2017年から始まった「Hot×Art(温泉×芸術)」という企画では、芸術家を目指す若者達が、自分の得意分野を通して、お客様に「八丁の湯でしか経験できないひと時」をお届けしています。朗読会や演劇など、今後の企画に乞うご期待!
せっかく電車やバスで何時間もかけて来たのだから、温泉に入るだけなんてもったいない!ということで、少し時間に余裕のある人は八丁の湯の宿の周りをぐるりと探検してみるのも面白いかもしれません。
なぜなら、そこは大自然の芸術劇場!まるでジブリの森に迷い込んでしまったかのような神秘的な空気に、心から癒されることでしょう。
森の中にはとうてい人間が作り上げることのできそうにない、大自然のアートが広がっています。宿の方に頼むと「ハイキング弁当」なるお弁当も作ってもらえます。植物を観察するもよし、川に沿って散策するもよし、お弁当を食べるもよし、面白い木の根っこと戯れるもよし。美味しい空気をいっぱい身体に取り込みながら、リラックスしたひと時をお過ごしください。
八丁湯では“古き良きものは語り継いでいく”ことをコンセプトとしながら、時代とお客様ひとりひとりに合った『癒しのひととき』を提供するため、日々試行錯誤を重ねているそうです。自然と温泉、お料理に宿にと、全てに心遣いの行き届いた秘湯の湯。
日々の現実を少し忘れ、心癒されたい方におすすめの温泉です。
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