写真:吉田 彩緒莉
地図を見るバンコクのチャオプラヤー川沿いには、タイ舞踊を鑑賞できるゴージャスな一軒家レストランから、タイ人がわいわい騒ぐ賑やかなパブまで魅力的なレストランがいっぱい!日本では京都の川床くらいでしかこんな光景見られないのではないでしょうか。煌びやかに光るディナークルーズ船や、ホテルの夜景をながめながら川風に吹かれて頂く料理やビールは最高です。
でも、完全に旅行者向けのレストランは、雰囲気はいいですが味はかなりアレンジされています。「いや、そういうんじゃなくて、本場のタイ料理が食べたいんだけど」という人向けに、タイ人が口を揃えて「美味しいよ!」と教えてくれるとっておきのレストランを紹介します。
お店の名は「ヨックヨー」。場所はロイヤルオーキッドシェラトンの川を挟んだ丁度正面。ロイヤルオーキッドシェラトンの隣にある「リバーシティ」から送迎船も出ていてとても便利です。この写真は年末ですが、テラス席はほとんどタイ人!丁度会社の忘年会と思しき会や、仲間同士のパーティーがいくつか行われていてとても賑やかです。
タイ人の美味しそうで楽しそうな顔を見ながら食事すれば現地の熱気も感じられて「ああ、タイにいるんだな!」という気持ちになってきませんか?
ロイヤルオーキッドシェラトンやリバーシティの夜景、遠くに見えるバンコクで一番有名なルブアステイトタワーの「スカイバー」の光も見え、夜景好きにも良い感じです。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るタイでは、スタイルの素晴らしいバドガールを真似た「シンハービールガール」や「チャーンビールガール」がビールを注いでくれて、男性諸君はちょいウハウハはしちゃいますよね?「ヨックヨー」にはこんなにかわいい水兵さんがいますよ!
店員さんはみな素朴でいかにも「ちょっと田舎から来ました」という人も多く、何だか微笑ましい。観光客向けのレストランの店員さんとは異なり、少々気が利かないこともありますが、そこはタイ。むしろその方がタイらしいな、と感じさせます。でもそれぞれの持ち場にチーフクラスの人がいて、その人たちはとても機転が利きますよ。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る店内はとにかく広い!エアコンの効いた屋内席、雨期の時期も安心の屋根付きリバーサイド席…こちらはお客さんが少なめなので、静かに食事をしたい人はこちらがお勧め。
でも一番のお勧めはやはりこの川に一番近い大きなテラス席です。タイ人はこの席を指定することが多いので、熱気も活気もありますよ!
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るこの店で必ず注文してほしいのが生牡蠣。タイの牡蠣は日本の牡蠣より大振りで、ミルキーな部分より肉質の方が多く、日本の牡蠣のあのブヨブヨしたところが苦手、という人も食べられる事が多いんです。
えっ?タイで生牡蠣?当たらないの?と思う人も多いと思いますが、この店には生簀があり新鮮です。ただ生牡蠣に関しては人それぞれ体調や体質で合う、合わないがあるので、ご自身の判断でどうぞ。
ちなみに添えられた生にんにく、香草を一緒に食べると当たらない、とタイ人には信じられています。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る生牡蠣はやっぱり恐い?いえ、良いんですよ。万が一のことがあったら旅行が台無しになりますからね。そんな人はタイシーフード料理の代表の一つ、オースワンはいかが?
小ぶりの牡蠣、もやし、卵をあつあつの鉄板で焼き上げ、とろりとした片栗粉のあんをかけて仕上げた料理です。
添えられたチリソースと共にフーフーしながらいただきましょう。プリプリの牡蠣とシャキシャキのもやし、とろーり卵が癖になります。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るもう一つ、食べて頂きたいのがこの店のヤムウンセン!春雨のヤム(サラダ)です。他の店では春雨とひき肉が入っている事が多いのですが、シーフードが自慢の店だけに、海老とイカが沢山入っています。よく見ると青唐辛子がいっぱい…これはよけながら食べる事。間違って食べると舌を突き刺すような辛さが襲ってきます。
まあ、それもタイ料理の醍醐味。ビールが進みます。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るタイは日本と比べて海老や蟹が安い!小泉元首相が訪れたことで爆発的に有名になった「ソンブーン」などは、もうその名前代だけで高額なレストランになってしまいましたが、タイ人御用達のこの店は安い!シ−フード料理でも200バーツ台から400バーツ台。物価が上がったバンコクで、更にリバーサイドレストランという事においてはとてもお得です。大勢で食べる設定で作られているのでボリュームもたっぷり。
こちらは大ぶりな海老を使った海老のガーリック炒め。ガーリックソースがお酒派にもご飯派にも合う一品です。パクチーが添えられていますが好みで寄り分けられるので、苦手な人も大丈夫。好きな人はいっしょにどうぞ。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るこちらも海老料理「クンチェーナンプラー」。生海老をナンプラーに漬け込んだ「えびのヅケ」のようなものです。ナンプラーに漬け込んであるので生でそのまま食べるのが不安な人も安心。それを辛いソースにつけて食べます。ミントや玉ねぎと一緒に食べるとこれまた美味しい♪
写真:吉田 彩緒莉
地図を見るこちらはヌアプーパッポンカリー。プーパンポンカリーは聞いたことがある人も多いかもしれません。蟹と卵をカレー風味で炒めた日本人にも大人気の料理ですが、ヌアプーパッポンカリーは蟹肉のみ。つまり最初から蟹肉を殻から出して炒めているので、蟹は好きだけど殻から出すのが面倒、という人に断然お勧めなんです。
写真の下にちらりとみえる白い物が蟹肉。他の店は卵やカレー味のチリソースの方が蟹より多い、という事が多いですが、この店のヌアプーパッポンカリーは、ほとんどが蟹肉という恐ろしいシロモノ。一口食べれば蟹肉で口の中が一杯に!これで380バーツとは信じられません。さすがタイ人が選ぶ店だけありますね!
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る店の片隅にキーボート奏者の姿が…時々演奏をしていますが、なぜかかわるがわる歌手が変わります。しかもおかしいな…タイ人の歌手ってこんなに音痴なの?と思いきや実はカラオケ(笑)!タイ人は生演奏でカラオケを歌うのが好き。ローカルな店に行けば生演奏カラオケのシステムがあります。
日本人だと、時々ご年配のおじさんやおばさんに「『昴』を歌って!」と懇願されることも…。ノリがよいあなたならタイ人に混ざって歌ってみては?
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る実は「ヨックヨー」には日本人でも利用したい最高の物があります。それはディナークルーズ船。あれ?チャオプラヤー川ディナークルーズの船ってもっと煌びやかでピカピカしていないっけ?と気が付いた人はタイ通。キラキラの船は外国人観光客向けのクルーズ船ですね。
「ヨックヨー」の船は超地味(笑)!外国人観光客船がキラキラのネオンでエルビスプ・レスリーの曲をガンガンにかけてながら横を通ると、一層地味さが際立ちますが、絶対に他の船にできないことがあります。
出港前にこの店の美味しい料理を船の席に座ったまま注文。出港と同時にお酒が注文できなくなるので先に注文しておきます。店の料理やビールの料金に、600円程度(2016年12月のレートで200バーツ)を追加するだけで、クルーズができるんです。
他の外国人観光客向けディナークルーズ船がインターナショナルビュッフェ付(あまり美味しいとは言えません)で8000円〜10000円もする中で、これはものすごいお得!なんといってもバンコクで一番安いディナークルーズ船です。
20時と22時の便があるので、ぜひ利用してみてください。その際はお店に予約してくださいね。ハイシーズンの土日祝以外は、フラッと行っても乗れる場合ありです。
バンコクはおしゃれになりすぎて、ローカル色の強いレストランが姿を消しつつあります。最近の若いタイ人は「古き良きタイ」より、まるでヨーロッパにいるようなおしゃれな雰囲気の店が好きなんですよね…。その代わり味に関しては迎合しません。例えそれが古くからあるローカル色の強い店であっても安くて美味しければ集うのです。
「バンコクでシーフードなら絶対にヨックヨー。ちょっとダサめだけど、景色はきれいだし、とにかく美味しい!」タイ人がそう口を揃えるこの店は、比較的都心に近いバンコクリバーサイドレストランの中では本当に稀少な存在です。
あなたもぜひお試しあれ!
他にもタイ人に人気のバンコクリバーサイドレストランを紹介しているので、関連MEMOから読んでみてくださいね!
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(2024/3/29更新)
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