鳥取の三佛寺「投入堂」は日本で最も危険な場所の国宝

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鳥取の三佛寺「投入堂」は日本で最も危険な場所の国宝

鳥取の三佛寺「投入堂」は日本で最も危険な場所の国宝

更新日:2017/04/23 14:18

大里 康正のプロフィール写真 大里 康正 旅ライター、写真家

鳥取県東伯郡三朝町にある三徳山。山名は「法身」、「般若」、「解脱」の三つに由来する仏教用語から来ています。山の中腹にあるのが三佛寺の国宝「投入堂」で、ここに至る道は厳しいことで知られ、簡単に到達することは出来ません。だからこそ功徳があるといえ、強力なパワースポット!

鳥取県中部地震の影響で参拝中止でしたが、一部新たな道を使って再開。所要は約二時間。それでは、どのような場所かご紹介します。

三徳山・三佛寺の国宝への道

写真:大里 康正

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三徳山の三佛寺または三仏寺とも書きますが、国宝「投入堂」に行くにはいくつかの制限があります。まずは1人で入山することは出来ません。複数で行くことになっています。仮に1人で行く場合、登山の前に他の人たちと合流する必要があります。

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続いて靴。裏側がすり減った靴で向かうことも出来ません。登山シューズや裏側にしっかりと溝のある物が、求められます。不適切な靴と判断されれば入山出来ず、どうしても行く場合は受付で用意されている「草鞋」の着用となります。

草鞋は昔らしく面白いものではありますが、今の時代ですから足を守るという観点から適切かどうかは考えておくべきところ。事前にしっかりとした靴を用意しておいた方が無難です。

なお、登山道保護の観点から、金具が付いた靴も不許可となります。

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入山の届け出をして許可されると、六根清浄のタスキを渡され、進むことになります。

本格的な山道へ

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途中の登りは、登山経験者ならさほど問題は無いでしょう。しかしながらまったく経験が無いと、怖い感じがするのでは。

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このような山登りが何カ所か出て来るからこそ、日本で一番危険な場所にある国宝と言われるのです。

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なぜこれだけ厳しい山道を登るのかは、ここが修験道の修行場となっているからです。「投入堂」は三佛寺の奥ノ院にあたり、寺伝では慶長三年(706年)に修験道の始祖とされる役小角が修行の場としたとされています。「投入」の由来は役小角が建物を平地から投げ入れたという伝承によるものです。

見晴らしが良い文殊堂で休憩

写真:大里 康正

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重要文化財の文殊堂。ここはとても見晴らしがよく、休憩するには良い場所です。登山をしていると熱くなりますが、季節によっては汗をかいた後の休憩中に急に寒くなる場合があります。着替えを準備し、多少面倒であっても乾いた物に着替え、体温調整を行いましょう。

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この後、大きな岩の上を歩き、更に上を目指します。登りだしたら最後まで行きたいと誰でも思うことでしょう。しかしながら体調を考え、状況によっては引き返すことも重要です。

国宝・三佛寺奥ノ院「投入堂」

写真:大里 康正

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文殊堂から進み、岩場の上を歩くと右手に鐘楼が見えてきます。そこからは比較的歩きやすい「馬ノ背」、「牛ノ背」。左に曲がるように進んで「納経堂」、「観音堂」、「元結掛堂」、「不動堂」といずれも重要文化財となっているお堂を過ぎて行きます。

写真:大里 康正

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そして到着です。苦労の末に到着出来る国宝「投入堂」ですから、しっかりと祈願を行いましょう。なお、この辺りはやや斜面となっており、足場が不安定と言えますので、足元にはくれぐれも注意をして下さい。

帰り道も気を緩めず、適度な休憩を入れて、足元を確かめながら下山をしましょう。

最後に

投入堂の堂内まで進むことは、通常期では許可されていません。期間限定ですので、その時期に行きたい方はネットで調べることをお勧めします。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/23 訪問

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