写真:ふるかわ かずみ
地図を見る湯治宿「ゆのか」で特に人気の設備が、本場韓国から取り寄せたという黄土(ファント)をふんだんに使用した韓国式岩盤浴(チムジルバン・オンドル)。宿泊者はもちろん、日帰りでも気軽に利用できます。
黄土(ファント)大理石の下には、温泉のパイプが張り巡らされ、その合間にもぎっしり泥状の黄土が敷き詰められています。石の温度は約40度。この温度は人体には適温で免疫力を高めてくれるそう。寝転がると黄土(ファント)の遠赤外効果でじんわり&ゆっくり体を温めてくれ、その心地よさに身も心もほぐされていきます。
岩盤浴は宿泊者だと朝7時〜夜11時までとほぼ1日中使用可能。ゆのかに湯治で来られてる人は、ほぼここに1日中いる方も多いようです。また日帰り利用の方も1000円でたっぷり4時間利用できるので、十分岩盤浴を体験することができるでしょう。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るこちらの岩盤浴には写真のような飲泉コーナーも設置されています。温泉は宿から数百メートル先にある「株湯」から引いたもの。
口当たりもやわらかく、ぬるいのでこちらの温泉水を飲みながら岩盤浴することで、さらに本来の自然治癒力や免疫力、デトックス効果が期待できます。
また、ラドン泉の最大の効能といわれているのが蒸気。体内に吸い込むことが重要で、それはまさに三朝温泉ならではの体験。そのためこちらの温泉水は常に出しっぱなしで蒸気を出しています。岩盤浴で体温を高めながら、吸入、飲泉をしてしっかりラドンの恩恵をあずかりましょう。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るさきほど岩盤浴を紹介しましたが、入浴ができる内湯も2つ備わっています。1つはこちらのダイナミックな岩が特徴的なゆったりとした内湯。温度は約43度に設定されていて熱めです。
こちらのお湯は飲泉と同じ、三朝温泉最古の湯と言われている共同浴場の「株湯」からの引き湯。無色透明無味無臭でクセもなく、弱酸性で肌にもやさしいお湯です。そしてこちらも蒸気で吸入もでき、入浴と併せてWでラドン泉を堪能できます。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るこちらは少し小さ目の浴槽の内湯で40度のぬるめ。どちらも源泉かけ流しですが、温度調節のため季節によって加温の調整がされています。また、2つの内湯は貸切になるので、使用する際はドアをしめることで使用中のサインになります。
先ほどの浴槽もそうですが、いずれも浴槽の深さは決して深くはないのですが、湯治宿ならではの手すりも設置。夫婦や親子など介添えが必要なケースが多いということで、思いやりのある優しい造りになっており、1Fもバリアフリーとなっています。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る脱衣場もきれいで新しく、洗濯機も完備。
長期間の療養や湯治生活もしっかりサポートしてくれます。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る湯治宿というと、どうしてもひなびて古いイメージがわきますが、ここゆのかは2015年8月にOPENした新しい宿。部屋は全部で10部屋。シングル用、ツイン用と完備され、どのお部屋もゆったりとした広めの造りで快適に過ごせます。
写真はシングル和室(共同トイレ)ですが、一人には十分な広さで、障子の奥にはさらに縁側があり洗面台なども完備されています。設備もエアコン、テレビ、お茶、ポット、そしてタオルまでお部屋に用意されているので、通常の旅館となんらかわりありません。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るそして湯治宿となると長期だと月単位の滞在も珍しくないですが、気になるのが寝る環境。ゆのかでは和室ながら、お布団ではなく厚みのあるベッドマットで布団のあげさげの負担もなく、1Fは足腰が悪い方のために足つきベッドが用意されています。
また電気毛布までついているので、寒さが気になるときや冷え性の方にはありがたいですね。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る湯治宿ならではの炊事場ももちろん完備。しかも1Fと2F、それぞれにあるので長期滞在する方は近くにあるのはとても便利。レンジ、トースター、冷蔵庫などの家電をはじめ、食器や鍋、フライパン、箸にスプーン、そして調味料までと調理するには困りません。
ただ、三朝温泉にはスーパーがそもそもないので、食材の調達は少し不便かもしれませんが、ご主人に聞くといろいろそのあたりの情報も教えてくれるので、直接聞いてみてくださいね。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るゆのかは2015年8月にOPENしたまだ新しい湯治宿。ご夫婦で経営されています。ご主人のお父様が、以前三朝温泉でガンを患い療養にきて元気になったのを機に一念発起、脱サラをして開業されました。
ゆのかという名前には、「湯につかってのっかり(ゆっくり)してほしい」という想いが込められています。
お宿の場所はバス亭でいうと「三朝温泉南口」で下車するとすぐです。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る宿の玄関を開けると写真のようなカフェスペースになっていて、ロビーも兼ねています。宿泊者はここでチェックインして左の別の入口が宿に続いています。
カフェスペースではランチやお茶ができ、宿泊者はもちろん立ち寄りでも気軽に利用できます。店内は明るく暖炉もあり、知らない人同士でも気軽に話せる憩いの場ともなっているようです。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る写真はそのカフェでいただけるワンプレートランチ。料理は栄養士と調理師の免許を持つ奥様が担当。地元の食材を使ったランチはヘルシーで、ドレッシングまですべて手作り。特に大山どりはジューシーで、こちらも塩コショウのみですがしっかり素材の味がいきています。
その他、カレーやスペアリブの煮込みなどもあり、スイーツやお酒なども利用できます。(利用時間要確認)
湯治というと、ひと昔前まで古くさいイメージがありがちでしたが、ここゆのかはカフェも併設でリニューアルしてキレイなので女性ひとりでも安心して過ごせます。
もちろん夫婦や家族もOK。ここで元気になった人たちの声をつづったノートを見ていると、改めて温泉パワーを感じざるを得ません。ご夫婦の人柄の良さもさることながら、お客さんとの適度な距離感も心地よさのひとつかもしれません。ぜひ三朝温泉のトリプルパワーを実感してみてください。
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(2024/3/19更新)
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