ワット・ソートーンがあるチャチューンサオ県(Chachoengsao Province)の名前の由来は、クメール語の深い河という意味があると言われています。バンコクに隣接することから参拝者が多く、またとても歴史が古いことでも知られます。
ワット・ソートーン(Wat Sothon Wararam Warawihan)は、アユタヤ後期「1764年」に建造されたとされ、当初はワット・ホーン(Wat Hong)と呼ばれていました。改名の理由は本尊がソートーンと呼ばれたことによります。現地ではもう少し丁寧に「プラ・プッタソートーン(Phra Phutthasothon)」、「ルアン・ポー・ソートーン(Luang Pho Sothon)」と呼ばれています。
なお、本堂に入るためには靴を脱ぐことになっています。くれぐれも外履きのまま入らないように注意して下さい。また、日本でも同じなのですが、肌の露出の多い服装は慎む必要があります。こちらでは衣服を貸してくれる場所がありますので、身につけるようにしましょう。
高い屋根の本堂中心部に仏が座しています。一番大きな座像こそソートーン大仏で幅1.65m、高さは1.98mあります。ここを中心に参拝者は座り、仏を拝するのです。黄金の仏像は、その美しさはタイの寺院の中でも特別。静かに座してみるのも良いかも知れません。
本堂の横に仏陀の立像がある建物があり、本堂の次にこちらに拝するも人は多くみられます。
こちらの内部もとても美しい作りとなっていますので、ぜひとも入ってみて下さい。
ワット・ソートーンの周囲は公園のように整備されており、散策することが出来ます。さすが世界一大きいと言われるお寺だけあって、その外観は見事な物です。
バーンパコン川(Bangpakong River)方向に歩くとご覧の通り。もはや寺院という枠にとどまらない芸術であると言えるでしょう。
川沿いには長い回廊が作られています。ここでは日陰で休むことが出来るので、多くの参拝者が利用しています。バーンパコン川の流れを、しばし眺めてみるのはいかがでしょうか。
ワット・ソートーンの敷地内に、とてもユニークな場所があります。そこにも多数の仏があり参拝者が拝するのです。人によっては本堂に行かなくてもこちらには確実に。そのくらい大事にされている場所です。では、なぜこの場所なのでしょう。
それは「茹で卵」を使って祈願することにあります。茹で卵が多ければ多いほど、その願いが叶うとされるため、参拝者は出来るだけ多くの茹で卵を近くで購入するのです。
ある人がこの場所で仏に祈願をしました。その際、自分の願いが叶ったらお礼に卵をお供えすると誓い、そしてその願いが叶ったので、たくさんの卵を奉納したということから来ているのです。そういう意味では、タイのパワースポットであり、バンコク中心部ではなくても全土から参拝者が訪れる場所となっているのです。
祈願堂の前で奉納されるのがタイの踊り。不定期で開催されますので、見ることが出来たらラッキーと言えます。
ワット・ソートーンを参拝し、周囲を歩き、そして茹で卵を奉納してみましょう。タイの魅力が詰まったこのお寺で、単なる観光に留まらない旅をしてみてはいかがでしょうか。
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