バンコクから車で1時間半程で行けるのがチャチューンサオ県(Chachoengsao Province)にある「ワット・サマーン・ラッタナーラーム(Wat Saman Rattanaram)」です。ここはタイ、インド、中国の神仏が集い、お寺の中には普段、目にすることが無いであろう像がたくさんあることから、それだけでもミステリアス。
顔が虎で体が人間の神など、日本でお目にかかることはないでしょう。
有名なピンクの象は、高さ16m、横22mもあります。ガネーシャと呼ばれ、インドのヒンドゥー教の商売繁盛、そして学問の神とされます。仏教徒が国民の95%と言われるタイ人なのですが、信心深いことから異国の神々にも手を合わせているのです。
巨大なインドの神が横たわっていても何ら不思議は無いというのが、タイの懐の深さとも言えるのでは。
角度を変えてみると、ピンク象に黒髪がありますが、あまり気が付かないのでは!
また、金箔をはられた仏陀の姿も見えます。タイは日本と違って南伝仏教のため如来や菩薩という考えでは無く、仏教では仏陀1人が対象となっています。
また、ピンク像の周辺はお土産品が充実しているので、一風変わったものを手にしてみてはいかがでしょうか。さらに寺院の入り口付近はマーケットとなっており、たくさんの食べ物やお土産品が販売されていますので、行き帰りのどこかで足を止めてみましょう。
ピンクのガネーシャ象が向いている方向に、バーンパコン川(Bangpakong River)があります。寺院内を川沿いに左に行くと見えて来る2匹の巨大な蛇。これはインドの蛇神であるナーガです。
ナーガは7つの頭を持つものなど、その風貌はコブラをイメージしたものがありますが、寺院によってはこのように一つの頭です。タイではインド神話と仏教がミックスしている寺院が多いので、日本ではありえない「像」を数多く見ることが出来るのも観光ポイントです。
そしてバーンパコン川には巨大な蓮華が浮いています。ここは実際に橋を使って行くことが出来るので、旅の思い出に歩いてみて下さい。
神仏習合の様子がよく分かる写真を掲載。タイのお坊さんの向こうに見えるのは中国の神々。道教由来の神々であり、建物の雰囲気も中華式となっています
「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」に入る前、遠くからでも目に入るのが、巨大な観音菩薩です。こちらは中華様式で菩薩像の下にはお堂があり、参拝することが出来ます。観音菩薩は日本と中国ではお馴染ですが、それは北伝仏教の話です。しかしながら南伝仏教のタイにおいてその功徳を求め、信心する人が増えているのかも知れません。
隣接してあるのがインドの神「ブラフマー」の巨大な像です。ヒンドゥー教の創造神の一つとも言われますが、日本では梵天と訳されることがあります。このようにピンク象、観音菩薩、ブラフマーと巨大な像が3体もあるタイの寺院は、タイ全土でもとても珍しい場所となっているのです。
チャチューンサオ県にある「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」はタイの超パワースポットと言われるだけあり、ピンクガネーシャ象だけではなく中国の観音菩薩、インドのブラフマーまで鎮座しています。
そして何よりも3倍速のスピードで願いが叶うのことが、嬉しい話ではないでしょうか!?
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(2024/4/23更新)
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