広島風お好み焼はここから始まった!「みっちゃん総本店」は発祥店じゃけん

広島風お好み焼はここから始まった!「みっちゃん総本店」は発祥店じゃけん

更新日:2017/01/28 17:17

天草野 黒猫のプロフィール写真 天草野 黒猫 元バックパッカー
広島といえばお好み焼き!同じお好み焼きでもクレープの様な薄い生地に大量のキャベツやそばをいれているのが広島風。そんな広島風のお好み焼きは、戦後食べていくのがやっとの頃に屋台から始まりました。今では広島のソウルフードとして知られる広島風お好み焼きは、ここ「みっちゃん総本店」が誕生させた味です。昭和25年から時代にあわせ進化し続け半世紀以上。広島のソウルフードを味わいに発祥のお店にいってみませんか?

時代をのりきるアイディアが詰まって誕生した広島風お好み焼き!

時代をのりきるアイディアが詰まって誕生した広島風お好み焼き!

写真:天草野 黒猫

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広島風お好み焼きといえば、焼く時にこんもり盛られたキャベツ!そば!おいしいですよね。ドロッとしたソースも広島ならでは。そんなアイディアを思いつき、広めていったのはここ「みっちゃん総本店」の創始者井畝満夫(いせみつお)さんです。今でも現役で後進の指導のために各店舗をまわる最古参。

鉄板の上で、ヘラを使って食べるのも広島風。なぜ鉄板にヘラか?それは今でこそ皿にもられてきますが、昔は屋台。皿を洗うには水が必要、そして割り箸も高価な時代だったからなのです。そんな時にヘラを使ってそのまま鉄板の上で食べることを始めたのも「みっちゃん」。その時代にあった大変さをも、楽しさに変えて乗りきる力がつまっているのです。

広島風お好み焼きの始まりは半月状でねぎと少しの具から。

広島風お好み焼きの始まりは半月状でねぎと少しの具から。

写真:天草野 黒猫

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食糧難で何もない戦後直後から続いている「みっちゃん」。広島風お好み焼きの元々は、水で溶いた小麦粉の上にネギに少しの具をのせ焼き半月状に折り畳んだもの。それを新聞紙で包んで持ち帰っていたのが始まりでした。小腹がすいた時のおやつのような感覚でうられていた物。

お腹を満たすものが売れる時代。おやつ感覚の食べ物を進化させていったのが「みっちゃん」です。ネギの代わりに安いキャベツともやしにしてボリュームアップ。賄いとして作ってきた焼きそばと野菜だけのお好み焼きを狭い鉄板で重ねて焼いていた事からそば入りが!色んなアイディアで大人気になった「みっちゃん」の広島風お好み焼き。あまりのお客さんの多さに、大阪までキャベツ切りの機械を買いにいったこともあるとか(現在は職人を育てるために手できられています)。たくさんのアイディアと広島の時代をつめこんだ食べ物!広島風お好み焼き。マヨネーズまで広島愛を感じさせますね。

この味を自宅に持ち帰りたい!そんなあなたに、お土産も充実!

この味を自宅に持ち帰りたい!そんなあなたに、お土産も充実!

写真:天草野 黒猫

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店内にはお土産用の棚もあります。お好みソースに、スペシャルそば入りお好み焼。そして、目をひくのがポテトチップスです。もちろん広島お好み焼味!小さなお好みソースをつけて食べるのも楽しいお土産です。もともとは、おやつ感覚の食べ物から始まった「みっちゃん」のお好み焼き。お土産で持ち帰って、話のたねにいかがですか?そして春頃には期待の新商品にリニューアルされるとか!このポテトチップスが好きな人も、まだ食べていない人もリニューアルの前に要チェックです。

この味を自宅に持ち帰りたい!そんなあなたに、お土産も充実!

提供元:お好み焼 みっちゃん総本店

おいしいものは誰かとわかちあいたいもの。自宅で家族とも一緒に食べたいもの。そんな気持ちも大切にしている「みっちゃん」。お持ち帰り用にも力をいれています。

お店の味や大きさを自宅でもにこだわり、簡単に電子レンジで調理できる「冷凍お好み焼き」を販売中!「みっちゃん」6店舗はもとより、広島の主要百貨店、大阪・京都高島屋、インターネットでも販売されています。お店で買い忘れても大丈夫。帰りの広島空港や広島駅の新幹線名店街でも購入できますよ。自宅でお友達と、家族といかがですか?

広島風の調味料。レモスコもおためしあれ!

広島風の調味料。レモスコもおためしあれ!

写真:天草野 黒猫

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広島風お好み焼にかける調味料も一味違う地元の物がそろえてあります。

海外からの旅行者も多い広島。そこで海外の人向けにお好み焼きソースのオタフクが開発したのが赤くてスパイシーな「RED FIRE SAUCE」です。辛い物が好きな方にはお薦め!そして、広島特産品のレモンを使った「レモスコ」。すっぱ旨さがくせになる逸品です。お好み焼きにももちろん合うし牡蠣や揚げ物、イタリアンのお料理を作る時にも重宝する調味料。生のレモンがない季節にも、輸入品ではない日本のレモンを安全に利用できるのもうれしい商品です。お土産に検討中の方は、ここでぜひ味見してみてくださいね!お好み焼きにレモンもおつです。

観光客はもとより地元の人でにぎわうお店「みっちゃん」

観光客はもとより地元の人でにぎわうお店「みっちゃん」

写真:天草野 黒猫

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広島に6店舗ある「みっちゃん総本店」。店内、並んでいる姿をみると観光客だけでなく仕事帰りの人や家族連れの姿が目立ちます。まさに地元に愛されるお店。今では全国に知られるお店となった「みっちゃん」。その中でも広島風お好み焼きを一番愛しているのは地元広島の人達かもしれませんね。そして、そういうお店は間違いなし!な味なのです。

お店で食べる時間がない!という人でも大丈夫。広島新幹線名店街店で帰り際に味わっていくこともできます。

戦後なにもない所から作り上げた原点のおいしさ!

半世紀以上愛される広島風お好み焼きのお店「みっちゃん」いかがでしたか?なお、本店は1月30日から3月3日まで全面リニューアルのためお休みの予定です。他店舗は営業中。リニューアル後の「みっちゃん」本店も楽しみですね。

屋台から始まり、たくさんのオリジナルな工夫を重ねて広島の人達を、そして今では全国の人のお腹と心を満たしてきた「みっちゃん」。鉄板をかこんで、旅の話や広島の歴史を語りつつ本物の広島風のお好み焼きを味わってみませんか!「みっちゃん」は時代にあわせて進化しつつも芯の通った原点の味なのです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/18−2016/11/20 訪問

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