写真:成瀬 康子
地図を見る「アベニーダ パレス ホテル」の歴史は19世紀末に遡ります。当時リスボンの中央駅だったロシオ駅隣接のホテルとして、鉄道会社により建設されました。そして各国の政財界の要人のみならず、芸術界の重要人物など錚々たるメンバーが訪れました。例えば日本の昭和天皇、フランスのミッテラン元大統領、バレエ界の巨匠ヌレエフなどです。
要人を通して時代と世界を見て来たホテルとも言えるでしょう。
写真:成瀬 康子
地図を見るまた、こちらのホテルは隣接する美しいマヌエル様式のロシオ駅と共に歴史を刻んでたとも言えます。初めは駅隣接のレストランでしたが、増え続ける旅行者に応えるように1892年にホテルとしての設備を備えて開業に至りました。駅・ホテル共に同じポルトガルの建築家ジョゼ・ルイス・モンテイロによるものなので、デザインの面でも一体感が感じられます。
蹄鉄をかたどった駅の入口付近には独特の雰囲気があり、夜は人気のフォトスポットです!
写真:成瀬 康子
地図を見る宿泊するとその豪華さに驚き、このホテルの歴史をもっと知りたくなるでしょう。そんな時、希望すればA4の紙4枚に亘り詳しく書かれたものを頂けます。封書入りで手渡されるのでまるで私文書のようでワクワクします!
写真:成瀬 康子
地図を見るバス停が多く集まり、リスボンのへそとも言われる「ロシオ広場」はすぐそば!またメトロの駅「レスタウラドーレス駅」も目の前です。この立地だと観光や買い物で荷物が増えてしまった時も、荷物を置きに部屋に戻る事も出来て便利です。
お隣のロシオ駅からは、ヨーロッパ大陸最西端の「ロカ岬」や「世界遺産のシントラ」方面への電車が出ているので、そちらへも気軽に出かけられますね!
ホテル内に夕食を提供しているレストランはありませんが、周辺にはスーパーもあり、レストランも数多くあるので困ることはないでしょう。
写真:成瀬 康子
地図を見るポーターカウンターにいらっしゃるチーフポーターのカルロス・ゴンサルべス・コスタ氏は1965年からこのホテルに勤務してる大ベテランです。お勧めのお店からベストの遠出ルートまですぐ教えてくれるので、迷ったら何でも聞いちゃいましょう!
写真:成瀬 康子
地図を見る建設から100年以上経ってるので新しい技術を取り入れた改装はしていますが、開業時からのスタイルは頑固なほどに守り続けています。その為華やかな階段室をはじめ、廊下やホールに設えられた絵画や年代物の調度品にも見応えがあります。
玄関正面のサロンではクラシック音楽の演奏など曜日により違う催し物がありますよ。
写真:成瀬 康子
地図を見る大きなクラシック様式の部屋で頂く朝食には、銀のカトラリーが用意され日常を一気に王族の気分に盛り上げてくれます。ブッフェスタイルが基本ですが席に案内されるとまず温かい飲み物を注文をします。恭しく運んで来てくれるホットドリンクは、すべてポットサービスなので着席したままたたっぷり頂けるのが嬉しいですね!
自由に頂けるブッフェのドリンクバーにはシャンパーニュもあり、いい気持ちで一日を始められそうです。もちろんホットミールやサラダ・フルーツも充実しているので、バランスのいいしっかりした食事をとる事が出来ますよ。
写真:成瀬 康子
地図を見るポルトガル人は甘いもの好きなので、どこのホテルでも朝食にスウィーツが用意されています。そんな中ここではその種類がより多いように感じます。いわゆるポルトガルの伝統菓子だけではなく、どこの国に人にも対応出来るようにバリエーションを豊富にしているからでしょうか。そして美味しい!
写真:成瀬 康子
地図を見る「アベニーダ パレス ホテル」はおもてなしも素晴らしく、客室にはウエルカムフルーツがすぐ摘まめるようにキャンディポットに用意されているのは嬉しいポイントです。もちろん、お目覚め用のチョコレートは毎晩枕元にきちんと用意されています。
写真:成瀬 康子
地図を見るインテリアは部屋ごとに、ルイ15世様式・ルイ16世様式などカーテンやベットカバーに至るまで同じ様式で統一されており、宿泊の度に違う部屋を指定する楽しみがあります。スリッパやバスロープも用意されているので部屋でゆっくり寛ぐのもいいですね!
ともすると豪華な内装と、その歴代の宿泊者に圧倒されがちですが細やかな心配りのあるとてもフレンドリーなホテルです。オフィス機能やジムも完備しています。決してお安くないホテルだからこそ、そのサービスを存分に利用してゆったり過ごしたいものですね。
また古い建物なので、耳を澄ますと隣の部屋の音が聞こえます。宿泊の際マナーとして大声でのおしゃべりに気を付けましょう!
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(2024/4/24更新)
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