ポルトガルのリスボンで現代美術を観る!貴族の館でお食事も!

ポルトガルのリスボンで現代美術を観る!貴族の館でお食事も!

更新日:2017/04/28 15:50

成瀬 康子のプロフィール写真 成瀬 康子 現代アートウォーカー
栄華を極めた大航海時代の遺産がいっぱいあるポルトガルのリスボン。そんなリスボンでどっぷり歴史に浸かったら今度は現代美術を観てリセットするのがお奨めです!

庭園もある「グルベンキアン美術館」や「シアード美術館」「ベラルド美術館」はコレクションのレベルも高く、比較的すいているのでリフレッシュするにはぴったりの場所です。

そして、その合間に堪能できるとっておきのグルメスポットもご案内しますよ!

庭園もお奨め!「グルベンキアン美術館」

庭園もお奨め!「グルベンキアン美術館」

写真:成瀬 康子

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まずはこちら、リスボンの中心部よりやや北よりにある「グルベンキアン美術館」。こちらは石油王として財をなしたアルメニア人のグルベキアン氏の個人コレクションです。彼の死後、財団を通してポルトガルに寄与されました。財団の敷地内に美術館はあります。敷地の庭も公開されており、庭園だけでしたら入場無料なので、こちらでの散歩もお奨めです!

庭園もお奨め!「グルベンキアン美術館」

写真:成瀬 康子

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現代美術は別館の広いスペースにゆったりと展示されています。ポルトガル出身のアーティストの作品が多く、作品を通してポルトガルの歴史を学ぶ事も出来ます。

また、メインの建物では古代美術から19世紀までの美術を各部屋ごとに展示しており、現代美術以外も鑑賞出来ます。個人コレクションなので、公立の美術館のコレクションよりも個性があります。

庭園もお奨め!「グルベンキアン美術館」

写真:成瀬 康子

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美術館のカフェには入場券なしでも入れます。セルフサービス形式でおいしいのでこちらもお奨めです。

庭園の池ではカモが泳ぎ、季節を感じる豊かな植物の間には遊歩道が整備され、近所の人がゆっくり犬の散歩をさせたり、ジョギングをしたりしています。野外劇場で子供たちがはしゃいでいる姿もかわいらしい!

散歩だけの利用でも、カフェだけの利用でも、充分リラックスした時を過ごせますよ。

元パン焼き部屋がある!「シアード美術館」

元パン焼き部屋がある!「シアード美術館」

写真:成瀬 康子

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リスボンの街の中心、シアード地区にありながら意外と見落としがちなのがこちらの美術館。19世紀から20世紀の美術をポルトガルの芸術家を中心に紹介している美術館で、1994年に開館しました。斬新な企画展も開催しています。

旧サン・フランシスコ修道院の建物を改装して利用しており、その名残は館内のいたるところで感じられます。一番ユニークなのが、パンを焼き部屋が展示室として再利用されている事!

元パン焼き部屋がある!「シアード美術館」

写真:成瀬 康子

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こちらが修道院時代使用されていた19世紀のパン窯。このような窯複数と、当時使われていた粉を運ぶ装置が展示室の壁面に残されています。ガラスで覆われ、特に案内はないので見過ごさないように気を付けて下さい。ここから当時の生活もうかがい知る事も出来ますね。

展示室の壁面をこの様に利用しているのは、この建物がフランス人建築家ジャン=ミシェル・ヴィルモット(1948〜)の手によるところが大きいでしょう。彼は既存の建物を最高水準の現代デザインとしていく事を得意としており、アムステルダム国立美術館やフランスのルーブル美術館・オルセー美術館の改装も手掛けています。日本でも「平和の門」(広島)、メルシャン美術館(軽井沢)、Bunkamura(渋谷)は彼の手によるものです。

こんなに楽しめて無料!「ベラルド美術館」

こんなに楽しめて無料!「ベラルド美術館」

写真:成瀬 康子

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こちらはリスボンの中心から約6kmほど西にあるベレン地区にあります。世界遺産のジェロ二モス修道院の斜め向かい、「CCB(ベレン文化センター)」内にあります。ピカソやデュシャンといった巨匠の作品から現代の若手作家の作品まで、レベルの高いコレクションを持ちながらなんと無料です!

ミュージアムショップのおもしろアートグッズはお土産に最適!そして美術館の隣にある庭園テラスからは、ジェロニモス修道院も眺められるます。こちらも静かで落ち着けるお奨めの憩ポイントです。

「CCB(ベレン文化センター)」は、劇場、展示場、ギャラリーなども入った新しい文化の発信拠点です。アップデートされる情報をキャッチしてプラプラするのも楽しいですし、お洒落なカフェやショップなども入っているので、こちらもお見逃しなく!

美術好きにお奨め!貴族の館でお食事を!フードコート「パラシオ・シアード」

美術好きにお奨め!貴族の館でお食事を!フードコート「パラシオ・シアード」

写真:成瀬 康子

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こちらは「シアード美術館」にも近い、シアード地区のポンバル伯爵邸を改装したユニークなフードコートです。

貴族の館でお食事を!と聞くと身構えてしまいますが、ご安心ください、こちらは入口で黒いカードを受け取り食べたいお店に行ってカウントし、後でまとめて支払うシステムです。色々なお店で好きなものを好きなだけ食べられます。

美術好きにお奨め!貴族の館でお食事を!フードコート「パラシオ・シアード」

写真:成瀬 康子

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そんな便利さとは裏腹に18世紀の館を利用しているだけあり、壁画や天井画をはじめ調度品も見事なので食事にかこつけて美術鑑賞もしちゃいましょう!リッチな気分に浸れます。

伝統的なポルトガル料理のお店だけではなく、寿司レストランやシャンパンバーも入っています。営業時間がお昼から夜中までと長いのも旅行者にとってうれしいですね!

美術館だけではない!フードコートもすごい!

歴史建造物が多く世界航海時代の栄光を色濃く残すポルトガル・リスボン。おとぎの国に迷い込んだ様で素敵ですがその重みにお腹いっぱいになってしまう事もあります。そんな時は現代美術でリフレッシュしましょう!そしてユニークなフードコートで本当のお腹を満たす事もお忘れなく!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/21−2017/01/09 訪問

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