ポーランドのベルサイユ宮殿!?「ヴィラヌフ宮殿」はワルシャワ観光のハイライト

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ポーランドのベルサイユ宮殿!?「ヴィラヌフ宮殿」はワルシャワ観光のハイライト

ポーランドのベルサイユ宮殿!?「ヴィラヌフ宮殿」はワルシャワ観光のハイライト

更新日:2017/01/27 12:39

たぐち ひろみのプロフィール写真 たぐち ひろみ エアライン勤務

旧市街、王宮、ショパン博物館…ワルシャワにはいくつか有名な観光スポットがありますが、もう1つぜひ訪れてほしいのが「ヴィラヌフ宮殿」です。17世紀末に建てられたゴシック様式のこの王宮は「ポーランドのベルサイユ宮殿」とも称され、その群を抜く美しさには誰もが目を見張ります。現在は博物館として運営されるこの宮殿。絵画や陶器の展示、内装、広大な庭園と見どころ満載、見れば絶対満足するおすすめスポットです!

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王様の夏の離宮が、そのまま博物館に。

王様の夏の離宮が、そのまま博物館に。

写真:たぐち ひろみ

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ヴィラヌフ宮殿は、ポーランド王、ヤン3世・ソビエスキーが17世紀末に建造した夏の離宮。フランスのバロック様式とイタリアの別荘建築様式をミックスさせた瀟洒な建物と広大な庭園からなるこの宮殿は、ヤン3世とその王妃マリア・ガジミアが好んで訪れた休息の場でした。以降何度か所有者が替わった後、1805年にはポーランド初の公的美術館として生まれ変わります。

旧市街の王宮と比較しても、豪華さでは全く遜色のないヴィラヌフ宮殿ですが、郊外ということもあり、観光客はちらほらといった程度。人ごみに邪魔されずゆっくり見学できる貴重なスポットです。

美しさは元祖にも負けてない!華麗なバロック宮殿

美しさは元祖にも負けてない!華麗なバロック宮殿

写真:たぐち ひろみ

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この宮殿は、その美しさから別名「ポーランドのベルサイユ宮殿」と呼ばれているそうです。もちろん本物のベルサイユ宮殿とは規模も構造も違いますが、白地に黄の縁取りという、まるでウェッジウッドの磁器を思わせるような外観を見れば、本家本元に全く引けをとらない華麗さ! 誰もが納得のニックネームです。

ところでこの外壁、実は2006年に宮殿の大規模修繕が行われた際、初めて再現された創建時のオリジナル色なのだそうです。それまでは地味なベージュ一色の建物だったというから、その華麗な変身ぶりに来訪者はどれだけ驚いたことでしょう。バロックって、本来とってもきらびやかな文化なのですね。

これだけでも見ごたえ満点、ヴィラヌフの美術コレクション

これだけでも見ごたえ満点、ヴィラヌフの美術コレクション

写真:たぐち ひろみ

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この宮殿の正式名は「ヴィラヌフのヤン3世宮殿博物館(Museum of King Jan III Palace at Wilanov)」、つまり展示物を見せるミュージアムというのが本来の姿です。その名前のとおり、ポーランド内外から収集されたさまざまな絵画や彫刻、陶器、生活調度が館内いたるところに展示されています。

なかでも興味を引かれるのが、見学コースの初めにある中国や日本の陶器類や調度ばかりを集めたエリアです。照明から壁、家具にいたるまですべてが中国風という、このエキゾチックな部屋は、19世紀末当時の内装をごく最近再現したもの。その頃ヨーロッパで大流行した東洋趣味の波は、ここポーランドにも届いていたようです。

ヴィラヌフ宮殿が所蔵する美術コレクションはとにかく膨大! 1つ1つをゆっくり見てていたら時間がいくらあっても足りそうにありません。宮殿そのものを見学するのが目的だったら、展示物は特に気に入ったものだけ鑑賞するくらいにしておきましょう。

往時をほうふつとさせる豪華な室内

往時をほうふつとさせる豪華な室内

写真:たぐち ひろみ

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順路を辿っていくと、「王女の居室」「王の寝室」「待合の間」「王妃の寝室」など、次から次へと絢爛たる部屋が現れます。王専用の部屋はとにかく重厚で剛健、王妃のそれはより繊細で華やかな雰囲気で、誰が主人であったのかが一目瞭然です。ここで王様や王妃様がどんな日常を送っていたか、しばし往時に思いをはせてみてはいかがでしょう?

往時をほうふつとさせる豪華な室内

写真:たぐち ひろみ

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途中、鮮やかなフォレストグリーンの壁とレリーフの美しい白天井の部屋を通ったら、そこは「王の書斎」、典型的なバロック様式の一室です。他にも壁全面を模様入りタイルで覆った部屋や、壁面のほとんどに絵画が飾られた「美術品ギャラリー」など、印象的な部屋が山ほど。部屋のバリエーションだけでもすごいヴィラヌフ宮殿です。

広大な美庭園も要チェック!

広大な美庭園も要チェック!

写真:たぐち ひろみ

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宮殿内を見終わったら、その足で宮殿の裏側に広がる庭園を散策しましょう。2層からなる幾何学様式のバロック庭園、ネオルネッサンス様式のローズガーデン、周囲の自然をうまく取り入れたイギリス式庭園、中国風庭園などから構成される、総面積45ヘクタールの変化に富む美しい庭園です。

とくに注目は、王自らが率先して作庭し植樹も行ったたというバロック庭園。計算されつくした造形美が特徴のこの庭は、ありのままの自然を再現する日本庭園を見慣れた日本人にはとっても新鮮です。

木立を抜けると、そこにはまるで川のように細長い「ヴィラヌフ湖」。対岸に続く緑地。ヤン3世が自然の恩恵たっぷりなこの場所を休息の場に選んだ理由がよくわかります。

宮殿と庭園の見学は別料金となっています。チケット購入の際、併せて購入しましょう。

市内からヴィラヌフ宮殿へ

さて、ヴィラヌフ宮殿への行き方です。旧市街方面からなら117番または180番のバス、中央駅からなら519番のバスで、どちらも30分ほどの距離。ヴィラヌフ(Wilanow)で下車した後、117番・180番の場合は大通りを渡り郵便局の裏の道を右方向へ、519番の場合は大通りを渡って直進します。バスの切符はキオスクまたは大きな停留所に設けられた自動販売機で購入が可能です。

宮殿の入場券は、正門手前100mほどのところにあるチケット売り場で。毎週木曜は入場料が無料(団体を除く)なのでおすすめです。イヤホンガイド(英語)もあり、館内の受付でレンタルできます(有料)。

ついつい旧市街周辺だけで終わらせがちなワルシャワ観光ですが、ヴィラヌフ宮殿はわざわざ足を運ぶ価値のある観光スポット。ぜひ時間を割いて訪れてみてください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/04 訪問

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