「佳松園」は県立自然公園内にあり、県木である南部赤松に囲まれた新数奇屋造りの建物は自然の美しさにあふれています。ゆったりとした駐車場に車を駐めてエンランスに入ると、まばゆいばかりの生け花がお出迎え。ロビーを始め、所々に花が飾られて清々しさでいっぱいです。歩いて数分の温泉街には約5000坪の敷地に6000株を超える「花巻温泉バラ園」。そして宮沢賢治が設計した日時計花壇もあります。
花巻の「花」に沿ったイメージに包まれ、ほっと出来る空間が花巻温泉全体に広がっています。
心に残るおもてなしの宿をコンセプトは、陽射しを取り入れた大きな窓からも分かります。日本情緒漂う中庭の眺めのロビーで、夏は柔らかで包み込むような光が、そして冬は淡い雪が敷き詰められ、幻想的な世界でお出迎え。上質なときを刻む「佳松園」への期待が膨らみます。
「佳松園」には各種タイプの客室があります。和室に和洋室、そしてツインベッドやリビングを備えた客室など全42室。53平方メートルの和室からクラウンスイートの120平方メートルまで、一つ一つの客室がゆったり広々。和の感性がしっとりと息づく和室は和み空間、周囲の松林と馴染むシックな色づかいで統一された洋室は、機能的で落ち着いた優しい雰囲気です。
夫婦2人でも大家族でも十分な広さがあるので、目的に合った客室を選ぶことが出来ます。
またどの客室にもある内風呂の湯船は清々しい香り漂う檜風呂。松林が広がる自然を眺めながら、好きな時に好きなだけ湯の温もりが堪能出来るのは何とも贅沢。窓をいっぱいに開ければ、心地よい風と共に雄大な自然の豊かさを感じます。
和風旅館の奥ゆかしいおもてなしの心を大切にする「佳松園」。花巻温泉オリジナルワインの花つぼみから始まる夕食は、その時季ならではの旬を映す会席料理。季節の一瞬を切り取ったような先付からはじまり、お造り、温物へと進むうちに、笑みがこぼれること間違いありません。
勿勿論温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに客室でいただけるので、次はどんな美味しい料理が登場するのか、本当に楽しみ。
お酒の種類が豊富なのもこのお宿ならではです。花巻のワインを始め、主要銘柄が並ぶ数十種類のワイン、岩手を代表する日本酒の数々、各種地ビールもあります。この料理にはこのお酒というように、マッチングも非常に楽しみ。
旬を感じ、ひと箸ひと口ごとに満足感に包まれた料理を堪能した後でも、思い思いに過ごせるのが「佳松園」。バーカウンターで長い夜を楽しむのも良いし、ゆったりもう一風呂湯浴みも良いでしょう。
このお宿ならではのお楽しみ&お勧めはロビー前ソファでのひととき。回廊の形で囲まれた白砂の中庭は日中は日射しを浴びて光り輝いていましたが、日が暮れる頃にはかがり火が焚かれ、南部赤松林と白砂の幻想的な光景が浮かび上がります。そのまばゆい美しさとしんとした静寂に、ここだけ時の流れがとまったような世界を醸し出しています。
「佳松園」の敷地内にはイーハトーブの風景地として有名な「釜淵の滝」があります。花巻温泉を流れる台川にある滝ですが、ロビーを出て僅か数分で到着。高さ8.5メートル、
幅30メートルの大きな一枚岩で、清流が幾筋にも分かれ、滝壺に落ちていくさまは爽快そのもの。冬は動物の足音、木立のさざめきも消え、森全体が冬眠しているような静けさの中、水の流れる音だけが森に響きます。
釜淵の滝周辺の森林は周遊コースの遊歩道として整備されており、ゆっくり散策しても20分ほど。春は芽吹きを感じて、夏は清涼なせせらぎを耳にして、秋は空一杯に広がる真っ赤な紅葉を目にし、そして雪を踏みしめる音を愉しみながらの散歩。
夫婦でカップルで、いつの季節でも楽しい&嬉しい。二人の間が密になる素敵な散策となることでしょう。
花巻温泉には合計で4つのホテルが隣接するように建っています。実は全て経営者が同じで、目的や人数、予算に合わせてホテルが選べるようになっています。
その中でも少し離れた所に位置し、一番奥にある「佳松園」は自然に包まれ別格の存在。凜として佇まいと風格を持ち、上質な空気感はこのお宿ならでは。
天皇皇后両陛下のご宿泊を始め、皇族方にずっと愛されてきたお宿でもあるので、あなたも是非この上質なお宿を肌で感じてみてはいかがでしょう。
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(2024/4/26更新)
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