写真:岡本 大樹
地図を見る鳥取県は鳥取市。県庁所在地であり、県内最大の町、観光名所である鳥取砂丘もこの鳥取市に位置しています。
その町の中心地に大榎庵はあります。古民家を改装して使っているということもあり、外観は料亭のような雰囲気となっています。
写真:岡本 大樹
地図を見る落ち着いた雰囲気を出しているのは外観だけではありません。店内には金屏風の置かれる個室が用意されており、一人でのランチでも空いていればこちらに案内されます。
ランチのメニューはお寿司や天ぷらなど、鳥取の海の幸をふんだんに取り入れたものが並びますが、その中になにやら見慣れぬメニューが一つ…それが「ピンク華麗ランチ」。さてどんなランチなのでしょうか。
写真:岡本 大樹
地図を見る…いかがでしょう?こちらが大榎庵の「ピンク華麗」です。ピンクですよね?どこからどう見てもピンクのカレーです。もちろんこの写真は加工をしているわけではありません。紛れもないピンクカレーが目の前に出てくるのです。
カレーどころか、ピンク色をした食べ物を見ること自体がほとんどありませんよね。そのため、少し食べるのに躊躇される方もいるかもしれませんが、味自体は野菜の味がしっかりと効いた美味しいカレーです。
写真:岡本 大樹
地図を見るおそらく目を瞑って食べれば特に何の疑問もなくカレーだと思われるでしょう。ただ、少し辛いので辛い物が苦手な方や小さな子供さんはご注意くださいね。
しかしながら、この色は一体どこから出ているのか…さすがにこれだけのビビッドなピンクだと、ある種の怖さすら感じられると思います。しかしご安心ください、一見身体に良いようには見えないかもしれませんが、このピンクは鳥取産の赤ビーツの色。
写真:岡本 大樹
地図を見る赤ビーツは日本ではまだあまりメジャーではない野菜かもしれませんが、近年では女性を中心に少しずつ注目され始めている野菜の一つです。というのも、赤ビーツを摂取する事によって美肌効果や免疫力増加があると言われているため。
他にも赤ビーツの成分には、NO(一酸化窒素)が含まれているのですが、これが血流を良くし大病の予防につながることや、血流量が増えることにより疲労回復が期待できるということもわかってきているのです。
ちなみに、赤ビーツは海外では日常的にサラダやスープ等で使われている野菜です。代表的なものとしてはロシア料理のボルシチ等が挙げられます。
写真:岡本 大樹
地図を見るしかしながら赤ビーツが身体に良いとはいっても、なぜこんな珍しい色のカレーを作ることになったのか。その理由は、このカレーの発案者である女性社長さんの「明るいピンクで、生まれ育った鳥取を元気にしたい」という思いが込められています。
実は鳥取県は全国一のカレー消費量を誇る県なので、鳥取県民はカレーが大好き。そのカレーをどうにかインパクトのある形でお客さんに提供できないかと考えた末の答えがこのピンクカレーだったのです。
写真:岡本 大樹
地図を見るそして、その思いはピンクカレーを生み出しただけではありません。お店の入口にはピンクカレーを始めとする様々なピンク製品が並んでいます。
ピンク醤油、ピンクマヨネーズ、なんとピンクわさびまで。強烈なインパクトのある商品ばかりなので、鳥取土産にプレゼントすれば喜ばれること請け合いです。といっても単にインパクトのためだけでないことは、すでにご理解いただけると思います。
さらにピンクの調味料があれば自宅の食卓で意外な効果も!それは食卓が明るくなるということ。落ち着いた色合いになりがちな和食ですが、このピンク調味料をかけるだけで、料理が華やかになるのです。
もちろんSNS映えという点においてもこれほど強い色はありません。大榎庵のカレーももちろんですが、自宅であるいはお弁当に使って華やかな食事をSNSにアップしてみてはいかがでしょうか。
住所:鳥取県鳥取市大榎町3−3
電話番号:0857−30−4891
営業時間:11:00〜21:00(ピンクカレーはランチタイムのみの提供)
※2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/27更新)
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