写真:M Maririn
地図を見る小田原の北東部に位置する曽我地区にある曽我梅林。ここは小田原の名産である食用梅の栽培が盛んなところです。小田原は昔から食用の梅の栽培がおこなわれてきました。古くは北条氏の時代に兵糧用として、江戸時代になってからは小田原藩主によって栽培が奨励されてさらに盛んになりました。東海道の難所の一つである箱根越えをする旅人から、小田原の梅干しは弁当の防腐剤や健康食品として用いられ、今でも小田原が誇る名産品の一つです。
この曽我梅林では、2月から3月にかけて「小田原梅まつり」が開催されます。曽我梅林は別所・原・中河原の三会場がありますが、なかでも別所会場は食堂や売店のほかに仮設ステージもあり、梅まつり期間中の土・日曜日には様々な催しが行われます。
梅まつり期間中は梅林の中に自由に入れますが、大事に育てている梅の木、枝などを折らないようにお気を付けくださいね。
※平成29年は2月4日(土)から3月5日(日)に開催
提供元:一般社団法人 小田原市観光協会
http://www.odawara-kankou.com/曽我梅林で栽培されているのは主に食用となる「十郎」「杉田」「白加賀」などの品種で、約3万5千本の美しい白梅の花が咲き誇る様子は素晴らしく、梅の花の中を歩くと、春の息吹を体一杯に浴びるような気持になりますよ。
またこの曽我の里は「神奈川の景勝50選」「関東の富士見百景」にも選出されるほど、霊峰富士をはじめ箱根連山・丹沢山系を望み眺めの素晴らしいところです。雄大な山々と梅の花々が一つになった景色は優雅な日本画を見ているようでもあります。
写真:M Maririn
地図を見る曽我梅林では白梅だけでなく、様々な種類の梅も楽しめます。紅梅や枝垂れ梅、花芯が黄緑色の青軸など美しい花を目にする事が出来ますよ。白梅の中に咲く紅梅は一層目に鮮やかに映ります。
写真:M Maririn
地図を見るとても広い曽我梅林、別所会場には梅林案内図があります。曽我別所梅林HPからもダウンロードできるので、地図を片手に歩かれるとよいですよ。道に迷わないようにと、十字路には梅の名前をつけた看板があるので目印にして下さいね。
写真:M Maririn
地図を見る花の種類によって開花の時期に違いがあるので、関連メモの曽我別所梅林のHPで開花状況を確認されるとよいでしょう。
写真:M Maririn
地図を見るお時間のある方は、山の上からも梅林を眺めてみてはいかがでしょう。別所梅林から県道72号線を渡ると曽我山の見晴台に続く道があります。梅や菜の花などが咲く道を歩いていくと、眼下にはまるで白い布を一面に広げた様な梅林の眺めが!見晴らし台までは20分ほどの上り坂ですが、その途中でも景色を楽しめますので、体力と相談して登って下さいね。
写真:M Maririn
地図を見る梅林だけでなく、足柄平野や相模湾、富士山や箱根の山々の雄大な眺めも一緒に楽しむことが出来ますよ。
梅まつりでは期間限定ですが別所梅林や曽我山周辺を回るEVバスが、10時から15時の間1時間おきに運行されます(2017年は2月5日から12日まで・雨天中止)。別所梅林案内所で希望時間のチケットを配布されますが、人数に限りがありますのでご希望の方はお早めに。
写真:M Maririn
地図を見る別所会場ではおでんやそば・うどんなど軽食の販売があります。なかでも紫蘇の葉で香づけをした梅の果肉をのせた「梅の香うどん」(写真・右)は人気の一品!その他にも梅ごはんやおでん、つきたての杵つき餅など、食事メニューもいろいろと用意されています。総合案内所そばの「梅の里食堂」や売店を利用してくださいね。
写真:M Maririn
地図を見る天気が良ければ梅の花の下でのんびりと食事はどうですか。園内の梅の下は飲食が出来ますよ。お弁当の持ち込みもオッケーですし食堂からのテイクアウトも出来ますので、梅の花を見上げながらピクニック気分でのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。総合案内所の傍ではゴザの貸出もしています。
写真:M Maririn
地図を見るお土産を選ぶのも楽しみの一つですよね!梅まつりでは地元の特産品の販売をしています。一番人気は何と言っても曽我の梅干し。小田原のブランド梅「十郎梅」の梅干しは昔ながらの製法で塩だけで漬け込んだもの。果肉が厚く皮が破れやすいので手作業で作られています。そのほかにも梅干しをはじめとして梅みそや梅ジャムなどいろいろな梅製品があるので梅好きの人は見逃せませんね!
写真:M Maririn
地図を見る梅製品の他にも地元産みかんなどの柑橘類や朝採れの新鮮な野菜や浅漬けなどの加工品、地元銘菓などを取り揃えていますのでお好みの物を選んでくださいね。
梅まつり期間中には別所・原・中河原の各会場で様々な催し物も予定されています。ユニークな催しでは、「梅干しの種とばし大会」や「みかんの皮とばし大会」その他にも郷土芸能の「寿獅子舞」や「小田原ちょうちん踊り」、2月11日(土・祝日)には迫力満点の「流鏑馬」など、各種イベントが行われます。
曽我は「曽我物語」の主人公の曽我兄弟の育った地としても知られていて、兄弟のゆかりの品や供養塔が残る「城前寺」や兄弟の母・満江御前のものと伝えられる墓が残っていますので歴史好きの方は散策するのも良いでしょう。
曽我梅林の最寄り駅はJR御殿場線下曽我駅になります。下曽我駅から別所梅林まではバス利用では富士急湘南バス「別所梅林」下車徒歩約2分、徒歩では下曽我駅から約20分です。
JR国府津駅、小田急新松田駅、JR・小田急小田原駅からもバスが出ています。お車をご利用の方は駐車場もありますので会場の係員の誘導に従ってください。詳しくは関連メモの曽我別所梅まつり観光協会HPを参考にして下さいね。
それでは皆さんの旅が思い出深いものになりますように!
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(2024/3/29更新)
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