写真:沢原 馨
地図を見る都立野川公園は東京都調布市の北端部に位置し、一部は小金井市、三鷹市にまたがって広がる広大な公園です。もともとは公園北側に隣接する国際基督教大学のゴルフコースだったところで、園内の広々とした草はらの広場などにその名残を感じることができます。
写真:沢原 馨
地図を見る野川公園の園内には(その名が示すように)野川という川が流れており、公園は野川そのものを構成要素のひとつとして整備されています。長閑な河岸散歩も楽しめる公園なのです。緑に溢れた園内は四季折々に美しい景観を楽しむことができ、特に新緑の季節には多くの来園者を迎えて賑わっています。
そんな野川公園に、春になれば桜が咲き誇ります。広場脇には大きな桜が並んで圧巻の景観を見せ、野川の河岸に咲く桜は風趣に富んだ春景色を見せてくれます。素晴らしい景観です。
写真:沢原 馨
地図を見る公園南東側、「自由広場」が置かれた辺りでは、圧巻の桜景色を見ることができます。何と言っても、桜が大きいのです。樹木としてはそれほどの“巨木”というわけではないのですが、大きく枝を張って咲き誇る姿の大きさがすごい、のです。数多くの桜が辺りを埋め尽くすような景観ではありませんが、一本一本の桜の大きさに圧倒されてしまって、思わず感嘆の声をあげてしまうような景観が楽しめます。
写真:沢原 馨
地図を見る桜の下ではシートを敷いてお花見を楽しむ人たちの姿があります。一般的な“桜の名所”とは違って、“花見を兼ねた春のピクニック”という雰囲気です。お弁当を持ってでかけましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る「自由広場」から北へ歩を進めると、子どもたちの遊具を設置した「わんぱく広場」が設けられています。「わんぱく広場」にも大きな桜が咲いています。
美しい春景色、大人は楽しめても、子どもたちはすぐに飽きてしまって退屈してしまいますね。「わんぱく広場」なら各種の遊具が設置されていますから、お子さん連れの方ならここがお勧めです。遊ぶ子どもたちの様子を見守りながらのお花見が楽しめます。
写真:沢原 馨
地図を見る野川公園の北側のエリア、園内を流れる野川の河岸へも足を延ばしましょう。野川は国分寺市に源を発し、小金井市、調布市、三鷹市、世田谷区などを縫うように流れ、やがて多摩川に注ぐ河川です。野川公園内を流れる区間では、河岸は自然のままの様相で、緑濃い景観を見せています。
写真:沢原 馨
地図を見るその野川河岸を春色に彩って桜が咲き誇ります。 “並木”というほど数は多くはありませんが、大きく育った桜が河岸を染める景色は素晴らしいものです。芽吹いたばかりの柳の新緑とのコントラストも美しく、春の青空の下、晴れやかな気分で散策を楽しむことができますよ。
写真:沢原 馨
地図を見る野川河岸の遊歩道を辿って、野川公園からさらに散策の足を延ばすのもお勧めです。野川を上流側へ進むと、道路を渡り、西武多摩川線の高架をくぐった先に都立武蔵野公園が隣接しています。武蔵野公園ではさまざまな品種の桜を見ることができて楽しいですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る武蔵野公園からさらに上流部へ進むと、野川河岸は見事な枝垂れ桜の並木になっています。その風景も素晴らしいものです。桜の咲く季節、野川の河岸はお勧めの散策コースです。
野川公園も武蔵野公園も、桜の名所として語られることはあまり多くないのですが、“桜の咲く風景”としての味わいは素晴らしいものです。特に野川河岸の春景色や野川公園の広場脇の桜の大木は一見の価値があると言っていいでしょう。
野川公園の桜が見頃になるのは、例年3月下旬から4月上旬、東京都心部よりほんの少し遅れて満開を迎えるようです。家族や友だちグループで、お弁当を持って春の行楽気分で訪ねましょう。素敵な春の休日を過ごすことができますよ。
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(2024/4/27更新)
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