JR仁万駅から徒歩で約10分、島根県大田市仁摩町にあるのが砂の魅力がいっぱい詰まった「仁摩サンドミュージアム」。重なり合った花壇の上には、総ガラス張りの6基のピラミッドが建てられています。
最大のものは高さ21メートル、底辺が17メートル四方あり、その中央には“世界最大”の砂時計が収められています。ここで注意してもらいたいのは、“世界最大級”ではなく“世界最大”という事。つまり、世界で一番大きな砂時計があるのです。
それでは早速、中に入ってみましょう。
鳴り砂の浜“琴ヶ浜”へのアクセスも車で約5分という立地に、1991年(平成3年)にオープンした「仁摩サンドミュージアム」。
中央ホールの上部には、高さ5.2メートル、直径1メートルの“世界最大”の砂時計が設置されています。総ガラス張りのピラミッドと共に見応えのある壮大な姿。落下する砂の重さは、1トン。365日かけて落下する一年計砂時計で、“砂暦(すなごよみ)”と名づけられています。
ちなみに「仁摩サンドミュージアム」の受付の先には、ギネスワールドレコード(ギネス世界記録)の認定証もあります。ぜひ、こちらもチェックしてみて下さい。
では、そもそも“砂”って何でしょうか?
地質学では、0.063ミリメートル〜2ミリメートルまでの大きさの岩石片や鉱物片の総称を意味します。そして、その中で鳴り砂と呼ばれるのは、0.2ミリメートル〜0.6ミリメートル程度の砂で、二酸化珪素(けいそ)からなる鉱物、石英が主流です。摩擦抵抗が高いため、擦れ合う時に音が発生し、鳴り砂と呼ばれます。
また石英はガラス原料となり、そのため「仁摩サンドミュージアム」のピラミッドは総ガラス張りとなっているのです。因みに石英の結晶を、一般的に水晶と呼びます。
世界最大の砂時計の下には、模型や実際の砂が展示され、分かりやすく紹介しています。
「仁摩サンドミュージアム」の中央ホールでは、スタッフの方による解説も行われているので、非常にオススメです。また決まった時間に、回転を始める砂のオブジェもあります。
こちらは、「砂の記憶」と呼ばれるもの。上部で三角形を作っていた砂が回転により、崩れて下に落ち、下部に溜まっていた砂が、回転により上に運ばれ、再び三角形を作り出していく作品。
何故か落ち着く気分となり、ずっと眺めてしまうオブジェです。
「仁摩サンドミュージアム」には別館として、砂時計やガラス製品のショップがあり、ガラス工芸体験もできる“ふれあい交流館”があります。
こちらが2階のミュージアム・ショップ。手作りによる各種の砂時計やガラス細工、おしゃれなグラスなども販売しています。地元のお菓子屋さんと提携・作製しているオリジナルクッキーもありますので、大切な方やご家族への旅のお土産、またはプレゼントとして購入してみてはいかがでしょうか。
先述の通り、鳴り砂は石英が主流となっています。そして、石英はガラス原料となるのです。そのため“ふれあい交流館”1階にはガラス工芸体験のコーナーが設置されています。
カッターを使ってコップや小物入れを作る“サンドブラスト”、ガスバーナーを使ってアクセサリーを作る“バーナーワーク”、砂を使ってオリジナルキャンドルを作る“クリアキャンドル”などを楽しめます。友人や家族と一緒に、旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
利用料金等の詳しい情報は下部関連MEMOにあります公式サイトへのリンクからご確認下さい。
また1階の壁には、チェコの伝統工芸であるボヘミアガラスの展示コーナーもあります。歴史に培われた高度な技と煌めく輝きをぜひとも堪能してみて下さいね。
「仁摩サンドミュージアム」と鳴り砂の浜“琴ヶ浜”の二つのスポットを併せて巡るのが特にオススメ。“琴ヶ浜”には、その名称の由来となる琴姫伝説も残っているので、そちらもぜひチェックしてみて下さい。
以上、世界最大の砂時計があり、砂の魅力がいっぱいの島根県大田市仁摩町にある「仁摩サンドミュージアム」のご紹介でした。
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(2024/4/20更新)
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