800段の階段を上ってお参りしよう、滋賀「立木観音」!

800段の階段を上ってお参りしよう、滋賀「立木観音」!

更新日:2017/01/22 14:31

滋賀県大津市にある「立木観音」は、弘法大師が42才の大厄の年に人々の厄難・厄病を祓うため立木に聖観世音菩薩を刻み、堂を建てたとされている、厄除けに霊験あらたかなお寺です。
新西国三十三箇所の20番目にあたるお寺で、関西のみならず、関東などの遠方からも参拝にくる人も多い「立木観音」について、ご紹介していきます。

立木観音へのアクセス

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立木観音は駅から結構離れているので、車で行くのが一番便利です。
ただ、1月は初詣や厄除けの参拝客でごった返しており、駐車場がなかなか停められないことも。そんな時には徒歩10分ほど離れた場所に臨時の第1駐車場や第2駐車場が設けられていますので、そちらに停めるのがおすすめです。
電車で行く場合は、JR東海道本線石山駅から京阪バス「大石行き」に乗り「立木観音前」で下車すると、立木観音への石段前に降りることができます。

お参り前の一仕事!800余段の階段を上ろう!

お参り前の一仕事!800余段の階段を上ろう!
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立木観音は厄除けでも有名ですが、実は本堂にたどりつくまでのこの長ーい石段もとても有名です。
なんと約800段もあり、お参りするまでにちょっとしたハイキング気分が味わえます。
山の中のひんやりとした緑の空気を楽しみながら、無理せずゆっくり上りましょう。
途中、道が悪くなっているところもありますので、歩きやすい靴がおすすめです。
日ごろ運動していない方は、次の日は筋肉痛になってしまう覚悟が必要ですよ。

お参り前の一仕事!800余段の階段を上ろう!
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この鳥居が見えてきたらもう少しで本堂です。あと少しだけ頑張りましょう!

まずは本堂からお参り。厄除けの鐘、奥之院も忘れずに。

まずは本堂からお参り。厄除けの鐘、奥之院も忘れずに。
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階段を上り終えたら、すぐに本堂がありますが、まずは手水場で手と口を清めるのを忘れずに。本堂は向かって左が観音堂正面、右側が厄除け祈願や御朱印などの受付になっています。
立木観音の厄除け祈願は、自分が祈祷をしてもらうのではなく、氏名等を記載した護符を祈祷してもらい、後日、自宅に返送されるようになっていますので、あまり時間のない方でも長時間待つ必要はありません。
なお、立木観音は神社ではなくお寺ですのでお参りの際は、「柏手」は必要ありません。静かに手を合わせてお辞儀をすればよいそうです。心を込めてお参りしてくださいね。

まずは本堂からお参り。厄除けの鐘、奥之院も忘れずに。
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本堂の裏には厄除けの鐘がありますので、こちらも忘れずに。厄除けを祈って一突き、鐘を突きましょう。

まずは本堂からお参り。厄除けの鐘、奥之院も忘れずに。
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厄除けの鐘からもう少しだけ階段を上ると奥の院です。こちらには立木山をお護りしている道了権現大菩薩が祀られています。目立たないので見逃してしまいがちですが、忘れずにこちらもお参りしてくださいね。

最後はお茶所で柚子湯やこぶ茶がいただけます!

最後はお茶所で柚子湯やこぶ茶がいただけます!
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お参りや祈祷が終わったら、お茶所で無料の柚子湯やこぶ茶がいただけるようになっています。
階段を上るのに疲れた体にほんのり甘くてあったかい柚子湯がじんわり染み渡り、とってもありがたいです。
ここでゆっくり休憩して、一息ついたら、帰りの階段の体力も回復しそうですね。
もちろん境内から出るときも、一礼を忘れないようにご注意くださいね。

いかがでしたか?

約800段もの階段を上ってまでもお参りしたい人がひっきりなしに訪れる立木観音。まだ初詣や厄除を済ませていない方、この機会にぜひ一度、滋賀の「立木さん」にお参りしてみてくださいね。
なお、厄除けは立春までに済ませるのが良いと言われることが多いですが、あまり時期は気にせず、常日頃からお参りするほうが良いそうです。
参拝時間は、平日と土日で異なりますので事前によく確認してお出かけください。

参拝時間
平日:午前9時〜午後4時半
土曜日:午前8時半〜午後4時半
日・祝日:午前8時〜午後4時半

なお、近くには叶匠寿庵の和菓子が作られている「寿長生の郷」(すないのさと)がありますので、お参り帰りに立ち寄って、お茶をしたり、お食事をしたりもおすすめですよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/22−2017/01/22 訪問

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